①自己紹介(起業理由)

皆様、初めまして。
埼玉県で介護美容看護師をしています。米谷友里と申します。
介護美容と聞いて、なんだろうと思った方次回の投稿で介護美容について書きますのでぜひ目を通して頂けますと幸いです。

私がなぜ企業しようと考えたかというと
大好きな祖母の入院での出来事です。
癌の診断を受け、手術になりました。
年相応の物忘れはあったものの、認知症という診断が出るほどではありませんでした。
入院によって、手術によって人が変わったように認知症を発症しました。

自分で自分のことができない祖母
孫の名前を言えなくなったあの日

それまで認知症の人ってかわいいな素直で
なんて思っていた自分には、まさかの出来事でした。
身内が認知症になるとこんなにも大変なんだと実感しました。

手術の傷が大きく開いたまま帰ってきた祖母
食事は自分で食べられなくなり、家族の同意もなく行われた腸ろう（腸に直接チューブを入れて栄養を注入します）の管理を任された私。
看護師という仕事をしていてもパニックになりました。

それでもてんやわんやと過ぎていく日常。

介護はとても孤独で社会から取り残されたような感覚。
介護しても介護しても褒められることはない。
医者から言われる言葉は、「血糖が高いからインシュリンはやめられないね。」
そんな無責任にも感じる言葉だけ。
傷も少しずついいですね。
それだけ．．．

私を癒してくれる場所はどこにもありませんでした。

そんな時、ふと目に止まったのが使いかけのポリッシュ。
ネイル好きだったなと思い、久しぶりに自分の手に
キラキラとした指先、久しぶりのおしゃれ。
それをぼーっと眺める祖母
それならと、祖母の手にもネイルを施しました。

いつぶりだろう祖母の笑顔。
買い物から帰ると、眉毛をメイクしていました。

「おばあちゃん、きれいだよ。」
私は涙をこられるのに必死でした。

そこからの回復はどんどんすすみました。
「おばあちゃん元気になったら、みんなに恩返しするからね。」
と、諦めていたことが嘘のように。

それから定期的に美容施術を祖母に施すようになりました。
最近は暗い服よりもピンクや赤や白を着るように。

美容は生きる力を高めてくれもの
そう感じました。

だから、私は看護師としての会社勤めを辞めて
介護美容を広める活動をしてます。

一人でも多くの方に笑ってほしい
それが私の願いです。