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わたしの一冊 28
【世界の果てのこどもたち】
筆者 中脇初枝
発行 株式会社講談社
ともに
いのちの花は
咲いている
大きな渦に飲み込まれても
互いが寄り添い
支えながら
いのちの花は
咲いていく
互いのいのちを
慈しみながら
と思った一冊です
戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子(ミジャ)と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い三人は、あることをきっかけに友情で結ばれる。しかし終戦が訪れ、珠子は中国戦争孤児になってしまう。美子は日本で差別を受け、茉莉は横浜の空襲で家族を失い、三人は別々の人生を歩むことになった。
あの戦争は、誰のためのものだったのだろうか。
『きみはいい子』『わたしをみつけて』で多くの読者に感動を与えた著者が、二十年以上も暖めてきた、新たな代表作。
ご閲覧くださりありがとうございます!
離れていても
結ばれて
いますね
わたしの一冊が
あなたの一冊へ
紡ぐことができたら嬉しいです!
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