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写真×短歌 #4
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久遠風夏です。今回は「街」をテーマにした短歌を4首詠みました。前半2首は東京のうた、後半2首は地元のうたです。
私は5年前、大学進学を期に新潟から上京してきました。そしてこの春、東京で就職をしました。
まあまあの田舎育ちだった私にとって、地元にはないものが全てある東京はそれはそれは魅力的で、広い世界に出れたことが堪らなく嬉しく感じた大学1年生の頃のことを昨日のように思い出せます。
しかし、慣れてみれば東京ってそんなにいいところではなくて、電車はいつも混んでいるし、物価は高くて生活は苦しいし、人と人との繋がりは希薄だし、社会と現実の厳しさや世の中の悪を集約したような街が東京だななんて最近は思ったり。
そして新社会人として生活を初めて2ヶ月目、日々を生き抜くことに精一杯な私は、今までに感じたことのない虚無感や孤独感を感じたりもしています。
会社では出来ないことや分からないことばかりで、上手くできなかった自分が悔しくて帰りの電車ではよく泣いてしまうし、辛い時に頼りたい家族や友人が物理的に近くにいない現実に不安を感じたり、後ろ向きな気持ちになることも多い日々です。
そんな中、ふと父母の姿や地元の懐かしい風景を思い出すと少し心が楽になることに気付き、その時の気持ちを短歌にしてみました。
今回詠んだ心境は、私と同じように地方から首都圏に出てきた方々にとっては、ある意味普遍的なものであって共感してくださる方も多いのでは?と思ったり。
記事を読んでくださったあなたが、今頃生まれ育った街や懐かしい人達に思いを馳せてくださっていたら幸いです。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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