就活生向け:就活はいつ始めるべき?今は何をすべき?

どうも覆面です。今回は就職活動についてです。
就活生、つまり大学3年生や大学院1年生、高専4年生や高校3年生などの方を対象にしています。
8月を前にした大学3年生を思い浮かべると…「テストも終わって楽しい夏休み!」という時期でもあると思いますが、目前に迫った就活に何をしたら良いのかモヤモヤしている頃でもあると思います。
そんな就活生の、「いったい就活っていつ何をすれば良いんだろう?」「今はなにをすべきなの?」といった疑問を今回は解決していきます。

結論としては「今(8月頃)は自己分析をすべき」時期です。
就活スケジュールは逆算して考えるのが重要なため一つ一つ追っていきます。
※ちなみに応募の開始時期は年によって変わったりしますが、今回は「3月に応募開始」ということにしましょう。
その年によって変化すると思いますが、「4月が応募開始」という年になったとしたら1か月ずらして見て頂ければと思います。

3月に応募=エントリーシート提出を軸に「ゴール(合格・内定)」からを逆算して考えると以下のようなスケジュールになります。

<a>4月~5月:内定!

から順に追っていきます。
まず3月に応募をしたとすると、早くて4月には内定が出始めます。
各社面接回数は異なりますし、間にSPI等の筆記試験を挟む企業もあれば、面接もオンラインだったり、最終面接は対面だったり、など細かな選考方法は各社によりけりです。
ただ「4月、遅くて5月中に内定が出た方が良い、ここで内定が出るように全力で動くべき」ということは口を酸っぱく言っておきます。
もちろん企業によっては最短でも6月以降の内定になるスケジュールの企業もあるでしょうし、5月中に内定が出なかったからといって「もうだめだ。。」と悲観する必要はありません。
たとえ「第一陣」と言える第一志望群の企業に落ちてしまっても「第二陣」として切り替えて応募すればまだまだ良い企業に合格できる可能性はあります。

いずれにしても

<b>3月~4月:応募~筆記試験~面接(数回)

の3月の第一陣応募企業には全力でぶつかり、ダメだったとしても第二陣応募の際にはリスタートダッシュを切れる(既に対策を仕切っている)状態で挑むべきということです。

これは、詳細は省きますがあくまで一般的に「良い企業・人気企業ほど早い段階でクローズしてしまう」ためです。
5月末になって「この企業に行きたい!」となっても、もう今期の応募は終わってしまっていた…では泣くに泣けませんよね。

ですから

<c>3月:いざ応募応募開始!

をする前から「自分の行きたい企業の正式な応募時期はいつだろう?応募出来るようになったら我先に応募するぞ!」というアンテナを立てることが重要とも言えます。
ちなみに3月に応募開始だからといって「3月からエントリーシートを書き始めるなんてもってのほか」です。
このエントリーシート、覆面が就活生の方々をサポートしていて痛感するところですが、「文字数制限が超絶厄介」です。
書くことが決まっていても中々各社の文字数制限に合わせて記載をするのは骨が折れますし、応募となってから書き始めては十分な内容で応募することは出来ません。
この添削だけで何十時間かかることか…というのを覆面すら実感するので、就活生が一人でやろうとしたら1か月は見ておいた方が良いと思います。

<d>2月:エントリーシート対策

が重要ということです。
2月中には各社の文字数制限に対応できるように、例えば「研究内容」「学生時代に頑張ってきたこと」などを100文字、200文字、300文字、500文字などのパターンに分けて準備しておくのです。
とはいえ、この「学生時代に頑張ってきたこと」、いきなり書こうと思っても書けたものではないですよね。

そのため

<e>1月から2月中:「エントリーシート用」自己分析

があるということです。
この「エントリーシート用」というのが重要で、あくまでこの時期にやるべきなのはエントリーシートを書くための回答準備です。
質問内容は似たようなものが多いですし各対策本などを見れば事例はたくさんあるので分かるでしょうが、「1個1個の回答を単発で準備しても合格は難しい」です。
「面接を想定した記載」さらには「自分のアピールをしつつ一貫した流れ」をイメージして書く必要があります。
細かなテクニックは今回の記事では省略しますが、そのためにも「本当に自分が何をやりたいか」「どんな仕事や企業が合っているか」の自己分析は1月よりも前から始めなければいけないということです。

ということは

<f>~12月まで:実際に受ける企業選定

の企業選定をする上でも大切な

<g>8月から11月頃まで:自己分析&企業調査

を今この8月を目前とした時期には行う必要がある、という話に着地します。
この自己分析と企業調査、企業選定はセットと言えます。

企業選定について補足するならば、インターンや説明会に出席していなければそもそも応募が出来ない、という企業もあります。
インターンと言っても1日見学に行くだけのものや、実質説明会のようなものに参加すれば良いもの等も多々あります。
この8月から12月までの時期、気になる企業については調べるだけでなく、参加出来るならばインターンにも参加しておいた方が「そもそも受けられないリスク」を減らせますし、最終的に「受けたい企業かどうか」の選定材料にもなります。
また何より就活生皆さんがエントリーシートや面接時に聞かれて困る「志望動機」の材料を作ることが出来ることでしょう。

ただ、そもそもまだ仕事というものを経験したことの無い就活生が企業を調査するにも限界があると思います。
ですから自己分析です。
自分がどんなことをやりたいのか、何が向いているのか、将来何をやりたいのか、などなど、この8月からの時期にじっくりと考えながら「そういう仕事をやれるのはこういう業界が良いのかもしれない、こういう企業が良いのかな?」というのを決めていく時期がまさにこの8月からの数か月ということです。

ちなみにそもそもどの企業が良いのか、というのは人により異なります。
が、転職エージェントも経験している覆面だからこそ、本当に、切に思うのが、「この1社目の選定を間違えていて無駄な転職をしている」方が多いということです。
2つ事例を出します。

「自分は技術が好きで開発がやりたい!」という方の例
自己分析の結果このような結果になった方が、「自分に向いているのはSIerだ、開発をするならSIerだ!」という結果に至り、超大手SIerに入ったらどうなるでしょう?(※あくまで例として社名を出すと)NTTデータなどに入ったらどういうキャリアになるでしょう?
※SIerというのが分からない場合にはまず調べてみてください。
「商流」「立ち位置」は非常に重要なので、また別途詳細な記事を書きますが、NTTデータは「一次請け、プライムSIer」と呼ばれる企業です。

NTTデータに入社出来たとしたら、もちろん二次請けSIerなどに入るよりも年収なども良く、人によっては技術も出来ることでしょうが、良くて1割です。
入社して3年後には、9割以上の方が開発は実際に行わず、PMやマネジメントを中心とした経験を積むことになることでしょう。
NTTデータと言ったら、親や友人にも十分に自慢できる企業でしょうし、一般的にも「良い会社」であるにもかかわらず、「開発をやりたい」というこの方にとっては「こんなはずじゃなかった」となってしまう可能性が高いということです。
実際(NTTデータはあくまで例ですが)「名前の知れている会社に入ったにも関わらず、自分のやりたいことが出来ると思ったのに出来なかった」という理由で転職を考える第二新卒の方を毎年多く転職エージェントとしてサポートしています。

別の例を挙げます。
「なんか話を聞いてて面白そうな会社だ、人柄が良くてアットホームな風土のこの会社にしよう!何社も受けるのは面倒だし早めに決まったから良いや!」と入ってみたらド派遣、SESだった…という方です。
「あれ、入社の決め手になった人と話すことや入社後会うことは無いって、本当に?結局一人で別会社に派遣されるの?え、正社員採用なのに派遣されるの?」ということに後から気付いて手遅れになってしまうパターンです。
もちろん、SES全てがダメなわけではなく、SESこそ合っているという方もいらっしゃることでしょう。
ただし、「知らずに・分からずに入ってこんなはずじゃなかった、と思っても遅い」というのは1例目と同様です。

1社目は本当に重要です。
しかも、SES企業から大手プライムSIerに転職、という事例もありますが、並大抵の努力では実現できません。
安易に1社目を決めてはいけない、そのためにもこの時期に自己分析、何をやりたいか、そしてどんな業界、どんな会社が良いかを決めるのが重要である、ということが伝わりましたでしょうか?

自己分析、といきなり言われても難しいかもしれませんし、何か恥ずかしさを覚えるかもしれません。
でも、「自己分析をして自分を理解することが就職活動の1歩目、ひいては仕事をする上での第一歩」でもあります。
学生生活を送っていて、なんとなくでも頑張っていたことや大切にしていたことが皆さんあると思います。
無い、という方でも「事実こうやった」ということはあるはずで「こんなことは嫌いだ、こういうことは好きだ」ということはあるのではないでしょうか。
まずはこの8月から、この自己分析を恥ずかしがらずにやれるだけやってみてください。
それが「成功する」就職活動の大切な一歩となります。

就活生の一助になれば幸いです。
よろしければ「スキ」やフォローを頂けると嬉しいです。覆面でした。

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