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思春期に見ると価値観が変わる映画7選

中学・高校時代、私の美術の課題のBGMは音楽ではなく映画でした。

お気に入りの映画を流しっぱなしで課題に取り組むことが、私の習慣の1つとなっていました。「気分が上がる」という感覚に近いです。

ふと手を止めた時に、お気に入りのシーンだとたまらなく嬉しい。

当時見ていたのは洋画の青春映画ばかり。画面を見なくてもセリフを暗唱できる程お気に入りで、DVDが擦り切れるくらい何度も再生した宝物のような作品たち。

思春期の自分にたくさんの影響を与えてくれた作品を紹介します。

アメリカン・ビューティー
あの頃ペニー・レインと
17歳のカルテ
マイ・ガール
スクール・オブ・ロック
ミーン・ガールズ
ゴーストワールド

アメリカン・ビューティー

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中学生の私にとっての衝撃作

ハッピーエンドでもバッドエンドでもない。人間の欲望が明け透けに表現されていて、後味が悪く奇妙なのに清々しい。当時、この映画の訴えたいことが理解できずに何度も見返した。15年振りにこの見返した時に、最低な登場人物たちに感情移入できた。自分が大人になった証だと感じた。

あの頃ペニー・レインと

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映画であり、アートでもある作品

ケイト・ハドソンがとにかく可愛い。DVDのジャケットの写真が最高。劇中の音楽も最高。ボヘミアンなファッションも最高に可愛くて、当時古着屋で同じようなブラウスを真似して買った。

どのシーンを切り取っても、オシャレで眩しくてアートを見ているよう。ロックバンドの終焉や、憧れ、失望など青春がたくさん詰まっている。現代でいう「エモい」という言葉がぴったりの作品。

17歳のカルテ

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不安定さを肯定してくれる優しさ
精神病棟で過ごす女の子たちの話。アンジェリーナ・ジョリーの出演作で1番好き。
友達や家族関係で悩んでいる時、きっと人それぞれ心に残る言葉が見つかると思う。なんとなく明るい気持ちになれない時、いつも私の心の支えになってくれた作品。

マイ・ガール

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息子が思春期になったら見てほしい映画

初恋の素晴らしさと、誰かを愛しく大切に思う気持ちがギュッと詰まっている。純粋で健気で優しくて、何度見ても胸がいっぱいになる。ずっと手元に置いておきたい宝物のような作品。

スクール・オブ・ロック

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「好きなことを仕事にする」の原点
最高にハッピーでご機嫌な映画。音楽を演っている人はたまらないと思う。一見ただのコメディに見えるが、「好きなことを仕事にする」方法が描かれているので学びも多い。才能の活かし方と方向性、夢を叶える手段は1つじゃないことを主人公の成長から実感できる。

ミーン・ガールズ

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スクールカーストの地獄絵図
スクールカーストが鮮明に描かれており、女子なら共感すること必須。
周りに注目されてスクールカーストの頂点に立った主人公が、どんどん狂って堕ちていく様子がリアルで怖い。

人と群れずに自立して生きる強さに勇気をもらった作品。陰湿な演出もカラッと気持ちよく見れるのがアメリカ映画の良いところ。
(この映画で、レイチェル・マクアダムスを知り大ファンになる。意地悪な美人の女王様役がとても似合う。)

ゴーストワールド

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思春期のイタい思い出が詰まっている
私は主人公のイーニドに強烈に憧れていた。イーニドに会いたくて、何度も何度も繰り返し見た映画。
大人になりたくないという葛藤、自分が人とは違うと信じている気持ち、痛々しい程に当時の自分に重なって胸が痛かった。

役に立つことも、特別前向きな気持ちになることもないけれど、10代の多感な時期にこの映画と出逢えて本当に良かった。

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Netflixでボタン1つで好きな映画がいつでも見れる時代になって。
便利で幸せだなぁと思う反面、お小遣いで少しずつ買い集めた大好きな映画のDVDを棚に並べて、眺めるのが幸せだった時を思い出します。

当時のDVDは思い入れがあって捨てられない。
パッケージという「形」として手元に残っているので、思い入れも深いのかもしれません。

どれも大人になった今見返しても変わらず大好きな作品ばかり。
私は映画からたくさんの影響を受け、自分の感性も映画を見て形成されました。
親や学校でも教わらないことを、リアルに体験できるのが映画の素晴らしい点です。

これからも人生を彩ってくれる作品と出逢えますように。





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