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先週のショートショート【01月10日~01月16日】

■2022年01月10日(月)

今日は早めにお題をもらった。「換気扇」。いろいろ言葉をつないでみる。「空飛ぶ換気扇」とか。うまくいかないので、追尾型の換気扇というのを考える。換気扇が犬みたいにくんくん匂いを嗅ぎにきたらちょっとイヤかもしれない。コメダ珈琲店のカウンターに座って書く。1500字。ちょっと長めだが、人がたくさん出てくるので仕方あるまいと自分を納得させる。

■2022年01月11日(火)

妻からショートショートのお題を受け取る。「時刻表」。鉄道ネタ、多いな。ちょっと広く考え、電車の時刻表ではなく、人の時刻表があったら……という想定で、時刻表占いの話を書く。LINEで妻に送ったところ、細かい指摘がたくさん来て、ぎりぎりまで修正していた。一番大きな変更は一人称から「敦子」の三人称に語りを変更したこと。

■2022年01月12日(水)

「上流」というお題が届いた。川の上流。エンジニアの世界の上流。いろいろ考えたが、お話にならない。上流、具体的なようで、わりと観念的な言葉だよね。上級国民的な話にする。タイトルは「上流階級」。やたらと威張っているおじいさんの話。誤爆されたのは東大である。申し訳ない。

■2022年01月13日(木)

妻から届いたお題は「踏み切り」。踏切といえば、やはり開かずだなあ。開かずの踏切のために陸の孤島になっている町の話から始める。私の話はどうやってもナンセンスに転んでいく。今日のは書いていて楽しかった。

■2022年01月14日(金)

早めにもらったお題は「重り」。これはまたずいぶん幅の広い言葉が来た。なんでも書けそうである。トレーニング用のウェイトがわかりやすいかなと思い、強風に襲われた日常を書く。タイトルは「強風」、内容そのままだ。というか、内容が薄い。内容の薄さを描写でごまかしている。こういうのは声に出すと、たぶんバレるな。

■2022年01月15日(土)

本日来たお題は「マニュキア」。私にとっては異物である。どう扱うか。買ってきてと頼まれて、ドラム缶で買ってくる話を書くが、リアリティなさすぎで没を喰らう。二本目。マニキュアでコミュニケーションを行うらしい世界に転生してしまった男を描く。もうちょっとストーリーに起伏があればよかったな。

■2022年01月16日(日)

今日のお題は「試着室」。試着室はいろいろアイデアが広がるが、あまり野放図に広げてもなあと思い、試着室に住み着いてしまう男の話を書いた。一時間ほどで第一稿ができる。約1300文字。ちょっとくどいか? 読み返すがあまり削れる部分がない。

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