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間借りでカフェを始めます1.5

②の前、もういっこ事件があった。

憧れのカフェで働き出した矢先…
いや、矢先っていうか、面接終えて結果待ちのドキドキの時。てか結果論からいうと、採用連絡もらった前夜。

日付変わる頃、夫が帰ってきた。

「大阪転勤になったよ。」
「へ?」
「大阪って言っても、神戸に住んでも大丈夫だからね。」
「は?」

わけわかめ。

夫は、私が神戸好きだから喜ぶと思ったらしい。
なんとも嬉しそうに話してくれた。

そもそも、夫の会社は東京本社しかない。
転勤とは無縁なはず。しかし、この度めでたく大阪支社を作ると。その立ち上げメンバーに選ばれたのだ。これまためでたい。ご栄転か。

確かに、
夫の栄転は嬉しい。
コロナ禍にありながら夫の会社の業績が上がっていることも嬉しい。
神戸も大好きだ。

しかし、なぜ、今か…
神様、タイミングというお言葉を知っておられますでせうか…

思えば、
この憧れのカフェの面接を受けるまで、数ヵ月、何十冊もの本を読み、あらゆる業界のリサーチ、大学生よりも自己分析に勤しみ、自転車で何十件もカフェを巡り、ようやっと道を決めたところなのに。
そして奇しくもこの日は面接結果の出る前夜ぞ…

ここは、良い妻なら、一言目は、
「おめでとう!よかったね!」ここで50点。
そしてこう続ける、
「もちろんついていくよ!神戸楽しみだね!」ここで100点。
さらに、にっこり嬉しそうにできれば120点満点だ。

さて、私はというと…
苦虫を噛み潰したような顔で、
「……絶対嫌だ。」マイナス50点
「私にだってキャリアはある!」マイナス100点
(↑てかいま無職。)
夫が買ってきてくれたクリームプリンのクリームを口の横につけながら言いましたとさ。マイナス120点

またつづきはそのうち~書くかかかないかもあれだけど気が向いたら

おやすみなさい。またここまでありがとうございました!




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