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とても長い本を読むには理由がある。

 今日、どうにかこうにか、やっと「ポケモンストーリー」を読み切った。
 文字数も情報量も膨大すぎて、集中力が途切れかけたり、何を読んでいるのかわからなくなりかけたりもしていたが、どうにか読み切ることができた。

 ここまで苦戦させられた理由は、以前の記事で説明したとおり、ポケモンの企画が誕生してから、ゲームの発売、アニメの放送を経て、全世界に波及するまでの様子だけでなく、なぜこのような流れができたのかを理解できるよう、関係する人物、会社、業界について、遥か昔まで遡って説明しているためである。
 この本を借りようと決めたときの僕のように、心の底から学ぼうという意志がなければ、本当に心が折れて読むのを拒みたくなる本である。(というか、あっても折れそうになった)

 その分、当時の製作者たちがポケモンというものをどのように捉え、描こうとしたのかがよくわかるし、ずっと愛されるものにするために、どんなことをした来たのかがものすごくわかる本でもある。

 ネットの発達でいろんな作品を世に送り出すことができるようになった現代で、長い間親しまれる作品を作るのはとてつもなく難しい。
 だが、何年も親しまれるのには、何かしらの理由があることは確かである。
 その一端を知ることで、そんな作品を生み出すヒントになるのではないか。

 だからこそ、なかなか読むのが大変であっても、「ポケモンストーリー」は、とても読む価値のある本だと言いたい。

 さて、こうして読み切った上で、どのようなことをしていこうか…

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