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#115 組織論の前にビジョンが必要

ちょうど下期も始まったころなので、組織としての方向性を変えたところもあると思います。以前の記事で書きましたが、ビジョンを大事にしています。

これは組織の長と呼ばれる人にもそうですが、個人レベルで重要だと思っています。

ビジョンは、個人や組織のあるべき姿です。

単純に会社が儲かれば良いかといわれたら、それはビジョンではないです。もちろん、会社の永続的な成長のためには利益は重要です。そこは否定しませんが、それだけでは組織が何を求めていくのかが分かりません。

ビジョンはなんでも良いとは思いますが、要は自分が実現した世界観です。そこは、

・二酸化炭素を排出を抑えるための技術開発をしたい
・埋め立てゴミ処理場が一杯になる問題を解決したい
・世界中の子供が教育を受ける機会を作っていきたい
・自分の周りの人が笑顔で溢れるようにしたい

など自分が何に価値を持っているかです。

また、組織でこういったビジョンがないとメンバーが迷走します。

特に上に立つ人が、ビジョンの示さず細かい運用面の指摘をしだすと、混乱を招くだけです。特にある程度以上のクラスの人は意識して欲しいが、出来ていない人も一定数いるのも事実です。

本人はアドバイスという感じで指摘しているかもしれませんが、部下はそんな受け取り方をしないのも事実です。上司は方向性を示す、部下はそれに従って運用を考えるという役割分担が分かっていないのです。

そういったケースでは部下は一生懸命気持ちを忖度して、やり方を工夫します。そこに大きな無駄が生じます。明確なビジョンがあれば、回り道も減りますし、何より一つの方向を向いてメンバー同士が行動できます。

もっと状況がひどくなると、どうせ何を言っても上司が理解してくれないという思考回路になってしまいます。そんなことはないという人もいるでしょうが、私が見る限りそういったチームは現実問題として多いです。

組織の生産性向上が強く言われていますが、残業時間の管理よりも明確なビジョンの策定とメンバーへの浸透の方がはるかに効率的です。

それがメンバーのエンゲージメントを高めて、仕事の生産性を上げていくことにつながります。リーダー自身が気が付いていないところで、それを変えていくのは難しいです。

リーダーが自分で気が付いて変えていかないと、組織の活性化にはつながっていきません。結局は、そこに気が付いて自ら行動できるリーダーがアウトプットにつなげていける優れたビジネスマンなのです。

今日はビジョンの重要性を改めてまとめてみました。最近、思うところが多いので、自分の頭の整理のために記事化してみました。ビジョンは全ての人に重要です。

是非、自分なりん考えてみましょう。


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