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#140 コロナ禍こそ新事業創出や組織改編の大きなチャンス

今日はコロナ禍こそ新しい事業創出やこれまでの組織の閉塞感を脱却するチャンスです。そのため、今日はこのような取り組みのヒントになる内容をまとめていきます。

例えば、日本総研が「コロナ禍における事業創出」という記事を書いています。

容易に想像できることですが、業種に応じてコロナ禍での苦しみ状況は大きく違ってきています。使用する経費をなるべく抑えて利益確保につなげていこうとしていますが、それでも限界はあります。

経済産業省がまとめている「第3回産業構造審議会 成長戦略部会 基礎資料」によると、昨年度から売り上げが増加した企業が多い業種としては下記の通りです。

インターネット不随サービス業:35%
情報通信機械器具製造業:35%
整備工事業:35%
情報サービス業:33%
無店舗小売業:24%
倉庫業:33%

これは想像の範囲内ですよね。オンラインで仕事をしたり、人と接しないで仕事ができるような状況を新たに作り出す必要が急遽できてきました。

それに対応できるような製品を使っている企業が急速に売り上げを伸ばしています。zoomにしても、昨年度は一部の人しかしなかったですが、今ではある程度の人が自由に使いこなせるようになってきています。

一方、昨年度から売り上げが下がってしまっている企業としては

宿泊業:-95%
飲食店:-96%
フィットネス、映画、劇団:-90%
卸売、小売業:-68%
運輸業:-68%、
製造業:-66%

となっています。

最近では「Go To Travel」や「Go To Eat」などの政府の政策で一部の業種では急速に回復していますが、以前苦しい状況は続いていくでしょう。また、感染者数の推移によっては、どちらに転ぶかは分かりません。

ここまでは多くの人の印象通りの状況になっていると思います。一方で、こういった状況を次への成長につなげるために虎視眈々とチャンスを狙っている企業もいます。

こんな状況だからこそ、いつまでこんな状況が続くかも分からないからこそ、新しい事業に積極的に挑戦していくべきだと思います。

ピンチな状況だから何とか現業の仕事で黒字化を狙っていくのも理解できます。ただ、そういったときに勇気をもって次への投資が出来る企業が大きな成長につながっていきます。

ではどうった分野を狙っていけば良いのでしょうか?参考とんる情報として、コロナ禍で新たに創出された事業機会は下記のようにまとめてあります。

新たな娯楽の提供
オンライン教育の浸透
収入の分散化、自立性の目覚め
ヘルスケア領域の拡大
地方分散(移住)
働き方の多様化のサポート
オンラインサービス/ECの加速
業務IT化の加速/人の代替
スマートファクトリーの推進
収益減の分散化

もちろん、これ以外にも色々と考えられますが、コロナ禍で大きく働き方などが変わってきています。また、「オンライン」や「無人化」などのキーワードに関する分野が大きく伸びてきています。

もちろん、こういった分野は一時的な急速な成長ではなくて、この機会に一気にこういったビジネスモデルが広がっていきます。そのため、今後も継続的な成長が出来る分野です。

一つの理由としては、超高齢化社会や労働人口の減少は避けて通れません。皆薄々気が付いていますが、今すぐには対応しなくても何とかなると思ってしまうのです。

将来の不安よりも目先の利益を優先する気持ちは理解できますが、そういった人間の心情をうまく利用して自分たちのビジネス展開に活かしていきましょう。

コロナはいつかは収束に向かいます。ただ、少子高齢化は決して避けて通れない社会課題です。そういった分野こそこれからの新事業には求められることです。

一方、組織のを大きく変えるチャンスでもあります。

既存組織の中で閉塞感を感じていた人も多いと思います。コロナ禍以前でも多くの業種で成長が止まっており、世の中が満たされた状態で次に何をして良いのかを分からなくなっている企業も多かったです。

でも、特に急いで対処しなくても、直近では何とかなってしまうのです。そういった心情が組織の閉塞感につながります。

ただ、コロナ禍で変化しないとどうしようもなくなってくると、組織も変化しないと倒産してしまいます。そうなってくると人は変化せざるを得ません。

辛い状況であることは間違いないですが、でもそういったときだからこそ時代の変化に合わせた組織を作り上げていくことが大事になってくるのです。そういった勇気を持った人たちが次世代のリーダーになっていきます。

また、自立して自分の力で何とか生き抜いていこうという考えの人が特に若い人に多くなってきています。そういった若い力をうまく活用することで、日本の将来には期待できるのではないでしょうか?

今は辛い状況ではありますが、是非前向きに新しいことに挑戦していき、どんどん新しい事業や組織を作り上げていきましょう。

今日はコロナ禍こそ柔軟に新しい環境を作り上げていこうという内容でまとめました。また、明日の記事のもご期待ください。


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