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ファストフード=ジャンクフードとは言わせない!リトアニアの若き起業家がオーガニックスムージーを作ったワケ。

ファストフードは妥協ですか?

「ファストフード」という言葉の響きからは、どうしても”忙しい合間を縫って、片手間で空腹を満たす(もしくは最低限ガス欠を防ぐ)ために摂取する妥協した食事“というイメージが根強いと感じます。

極論を言うと、頭を働かせるのに取り急ぎ必要な糖分やエネルギーを確保するために、補助的に摂るものであって、身体に良いとか美味しいとか、そんなことは二の次になっている気もしますが、皆さんのイメージはどうでしょうか?
(なお、うちの息子はマク○ナルドが大好きだし、私も大変お世話になっています!!)

忙しいビジネスパーソンにこそ飲んでほしい

以前の記事で、リトアニアは今とても勢いがあり、若くて優秀な人材が豊富であることやスタートアップ企業が多く誕生していることを書きました。
つまり、仕事が忙しくて、ゆっくり食事している時間が取れない人がいっぱいいるんです。

今回ご紹介するスムージーの開発者も、幼い頃からビジネスに興味を持ち、昼夜問わず夢中で働いてきた若き起業家2人。

共同創業者のルーカスとカロリス。白シャツの似合う爽やかな若者!

学生の頃から、起業家アワードやビジネスコンテストで度々受賞してきたルーカスとカロリス。様々なビジネスアイデアを形にするため、文字通り寝食を忘れるほど仕事に没頭する日々を送っていました。

忙殺される毎日の中で、ふとカロリスは忙しいスタートアッパーたちにこそ、正しい栄養と食事が不可欠であると思い至ります。
忙しいことと、正しい食事を摂らないことは全くの別問題。リトアニア人だろうが日本人だろうが、「体が資本」。これ、全人類共通ですね。

そこで同じ価値観を持っていた友人のルーカスを誘い、忙しいスタートアッパーたちを応援すべく、手軽だけど適正な栄養を摂取できる健康食品の開発に着手します。

最初は自分たちでレシピ作りに取り組みますが、なかなか納得のいくものができない・・・。カウナス工科大学の研究者や栄養士の力を借りながら、栄養価や味、腹持ちなどのベストな配合や実用性の高いパッケージを追い求めること2年以上。
そうしてようやく生まれたのが、Startuper's smoothies(スタートアッパーズ スムージー)なのです!

なんとも頭が冴えそうなパッケージデザイン!

栄養士や科学者とともに開発されたレシピだけあって、栄養価は文句なし!ビタミンやミネラルを豊富に含むマンゴーやキウイなどのフルーツに加え、チアシードやパンプキンシードのおかげで腹持ちも満点。砂糖や保存料、合成色素といった添加物は一切不使用で、EUオーガニック認証(日本で言う有機JAS規格みたいなもの)を受けた完全オーガニック・スムージーです。

ミール・リプレイスメントという考え方

日本ではスムージーというと“飲み物“に近い感覚かもしれませんが、このスムージーはあくまで“食べ物“として開発されています。

身体作りに関心の高い方は聞いたことがある言葉だと思いますが、ヨーロッパでは「ミール・リプレイスメント」(=食事の代用品)というものが広く知られているそう。ざっくり言うとプロテインにビタミンやミネラルといった栄養素を加えて、食事の代替として摂取するものを指します。

Startuper's smoothiesは、特に栄養価の高い植物性タンパク質であるオーツプロテインやマグネシウム、フルーツに入っている果糖や食物繊維といった栄養素を効率的にエネルギーに変えてくれる、れっきとした「食事」なんです!

噛むことの重要性

もうひとつ、“食べ物“と自称する理由は、噛むことを重視している点。
ビジネスパーソンをコアターゲットとするからには、身体のみならず、脳への効果も大切なポイントです。

チアシードやパンプキンシードのおかげで腹持ちがいいとお伝えしましたが、それだけではなく、「しっかりと噛んで摂取する」という狙いもあったのです!

噛むことの大切さは調べればたくさん出てきますが、一例として挙げると・・・

1.胃腸の働きを促進する
よく噛むことで唾液中の消化酵素がしっかりと分泌され、胃腸への負担が軽減される。=身体が食物を消化する準備ができる。
2.脳の働きを活発にする
噛むことで脳内の血流が増え、脳が活性化。→脳が活性化すると集中力がアップ、リラックス、ストレスの軽減といった効果があるそう。

確かに大舞台で活躍するスポーツ選手もガムを噛んでいるし、赤ちゃんも気になったものはまず口に入れてみたりしますよね。
口や歯から得る情報というのは、普段あまり自覚していませんがとっても大切なのかもしれません。

Startuper's smoothiesと言うからには、脳への働きも考えられていた・・・!

伝えたいのは味ではなくイメージ

各フレーバーのネーミングもとってもユニーク。普通だったら「いちご味」とか「チョコバナナ風味」と味を表現することが多いですが、彼らのスムージーでは、摂取後のパワーアップしたイメージを伝えています。

【CEO's Favourite(CEOのお気に入り)】
〜勝ち組のためのトロピカルレシピ〜
マンゴーやパッションフルーツなどトロピカルフルーツのパワーでタフな身体づくりをサポートします。スタートアップではCEO自らが先陣を切ってバリバリ動きますもんね!

【Hockey Stick(ホッケースティック)】
〜フレッシュベリーのパワーであなたの運気を劇的に変える!〜
こちらはベリー味。なだらかな成長の後、急激に上昇する折れ線グラフを、その形に見立てて「ホッケースティック」と呼ぶそうです。知らなかった・・・。

【Python Coder(パイソンコーダー)】
〜はらぺこプログラマーにほうれん草の力を〜
ポパイでもお馴染みのほうれん草入り。Pythonとは人工知能にも使われ、膨大なデータを迅速に処理することができる高度なプログラム言語のこと。腕力だけではなく、プログラマーにも、という切り口が現代らしいですね〜。

【Unicorn(ユニコーン)】
〜最初の10億円を生み出すチョコレート習慣〜
ユニコーン企業とは「設立から10年以内」「企業評価額が10億ドル以上」「非上場企業」「テクノロジー企業」の4つの条件を満たす一握りのスタートアップ企業のこと。フルーツとカカオの力でパフォーマンスをサポートしてくれます!

利益だけではなく、社会のために

スムージーというと、健康意識の強い女性やアスリートをイメージしがちですが、Startuper's smoothiesはビジネスパーソンはもちろん、子どもや高齢者、術後の回復にもおすすめなんだとか。

その高い栄養価や革新的な技術が評価され、Startuper's smoothiesはリトアニアのイノベーション政策に責任を持つ政府機関MITA(リトアニア科学技術革新機構)がスポンサーになっています!

今もカロリスや彼らのチームは、新しいフレーバーやさらなる機能性健康食品を開発し、人々の健康に貢献しようと挑戦を続けています。彼らにとってビジネスとは、利益を上げるだけではなく、社会と幸福をシェアしていくこと。この先義後利の考え方は、日本人にも共感するところがあるのではないでしょうか。

商品や彼らの姿勢を通じて、リトアニアの先進的な側面も感じていただけていたら嬉しいです。日本での発売はもう少し先になりますが、どうぞご期待ください!

ご紹介した商品やFullCircleに興味をお持ちの方はお気軽に下記までご連絡ください。
info@fullcircle.jp
※法人の方に限らせていただきますのでご了承ください。

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