見出し画像

会社の方向付けにM&Aを活かす

日本は少子高齢化、人口減少という構造問題を抱えています。その結果、事業承継が難しくなり黒字状態で精算する会社が増えているのも周知の通りです。「前々からそのうち店をたたもうと思っていたが、コロナに後押しされて今年たたむことにした」といった小売店や飲食店の話も聞くことが増えました。この構造問題への対応方法のひとつの表れとして、M&Aの動きが近年盛んになっています。

先週の新聞紙面だけでも、NTTがNTTドコモを完全子会社化、DCMが島忠を完全子会社化、米ファンドのレオパレスへの出資・融資支援による債務超過解消など、大手企業のM&Aや投資に関する情報が多く見られました。こうした動きは、コロナ禍において企業戦略の見直しが求められる環境下で従来以上に加速しており、今後も勢いが増していくものと想定されます。

その中で、ソフトバンクグループのアーム社売却、日立物流とSGHD(佐川)の統合中止など、一旦進められていたM&Aや投資の取り組みを撤回・凍結する動きも見られます。それだけ、M&Aや事業投資の判断は難しく、最終的には「実際にやってみないと分からない」というのが実情でしょう。

他方、M&Aで成果を上げている企業があるのも確かです。この1か月間で参加したりお会いしたりした企業経営者のうち、コロナ禍でも事業を拡張できている会社は、そのほとんどがM&Aの実行や計画について言及されました。M&Aの重要性が高まり、今後の経営戦略の一選択肢として考えなければならない動きは、避けて通れないでしょう。

企業にとってM&Aを経営の選択肢として捉えるのがどういうことか、また具体的な進め方のイメージを持っていただくことを目的とし、下記のセミナーを企画いたしました。今後も、M&Aに関連する取り組みを広げていきたいと思います。

ご興味のある方は、ご参加を歓迎いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

対象者:(M&Aに関する知識が何もない方も参加可能、歓迎)
・経営者・経営幹部として、今後の会社の方向付けに活かせる情報を集めたい。
・M&Aという言葉は知っているが、よくわかってないので、理解するきっかけにしたい。
・今後の自社の計画として、他社の買収を視野に入れたい、あるいは実際に買収の予定がある。
・今後の自社の計画として、自社の売却を視野に入れたい、あるいは実際に売却の予定がある。

日 時 :2020年10月22日(木) 13:00 ~ 18:00

目 的 :M&Aを経営の選択肢のひとつとして的確に捉えられるようになる
・M&Aとは何か、基本的な知識を身につける
・買い手としての主な留意点・ポイントを把握する
・売り手としての主な留意点・ポイントを把握する

受講形態 : 会場実地受講の他、ZOOM受講、CD受講も選択可(最少催行人数5名)        
※定員は特にありませんが、会場実地参加者様が多数となる場合は、運営方法を検討いたします。

場 所 :小宮コンサルタンツ セミナールーム 
    〒102-0084 東京都千代田区二番町6-3

講 師 :新宅 剛 (しんたく ごう)、藤本 正雄(ふじもと まさお)

費 用 :4万円
※ 上記費用に、別途消費税がかかります。

内 容(予定):
・M&Aは会社の方向付けの手段である(M&Aというアクションが主役になることはない)
・コロナ禍を踏まえたM&Aの考え方
・M&Aの検討の進め方
・M&Aの際の会社の値段についての考え方
・投資判断における財務規律の考え方(手元流動性と自己資本比率)
・デューディリジェンス(会社調査)のポイント(財務諸表のレントゲン)
・PMI(M&Aをした後の組織的な統合業務)
・M&Aの実例紹介
・質疑応答

詳細、及びお申し込みページは、下記リンクをご参照ください。
http://www.komcon.co.jp/schedule/manda%E3%81%AE%E5%AE%9F%E8%B7%B5%E7%9A%84%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%B3%95%EF%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AE%E6%96%B9%E5%90%91%E4%BB%98%E3%81%91%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?