なぜ今更?新バンド結成の理由

さてさて、僕自身は今年34歳になるギタリスト。

音楽で仕事をし始めて生計を立て始めたのが23歳の時なのでミュージシャン歴は10年程になります。
それこそお仕事として音楽をする前、10代の頃からバンドを組んで活動などはしていたので音楽歴はそれ以上になるでしょうか。

高校生の時は友達とバンドを組みロックスターになる事を夢見ていたし、大学の頃にメタルに出会ってからは武道館でZakk Wyldeと背中合わせでOzzy Osbourneバンドのツインギターを務めている事を妄想していたし専門学校に入ってからJazz、Fusionの世界を知ってからは世界中のBlue noteで世界ツアーをしているであろうと思っていました。

もちろんそんな大きな夢と同時にレコーディングやサポート、レッスンなど音楽の仕事もしたいと思い様々ジャンルや演奏方法を専門学校で学びました。

卒業すると大きく見ていた夢も普段の生活やバンドメンバーとの考え方の違いや確執があったりお仕事としての音楽にやり甲斐を感じてそっちのけになったりして「夢」というものがだんだん薄れていったりしました。

これはバンドあるあるだと思うのですがバンド結成時というのは「俺たち最強メンバー」と思うもので、活動していく内に現実との落差にモチベーションが上がらない現象が起きます。

上手くいく事もあれば上手くいかない事もある。

こんな事は世の常なのにどうしてもバンドやアーティストというものに期待や夢を大きく持ってしまいます。
1つ1つライブの集客数の数字に気がいってしまい最終目標設定を忘れがちになり迷走している間に音楽やバンドへの情熱が無くなり、初めに持っていた夢の大きさに反比例するようにモチベーションが下がるものです。

僕自身もそのうちの1人で「バンドはもういい」と思っていました。
もちろんサポートとしてアーティストのバックでギターを弾くのは好きだしレコーディングして世の中で流れている音楽に参加させてもらっている事にはとてもやり甲斐を感じているし音楽に対してのモチベーションが低いという訳ではなく、自分自身が表に立ってアーティストとして活動しなくても良いだろうと思っていたという事です。

世の中には音楽を教えていたり、サポート業をしているミュージシャンは沢山います。
しかしながら皆んながアーティスト活動をしているか?というとそんな事はないのです。

上記の人たちでバンドをやった事がない人はきっと少数派でしょう。

やはりそれなりの情熱がいるし、労力やお金がかかりますしメンバーの意思疎通をしなければ上手くいかない事をみんな経験から分かっていてわざわざやる選択をしないのです。

僕自身もそうでしたが最近やりたい事ができそれが実現できるメンバーとバンドを組みました。

メンバーはベース鳴海克泰くん、ドラム村上広樹さんと僕のトリオ。

インストバンドなのですがコンセプトは

「4分の4が普通で変拍子の変って誰が決めたの?そんな壁要らないじゃん」

「難しい事やってるけどなんかカッコ良いよね」

「しかもそれをトリオでやってる」

というものです。
これが世界規模の基準になったら世の中勝手にできている音楽の壁みたいなものを壊したいなぁと。
もちろん現実は見つつ、このバンドの売り出し方やライブの打ち出し方を考えて自分の修練もしつつです。

まだバンド名を決めていないのに4月20日にレコーディングをする事は決まっていて録った音源も「CDにする」のではなく色々な配信、使い方をしていこうと思っています。

曲作りの過程やリハーサル、レコーディング風景などもnoteで経過報告していこうと思います。

#バンド #音楽 #ギター #ミュージシャン #変拍子 #rock #jazz #pops #fusion #トリオ #インスト #レコーディング #世界

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?