いつまでもリズムが取れない理由と解決法
2018年も3分の1が過ぎましたね。あっという間に月日が経っていくのを最近特に感じます
僕は大学2年が終わった時点で大学を辞め音楽の専門学校に行き、卒業後1年間の専門学校の後輩をするサポートを務めたのちにしっかり音楽でご飯を食べる為に島村楽器の先生になったのがもう10年前になります。
今年は10年勤続の表彰を受けるそうで10年って長いようであっという間だなぁと感じます。
初めて教えた生徒さんの顔は今でもよく覚えていますし、みんな10年の間に色々な人生歩いててきっと全く出会った頃とは違う生き方をしているのかなぁと思うと感慨深いものがあります。
そんなこんなで今日は音楽の技術的な話をここで書きたいと思います。
そして今回初の有料記事に挑戦です。
普段レッスンをしているノウハウをここに書き読み終わった後に「練習の仕方がわかった!」と少しでも楽器の上達に役立てていただければ幸いです。
音楽にはリズム、メロディ、ハーモニーの三大要素と言われる「音楽」を構築しているものがあります。
もちろん例外はありますが基本的にはこの3つの大きな柱によって音楽は成り立っているというものです。
その中でも今回はリズムによくある「いつまで経ってもリズムが取れず人とズレてしまう」という悩みについて書いてみようと思います。
普段レッスンをしているとフレーズは合っているのにも関わらずリズムが合っていないが為に成功しない方がいます。
とてももったいないなぁと思う反面ネット上やSNS上でも練習している本人だけではなく教える側の方々の悩みとしても多く目にします。
そこで今日はそのよくある原因と練習方法について記していこうと思います。
「さらにリズムを強化する」といった類の中上級者向けものはまた別の機会書きますのであくまで「リズムが取れない方」向けのものです。
〜 目次〜
1、まず音符の種類を知っている事は大前提
2、本人はもちろん教える側もやってはいけない「感覚」を褒める事
3、言葉遊びから慣れる
4、メトロノームを使うのはコレの後
5、いざメトロノームを使おう!、、しかしココに気をつけて!
このような目次で話を進めていきたいと思います。
1、まず音符の種類を知っている事は大前提
リズムを合わせる為にはバンド、ひいては世界共通語である音符の種類は必ず勉強しましょう。
基本的な音符である全音符、2分音符、4分音符、8分音符、16分音符の5種類はこれからリズムの事を学ぶ上ではマストです。
音楽は基本的に4拍子と呼ばれる音楽が多く基本となっているので4拍子で説明していきます。
まず小節と呼ばれるこのお部屋が4という長さを持っています。
その4の長さを埋めるのがこれらの音符です。
まだまだ細かい音符はありますがまずはこの5種類を覚えておけば大丈夫です。
この音符を使い先ほどの4の長さを持った小節を埋めていきます。
4より少なくても多くてもダメで必ず4ピッタリにしなければなりません。
例えば全音符であれば4の長さを持っているので1つで小節を埋めてしまいます。
即ち4カウント分全てをこの全音符で伸ばしている事になります。
上記の様に組み合わせる事もできます。むしろ組み合わせる事が一般的です。
この場合、最初の2分音符が2カウント分の長さを伸ばし4分音符がそれぞれ3カウント目と4カウント目を埋めています。
合計は4になっています。
これがリズムというものです。「リズム感が良い」という言葉は音楽演奏においては無価値で算数のように計算で成り立つので誰でも理解し練習すればリズムをとることはできるようになります。
現状リズムがまだ上手く取れなくても上記に書いた音符のシステムは頭の中で必ず理解しましょう。
2、本人はもちろん教える側もやってはいけない「感覚」を褒める事
これはありがちなのですがリズムを自分の感覚で捉えてしまう人がいます。
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