見出し画像

ゴールデンカムイ聖地巡礼~鯉登少尉編~

『ゴールデンカムイ』にハマり、鯉登少尉の軌跡をたどるため、北海道の函館、さらに愛知と鹿児島まで巡った記録です。20巻までの内容に触れ、参照のためにコマ引用もしています。主に2020年に訪れたときの記録で、最終章を震えながら読んでいるころに書きました。

これまでの聖地巡礼はこちら。


鯉登少尉に魅せられて

「尾形しか見えない」「尾形しか勝たん」「なんでこんなに好きなんだ」「どうしよう、20年ぶりの二次元へのガチ恋」……と悶絶していた私ですが、樺太編以降、どうにもこうにも鯉登少尉が気になる。

登場時から若くてキレ者のイケメンが参入してきたな…とは思っていたのですが、ただの元気のいい奇人かと思いきや、樺太編に入ってからはバキバキの肉体を見せつけてきたり、投げ接吻で魅了してきたりして無視できない存在に。

それに加えて、ボンボンゆえのピュアで可愛いギャップもありつつ、「もぉ~そんなに月島を困らしちゃダメよ?」と目を細めて見守っていたら、後半でめちゃくちゃかっこいい見せ所があって、樺太から戻ってくる頃には「鯉登音之進=光」「光それすなわち鯉登音之進」という方程式が完成していました。

え、完成していましたよね!?

そんなわけで鯉登少尉のことも好きになってしまいました。

好きになると聖地巡礼をしたくなる。これは中2の頃からの性(サガ)です。というわけで、北海道だけにとどまらず、愛知と鹿児島まで足を伸ばし、鯉登少尉ゆかりの地を巡ってきたのでご紹介します!

まずは明治村で実家にご挨拶

西郷從道邸

20巻に登場した鯉登少尉の実家。場所は函館でしたが、建物のモデルは愛知県の明治村にあります。

愛知県犬山市 博物館明治村 西郷從道邸
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,144p,2019年

ちなみに中もこの通りです。

野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,145p,2019年

ちゃっかり、ママの位置をとらせてもらいました。

明治村の鯉登少尉スポットはほかにも……

東松山家住宅

稲妻夫婦とバトルした建物!

東松山家住宅

油まみれの鯉登少尉のお尻が迫ってくる図を思い浮かべながら……
(通常は1階だけの公開で、ガイドツアーがある時は上も見学できるらしい)

油屋さん


芝居小屋

もうひとつ!鯉登少尉が映画上映のためにお金を出して貸し切りにした芝居小屋のモデルもこちららしいです。

ARスタンプラリーでゲットしたミニ鯉登

ちなみに訪れたのは、『ゴールデンカムイ』と明治村がコラボした謎解きイベントをやっていた時。

1回では解ききれずに2回行きました。

1回目は京都から電車で三重に行って、そこから車で行ったのですが、犬山の市街地から明治村までが山道すぎて「ほんまにこの先にあるんか!?」と半泣きで運転しました。札幌から夕張までスタンプラリー目当てでレンタカーで行った時も思いましたけど、免許持っててよかったね。

まぁ、明治村は電車とバスでも行けるんですけどね!2回目は公共交通機関で行きました。

名鉄の電車かわいいね♪

明治村は、入口までの山っぷりに反して、中はいい感じのレジャースポットでした。レトロな建物がたくさんあって、同行した非オタク後輩も楽しんでいたので、オタクじゃない人に付き合わせても大丈夫な場所みたいです。

<帝国ホテル 中央玄関>

とはいえ、めちゃくちゃ聖地スポット多いし(しかも行ったあとにも増えた)大はしゃぎ間違いなしなのでお気をつけて~。

絶対に外せない!函館の聖地

「五稜郭です!」って言われた時に、「あ!私も五稜郭に行かないと!」って思いましたよね。

鯉登平次パパみたいに「オトノシンーーー!!」つって。

五稜郭タワー・五稜郭跡

五稜郭タワーからの五稜郭跡
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,166p,2019年

五稜郭という場所は有名だし、この独特の形もよく知ってるわけですが、ババーンと眼下に見た時にめっちゃ感動しました!本当に!マジでこの形やん!!って。漫画みたい!

あと、リアル土方さんの聖地ですよね。

土方歳三像。記念館も行きました。

ほかの方の聖地巡礼ブログをチェックしながら、作画されているのはこのあたりかな?とウロウロ。

そして次はこちら!

ロシア領事館

鯉登少尉がアレされていた、ロシア領事館です。

旧ロシア領事館
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,150p,2019年

この建物の前の坂!この斜面と、そこから見える風景は、ここに立ったものだけが体感できるなぁと思いました。この坂道を爆走するのは、なかなかのもんですよ!

海も見える

オトノシンーーーーー!!!!!

幼い鯉登少年を追って鹿児島へ

私学校跡と銃弾跡

薩摩隼人っていい響きですよね~。

薩摩出身キャラを好きになったら、もちろん鹿児島への興味も湧くじゃないですか。でもまぁ、実際にシーンとしては出てないしなぁ~って思っていたけど、出てきたじゃないですか、そりゃ行くしかないじゃないですか。

まずはこちら!
鯉登少年が飛び出してくる学校の門!
(……と、言われていたけど、モデルは別の場所らしい……!!けど、せっかくなのでご覧ください)

私学校跡


野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,123p,2019年

同じポーズで撮影できてご満悦。

そして、月寒あんぱんの人とぶつかる角!の壁!

むこうに見えるのは鹿児島城(鶴丸城)島津家の家紋が見えて、これもオタク的にテンション上がる
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,124p,2019年

それにしても、聖地を特定してくれる人ってすごいですね。感謝です。

この壁の穴ぼこは、西南戦争の銃弾跡。

鹿児島に到着して一目散にこの壁へ。

対岸からの横断歩道を渡りながら「あれ!あの壁だよ!!」と、壁にテンション上がる私に向かって、同行した後輩は

「先輩、あの壁を見に鹿児島まで来たんですか」と呟いていました。

そうだよ!!!

そして、少し移動して西郷隆盛さんのお墓がある、南州墓地へ。

南州墓地

このシーンのところですよ~!!!

南州墓地
逆アングル
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,139p,2019年

これはテンションあがるッ!!!!

月寒あんぱんを食べるポーズ
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,134p,2019年

はい、私も鯉登少尉と並ばせていただきました。

そして鳥居から少し移動して、桜島をバックに月寒あんぱんを差し出す場所へ。

鯉登少尉アクスタ大活躍
野田サトル『ゴールデンカムイ』20巻,132p,2019年

この場所は結構ウロウロして探したんだけど、鳥居からちょっと離れた公園っぽい広場かな?と。

「くぅ~!!!月寒あんぱんを持ってくればよかった~!!!!」と後悔したので、再現写真を撮りたい方は是非ご準備を。

ちなみに南州墓地に行くと、ボランティアのガイドさんがいて説明が聞けますよ。リアル鹿児島弁が聞けるのも嬉しい。

しかも!私たちが行った時に敷地内で自顕流の稽古をしている方がいました……!!!

どこからか「キエェェェェェェ!!!!」って聞こえてきて、マジで幻聴かと思った……!!!横木をバシバシ打ってました(ガイドの方が「ジゲンリュウ」と言っていたので、おそらくですが…)。

鹿児島へは「どこでもドアきっぷ」という、西日本~九州の新幹線乗り放題の切符を利用しました。

3日間でいろいろ移動したので、鹿児島の滞在時間は6時間という弾丸行程。

6時間の内訳は、昼食のとんかつに1時間、白くまアイスに30分、あとはアニメイトと聖地巡礼に割かれました。

そうだ!アニメイト!!!

この時、各キャラゆかりの地のアニメイトに、等身大パネルが設置されていたんですよね(今もあるのかな?)

これも嬉しかったなぁ。

鹿児島のアニメイトは天文館という街中エリアにあって、アクセス良好でした。

この日はもともと「壁→南州墓地→アニメイト」というコースを予定していたのですが、一旦アニメイトのある街中まで戻ったところで南州墓地で撮影した写真がブレていることに気づきまして……

南州墓地、もう1回行きました。

6時間の間に、南州墓地往復してる。

同行後輩、本当にゴメン!ありがとう!

ちなみに、この後輩は『ユーリ!!on ICE』のオタクで、乗り放題切符で鹿児島のあとに目指したのはユーリの聖地である佐賀県唐津市でした。これはまた別のお話……。

ちゃんと尾形のことも好きだよ

というわけで、まだまとめきれていない『ゴールデンカムイ』の聖地巡礼記録あるので、また書きますね!

いただいたサポートでギターを買います!