子どもと関わる人へ✿子どもが言うことをきかない理由②✿
昨日からの続きの考察です。
パート①を読んでいない方は先にこちらから目を通していただければと思います。
子どもを上から目線で見ている人の言うことは、子どもはスルーするよになるという話でした。
2つ目のパターンは、「尊重する方向性を間違えているケース」
具体的にどういうことを指すかというと、例えば
・子どもってなんてかわいいんでしょう!こんな子たちに私は叱ったりすることなんてできない! という価値観の人。
・子どもとオセロをしたとする。子どもに勝っては大人げないと思い、わざと負けてあげた。
・ドッジボールに入ったとしたら、当てたらかわいそうだから当てないように手を抜いた。投げられたときには当たってあげた。
などの行動を繰り返している人。
一見、子どものことを思いやって行動しているように見えます。
が、この方たちは、しっかりとした信頼関係を構築することはできません。
子どもから「都合の良い大人」として利用されるようになるでしょう。
なぜなら、子どもからしたら自分が望んでいなくてもなぜか自分を持ち上げてくれるんですから。
いずれは、なんでも味方になってくれる「都合の良い」大人として利用されるか、本気で向かい合ってくれないと思った子は離れていくかのどちらかでしょう。
ここでいう「味方になる」というのは信頼関係が基盤にあるのではありません。「子どもの成長を奪う間違った安心感」を与えているだけです。
子どもが間違ったことをしてしまいそれに気づいたとき、本来ならそ自分を省みて成長するチャンスになります。
しかしこのような大人がいると、子どもはその人を自分を正当化するために使います。「あなたは僕(私)は間違ってないって言ってくれるよね?」というスタンスで来られてしまうのです。
それでもあなたは悪くないよ、間違っていないよと答えるのでしょうか。。?それで、その子のためになっていると言えるのでしょうか?
もし否定しようものなら、「裏切り者」というレッテルを張られるでしょう。
それは当然、信頼とは真逆の感情です。
すべて肯定することが味方をすることではありません。
「本気で自分と向かい合ってくれる人。」これが、信頼の基盤です。
言っていることが正しいかどうかよりも、自分を信じてくれているかどうか、見てくれているかどうか、が大事です。この基盤があるからこそ、本当に信誤ったことをしてそれを否定されても受け入れてもらえるのです。
僕はこのような「都合の良い大人」になってしまう振る舞いを
「下から目線で接する」と呼んでいます。
子どもを特別扱いして持ち上げる。見上げる姿勢だからです。
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まとめ
大人であろうが子どもであろうが、心を持った1人の人間であることに変わりはなく、上も下もありません。
見下ろすのでもなく、変にこびへつらうのでもなく、僕たちは対等であり、ともに成長していくのです。
僕たち大人がやるべきことは
・間違えたり、約束が守れなかったら子どもにしっかりと謝る
(できない約束はしない)
・子どもであっても、遊び中のズルや不正は許さない
・子どもであれ人として間違っていることは、はっきりと伝える
(叱る必要はない)
・そしてなにより、一緒に遊ぶときは本気で遊ぶ!!
「遊んであげる」のではありません。子どもの興味関心にのめり込み、彼らの作る世界にワープして本気で楽しむことです。
この姿勢があれば、必ず心を開いてくれます。頑張りましょう!!
ちなみにゲームでわざと負けてあげるなんてことしなくても、いずれこちらがどうやっても勝てなくなります(笑)
学童のことを知っている人も知らない人も、その奥の深さを知ってほしいという目的から、2日間に分けて僕の考えを綴ってきました。
皆さんの考える保育感や、この記事を読んでみての感想などありましたら、今後のアウトプットの参考にしますのでぜひコメントをお願いいたします。
反対意見でも大歓迎です!!
✿最後まで読んでいただきありがとうございました✿
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