久遠風夏

写真・エッセイ・短歌・短編小説など雑多 │ 00'(22) MODECON…

久遠風夏

写真・エッセイ・短歌・短編小説など雑多 │ 00'(22) MODECON東北2020グランプリ │

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写真×短歌 #1

私ってとにかく自己表現がしたい人で、自分のことをどんな形でもいいから発信して誰かに知って欲しくて、そういう人間だからこそ被写体活動にのめり込めたんだろうなと思うのですが。 んで、その自己表現の一環でこうしてSNSに自分の考えなど内面にあるものを言語化してアップすることがあるのですが、最近見つけた新しい自己表現の形というかハマっていることというか、平たくいえば趣味として短歌が浮上してきたんですねー。 以前のnote記事でもお話したように、私はTwitterで撮影会のお写真を

    • スナップ写真 #地元再発見旅編

      2月、父を失くしました。 地元の風景の全てが、幼い頃の父親との思い出を鮮明に映し出しているような気がしました。 10代の頃は、何もなくてつまらない街、と思っていた地元上越がこんなにも美しく素晴らしい場所だったことを今更実感しているのです。 父は昔から、よく分からないローカル旅番組が好きだった。 自分の馴染みのある場所が取り上げられようもんなら、録画までして見返していた。 自分が好きな場所には何度も何度も家族を連れて行ってくれた。幼い私は飽き飽きして、つまらなそうな顔

      • 写真×短歌 #10

        • スナップ写真 #瞬間のiPhone撮影編

          出勤の時、近場の買い物の時、カメラを持っていないのに、シャッターを切るに値する風景を目の当たりにすることは、往々にしてある。 そういうとき、いまカメラ持ってないよー!と悔しがる時間は一切ない。すかさずiPhoneを起動し、撮る。 iPhoneで撮ったスナップも結構力作が多いので、皆さんに見ていただきたく、今回厳選してアップしました! 同じ空って二度とないので、グッときた空は撮っておくべしと心に決めている久遠です。 それではみなさん、ごきげんよう!

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        写真×短歌 #1

          写真×短歌 #9

          写真×短歌 #9

          スナップ写真 #熱海旅行編

          スナップ写真 #熱海旅行編

          写真×短歌 #8

          写真×短歌 #8

          写真×短歌 #7

          写真×短歌 #7

          写真×短歌 #6

          意識したわけではないんですけど、なんか暗めの詩が多くなってしまいました!冬だから?(関係ない) 病んでいる訳ではありません!私は元気です🌟 でも、なんか時々強烈な感情を表に出したくなる衝動があって、こうして短歌にして作品に昇華させることがいい発散方法だったりします。 これから年明けまで、ホテルは1年で最大の繁忙期を迎える訳でして、働き詰めの日々になりそうです! 寒さに負けず、元気に頑張りますー!

          写真×短歌 #6

          写真×短歌 #5

          カメラを手にした時、作品集を眺めている時、やっぱりポートレートの世界に戻りたいなと感じる時があります。 本当に写真が大好きなんだなあと思います。 よく晴れた日、綺麗に光が入る場所をたまたま見かけた時も、今カメラを持っていたらあそこをどんな風に切り取ろうかなってそんなことばかり考えてしまいます。 もし私がまたポートレートの世界に戻る日が来たら、皆さん歓迎してくださいね。

          写真×短歌 #5

          短編小説┃海は長い夢を見る

          私はかつて、海だった。 昼は太陽に照らされて水面を煌々と輝かせ、夜は世界の全てを容赦なく飲み込んだ。 月明かりだけが私の頭上にぽっかりと浮かんでいた。 海底、冷たくて暗い世界。 誰も踏み込めない、誰もその真相を突き止められない。 海である私と、深海生物たちだけが知っている。 その静けさも、恐ろしさも、なにもかも。 何億年もかけて、海だった私は人になった。 時々両の眼からとめどなく水が溢れ出てしまう時、私の身体が海水で満ち満ちていることに気付く。 もしも世界と私の境

          短編小説┃海は長い夢を見る

          写真×短歌 #4

          久遠風夏です。今回は「街」をテーマにした短歌を4首詠みました。前半2首は東京のうた、後半2首は地元のうたです。 私は5年前、大学進学を期に新潟から上京してきました。そしてこの春、東京で就職をしました。 まあまあの田舎育ちだった私にとって、地元にはないものが全てある東京はそれはそれは魅力的で、広い世界に出れたことが堪らなく嬉しく感じた大学1年生の頃のことを昨日のように思い出せます。 しかし、慣れてみれば東京ってそんなにいいところではなくて、電車はいつも混んでいるし、物価は

          写真×短歌 #4

          写真×短歌 #3

          お久しぶりです、久遠風夏です。今回は、写真×短歌第3弾ということで、季節の短歌と朝の短歌をそれぞれ2首ずつ詠みました。 作品解説を書くのは少々野暮かなーと思いつつも、やっぱり書きたいので書きます(笑) 1首目は去年、春が終わりかけの頃にiPhoneのメモに残しておいた言葉を拾い集めたものです。日常で感じたことや、響きがいいなと感じた言葉などをメモに書き留める癖があるので、それが短歌作りに役立ちました。 写真に言葉を入れる時に配置も色々考えるのですが、文字が停止線で、その

          写真×短歌 #3

          エッセイ┃わたしブラックホール

          最寄り駅から自宅までの850m、大きな看板に毎日違う人の名前が書いてあるのを目にする。葬儀場。 少なくとも近所で一人の人がこの世を去り、たった今その悲しみの渦中にいる人々がいるのだと考える。死を実感する。 それと同時に自分の生もまた実感する。看板の前を通る度、人の死を踏み台にして自分の生を噛み締めてしまう日々。 鈍感なようで繊細 人には親切にしたいが 善意だけじゃ損ばかりな世の中と感じる ひとりが好きなのに本当の孤独は怖い 昨日は悪と考えていたことが今日は善になる 嫌い

          エッセイ┃わたしブラックホール

          写真×短歌 #2

          仕事がおやすみの今日はあいにくのお天気だったので、家でゆったりとすごしていました。 前回の写真×短歌の記事、自分が思っていた以上にいい反応を頂けてとても嬉しかったです。 Twitter経由で以前から親交のあったカメラマン様からコメント・いいねを頂けたり、note内での新規フォロワー様もグンと増え、たくさんの方に読んで評価していただけたのだなととても嬉しく感じました。本当にありがとうございます。 4枚目の深海魚の写真は、水族館行った時に水槽越しに撮ったやつで、なんとなく雰

          写真×短歌 #2

          petit撮影会2周年記念写真展を終えて ~写真展の感想と皆様へのお礼・1年間の活動の振り返り~

          先日はpetit展ありがとうございました! petit撮影会2周年を記念して行われた写真展が無事終了し、 またオープニングモデルとして活動を始めた久遠風夏も2周年を迎え、節目の今、プチ展と1年の振り返りをしようと久々にnoteを開きました。 持ち得る限りの言葉を尽くして書きたいと思います。 よろしくお願いします! 振り返りと皆様へのお礼petit展全体で去年の倍以上のカメラマン様に作品を出展していただき、フロアも2つ貸し切って行われた今年petit展の規模感を見て、『2年

          petit撮影会2周年記念写真展を終えて ~写真展の感想と皆様へのお礼・1年間の活動の振り返り~