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周囲に流されずにキャリアを設計する

26回目の投稿になります。就活時代の振り返りをして、少し反省をしました。皆さんも自分の感覚や価値観に従って、キャリア選択・設計をしていきましょう!
ご覧下さい。

自分を知り、社会を知り、考え続ける

皆さんは就職した後の人生の事や将来について考えた事はありますか。SNSを眺めていたら、ある就活に関する記事が流れてきました。その記事は就活生向けにキャリア設計について書かれた記事でした。記事に寄れば、就活生がキャリア設計をしていくために、「この力を磨くといいよ」ということは一概にはないが、「自分を知ること・社会を知ること」は必ず自分に取って必要な指針になってくるとの事でした。自分がどういう状態であれば幸せなのか、社会ではどんなことが起こっているのかを考え続けていれば、自分にとって適切な人生戦略が設計できるようになります。就職活動のタイミングというのは自分の過去を振り返り、未来についてじっくり考える良い機会になります。これを就職活動のタイミングで終わるのではなく、継続的に考え続ける事が大切になってきます。考えていく中で、不安や心配なこと、明確にならない部分など、自分の中に多くの課題や問いにぶつかると思います。
課題や問いを持つと、葛藤が生まれたり悩んだりすることも多いのですが、そこに逃げずに向き合うことで、それを越えた先にある次の未来の幸せがより大きくなってきます。逆に、入社した会社で変化がなく現状の自分を当たり前と認識してしまうと、自らが幸せか不幸せかどうかを感じにくくなってしまいます。自分を知り、そこから生まれた問いと対話し、更に内省をしていく事でキャリア設計をしていくヒントが生まれてくるのです。

ところで、皆さんは就職活動で『成長』という表現を耳にしたことはありませんか。皆さんのその言葉の裏には「社会がそう言うから、経済成長は絶対的に重要である」という前提がないでしょうか。経済成長はひとつの社会の成長指標として存在しているに過ぎません。必ず、成長しなければいけないという事はありません。「成長しない」というものさしだってあっていいのです。だからこそ、なにか新しい刺激を受けたときに、一歩引いて、自分がそれを選択するかを吟味する余地を持つ事が大切になってきます。刺激を感じ、それに身を任せているだけだと深く考えずに流されているだけになってしまいます。「これがいいと言われているから、こうあらねばならない」と、他者にものさしを依存してしまうのは、他者に搾取されることと同じです。他者からの情報を何も考えずに鵜呑みにするのではなく、自己対話を通して自ら決定する事で「幸せ」を掴みとれるのです。
(参考記事:成長の先にユートピアはあるか?未来の社会と生き方・働き方を考える)

『成長』という言葉に無意識に期待と希望を抱いていた就活時代

ここで僕の大学時代の話を少ししたいと思います。色んな企業の話を聴きましたが、発信しているメッセージに共通している部分を感じました。

「今の時代スキルを持った人間じゃないと生き残れない」
「これからAIやITによって、人間の仕事が無くなり、代替されていく」
「だから市場価値を上げ、必要とされる人間になろう」


このような話を沢山聴きました。確かに市場の流れや将来的な動向を考えるとそういった人間になった方が良いという話は分かります。でも、これらは会社・企業側の主張なんですよね。この主張を否定する気はありません。しかし、20数年しか生きていない大学生にいきなり「これからの社会はこうなるから、成長した方が良い」という話をしてもピンと来ない人の方が多いと思います。それでも、会社説明会の時に人事の人が『成長』の必要性をひたすらに訴えてきます。
「うちの会社なら成長できるよ」「一緒に成長しませんか」
といったニュアンスの話をします。そういった話ばかり聴いていたからかもしれないが、『成長』という言葉を多様している企業が逆に胡散臭く感じるようになってしまいました。『成長』という言葉に具体性が見られなかったですし、それ以上に『成長』のイメージ像が自分の目指しているものとのズレがあると感じたのも大きかったです。しかし、就活していた当時の僕は成長したいけど、イメージ像を描けていませんでした。「成長したい」という気持ちだけ独り歩きしていて、結局どのように成長したいのか、どういった過程を踏んで、成長したいのかを何も言えなかった状態でした。当時の僕は、成長という言葉に期待と希望を無意識に抱いていました。「この会社で働くと成長できるのだなあ」と漠然と思うだけで、後は何もしていませんでした。僕が就活を長期化させてしまった原因の一つとも言えます。僕が就活生に戻れるなら、この『成長』という言葉の具体像をひたすらに考え、企業の人事担当や社員にひたすら聴くと思います。

「この数年間でどういった仕事を任されてきたか」
「成長をした上で何をしたいのか」
「自分が思い描いていた成長は出来たのか」
「これらは他の社員も同様に成長しているのか」


といった話を今の僕だったら聴きますかね。企業で『成長』という言葉を使っていたら、成長の過程について話を聴くようにした方が良いでしょう。まず、成長をした上での実体験を聴いたうえで、その環境は誰にでもあり、会社として全体的にレベルアップしているのかも、僕だったら確認しますね。
というようにその会社であれば数年後にどういった姿になれそうなのかを見究めます。その姿が自分の目指している姿に近いのかを考えていきましょう。いやあ、この事を二年前の自分に伝えてあげたいと心の底から思います。(タイムスリップしたいです笑)今思うと、『成長』や『市場価値』という言葉を使って、就活生を煽っているように感じる部分も沢山ありました。
加えて、就職活動の時期になった瞬間、急に成長とか就活に備え始める学生の動向もあんまり好きじゃなかったです笑。僕自身は全く就職活動をやっていなかった訳ではありません。しかし、結局、自分の中で納得の行く答えに辿り着けずに流されて、終わってしまいました。やはり、「世の中が〇〇になっているから、成長した方が良い」というニュアンスより自分の課題意識を見つめ直す方がズレは少なくなります。

まず、自分の心を起点にしてそこから広げていきましょう!

という事で、今回はこの辺で!

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