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【長崎原爆の日】原爆投下から75年。

 8月9日1945年の米軍による長崎原爆投下から75年。長崎平和公園での式典をテレビで視聴。投下された11時2分に黙祷を捧げました。長崎市長の平和宣言。「コロナも気候変動も核問題も地球に住む私たち全てが当事者です。」「対話により相互不信を断ち切り分断ではなく連帯すること。」
 小学校で歌い継がれた合唱を聞き涙が出た。児童唱歌と賛美歌の融合のような長崎らしさ。毎年この日に長崎から世界に核廃絶と平和のメッセージを発信することが大事です。これも世界に向けたグローバルな核戦争のリスクコミュニケーション。世界に広げること、次の世代に伝えること。
 毎年この日にテレビや新聞が伝えることはアニバーサリー報道(記念日報道)と揶揄されますが、しかしこの日に皆が思い出すこと、忘れないこと、風化させないためにメディアとジャーナリズムの使命は大きいと思います。同時に今も続く海外の内戦紛争に目を向けることが大事です。
 世界の状況は甘くありません。米ロINFは失効した。北朝鮮は核兵器とミサイルを保持した。核大国のアメリカと中国の軍事的緊張。日本はその最前線にあり、日本こそ当事者です。平和を祈念し訴える事から始め積極的平和主義のために日本がどう具体的に行動できるかが問われています。

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