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「外国人と暮らす」ということ

約20年前に留学先で出会ったマレーシア人と事実婚パートナーとなり、第三国のオーストラリアで暮らしています。

今ではお互いを「外国人」とは意識することは少なくなってきました。

それでも、

振り返ると、お互いの「謎ルール」「謎習慣」の歩み寄りがあったよなぁ……と思ったりします。


最初の数年はお互いの習慣・価値観の歩み寄り

国が違えば生活様式や考え方、宗教上のイベント、食生活の違いは当たり前です。

我が家の場合は同じアジア人ということもあり、食の好みは似ているので特に苦労はありませんでした。マレーシア料理、おいしいですし。

体調不良の時に謎の民間療法で対応されるのは今でも困惑しますが……

付き合っていた頃には見えなかったあれこれが、一緒に暮らすようになると見えてきます。

お金の使い方や家事の方法、帰省の頻度、仕事への姿勢、健康管理、生きていくことに必要な事案についての

「すり合わせ」

これは同じ国籍同士の結婚・同棲にも欠かせません。

外国人パートナーの場合は「お互いの国の常識や習慣への理解」が追加されます。

、、、と書くと、なんだか小難しい話に聞こえてしまいそうですが、

我が家の場合ですと、

日本の「ふえるわかめ」に感動したり、


ラジオ体操を「特殊スキル」だと思ったり、

そこまで深刻な話し合いに及ばない「違い」の発見を積み重ねて生活しています。

相手は異なる生命体

大きな衝突なく今まで過ごしてきたものの、

「相手は異なる生命体」

という考え方は根底にあります。

最近ですと、コロナウイルス感染症に関する諸々の考えの食い違いはありました。

自分のビジネスで「独立する」と言い出した時は「え?そうなの?」と思いましたし。

考え方・価値観の違いだけでなく、その国のイベントや風習、家族付き合い……異なる文化圏の人と一緒に暮らすことで、

良くも悪くも

「ちょw マジか、、、」

と思うこともありますが、

「異なる生命体を観察する」くらいの心の余裕を持っていたいな、と日々感じています。

そして、心地よい距離感を学ぶ

身内であろうと「距離感」は必要だと思うんです。

わたしたちは、

・1年に月単位での別居期間(互いの国に各自一時帰国&一人旅)
・お財布は別々、各自で生活費を稼ぐ
・お金・時間の使い方に干渉しない
・仕事のやり方に干渉しない(彼もわたしもフリーランスです)
・家事はできる方がやればいい
・互いの国のイベントは無理のない程度に楽しむ

このくらいがちょうどいい。

文字にしてみると冷たい感じがするけど、

ひとりでも自立して生きていける2人が
一緒にいることでもっと楽しくなる

、、、が理想かな、と。

おまけ:外野からのすっとこどっこいな意見は「新たな視点」

SNSをやっていると、ごくまれに

  • 海外在住者

  • 国際恋愛・国際結婚

を忌み嫌う界隈に遭遇することがあります。

ネット上の通りすがりの人からのすっとこどっこいな意見や感想ほど

「自分になかった新たな視点」

を与えてくれるものはありません。

「へぇ~、そう思う人もいるんだ」
と、ニュートラルな思考を心掛けることで穏やかな気持ちでいられます。

誰かの批判により
「うるせぇ!このウンコが!」
と、嫌な気分になってしまいそうな方は、引き続き以下の記事を読んでみてくださいね。


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