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【運動連鎖】代償が代償を呼び痛みへと繋がる

人間どこかしらに痛みを感じている場合、ほぼみなさん代償運動が入っています。代償運動と言うのは例えば、肩が痛くて上げにくいので、上げる時に身体を傾けながら上げたり、肩をすくめたりすることです。

こういった代償運動が入ることで、肩の痛みだけではなく、体幹部の痛みに、ましてや下肢の痛みに繋がることもあります。これが代償の恐ろしいところです。

代償を考えよう

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よくあるパターンで言えば腰痛です。その中でも回旋動作を例に見てみましょう。

基本的に身体を回旋させる時、主に働くのは、『胸郭』『股関節』の2つです。腰は動いていません。(腰椎は回旋5度しか動きませんので)

ですが、何かしらの原因で胸郭の動きが悪くなったとしましょう。すると股関節(と腰)に負担が掛かり始めます。

そうなると股関節は一人で全ての回旋動作を補うわけですから、股関節(お尻など)に痛みを生じてしまうわけで、最悪痺れに繋がります。

当然ながら逆も考えられますよね。股関節の動きが悪くなれば、胸郭(と腰)に負担が掛かり始めます。

そうなると胸郭は一人で全ての回旋動作を補うわけですから、腰背移行部(背中など)に痛みを生じてしまうわけです。

そしてさらに最悪なのはここからで、『胸郭』『股関節』のどちらも動きが悪くなれば、次の代償を呼んでしまいます。

例えば、首に過剰な代償運動が入り、首と肩の凝りがしんどくなったり。膝に過剰な代償が入り、膝の痛みに繋がり、歩くのがしんどくなったり。

これが代償の代償です。この場合、首・肩が痛くても、膝が痛くても、患部ばかりみても意味がありません。だってそこは代償の代償の結果だから。

根本に辿り着き、そこを見つけ治療していくと、代償連鎖は収まるので、まずは大小の根元を探さないといけないんです。

とまぁこんな感じで、代償は代償を呼び、痛みを呼んでいます。

まとめ

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基本的に痛みは代償動作の結果です。なので代償動作の根元を見つける作業を最優先で行うことで、治療もスムーズに進みますよ。

では、また明日もnoteでお会いしましょう!

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サンライフ 整体&トレーニング/広島

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