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パズルと言葉ー発達障害の自尊心

おはこんばんにちは。今回は前回の予告通り自尊心を中心に取り上げます。初めて目次を設定しまた、論調で書く試みをするので違和感あるかと思いますが宜しくお願い致します。


自尊心。人間誰しもが持ち、生きていくには欠かせないものである。愛情、試練、自主性、忍耐etc...違うパズルピースが合わさって作品が完成するのと同じく人間もまたこれらの事象から組み合わせて形成する。大多数はパズルがマッチしてるからこそ日常をそつなく送ることが出来る。歪みがないからハマるのである。ところが発達障害、特にプライドが高い人はなかなか形成できない。いったい何が起きてるのだろうか。見える化に焦点を絞って考える



自尊心というパズル

主な要因は歪みだ。自分と他人との比較。成績がメインとなる。最初に直面するのが通知書だ。出来ることが1~5ないし10に評価される。それだけでない客観的に性格や特性が記すことも含まれる。ピースは成長するごとに評価が違う形が現れ、増えていき、自ら考え、はめていくことでやがて一つの作品として自尊心が完成する。年齢ごとに変わるピースをじっくり見ることが出来ることを意味している。ところが、発達障害の場合一部のピースが何年経過しても変わらないのだ。どうなるか。ピースがはまらず不完全のまま自尊心が完成する。はまるピースを探しに動き回り、他とは違うのにもがき苦しみ逃避の為に完成したピースの一部にスポットを当てて惚れ込んでしまう。動き回れない場合、パズルを無理矢理変形させて組み込ませる。一部変形や欠けたパズルは脆い。わずかな衝撃や消耗によりポロポロと崩れていく。やがてこう思う「どうして他が完璧なのに完成できないのだ」そう、この瞬間障壁となるプライドが完成してしまう。



言葉にある変化とリアル

では適切な自尊心を作るために支援者含め周りの人はどうすればいいのか。それは作る過程で中身を「変える」ということだ。何を変えるのか。単一的な接し方ー言葉を変える。変化。難しく聞こえがちなこの言葉。実際はシンプルである。評価するときに毎度一言工夫すればいい。それだけである。さらにもう一工夫。前向きに捉えること一言を加える。これだけで自己肯定感が向上し、適切な自尊心を生み出すことが出来る。要は褒められたり、前向きに考える機会を奪われていただけなのである。実際私もコンプレックスを持ち唯一の拠り所に合格先や点数といった「無味」なものしかなかった。だが、言葉の変化を与えられることにより自分は自分でいいのだ、こんな自分でもアリだなと思えてきてる。言葉の変化は大きいエネルギーを要するときがあるが同時に大きな進歩を得ることができるツールなのだ。発達障害で苦しんでる人々が求めているものは単一的なサポートではなく言葉という生の感覚と味なのかもしれない。これでパズルが整うなんて魔法のようである。でも知ってほしい。誰にでも使える身近な魔法であることを。





































































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