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立ち上げ段階だからわかる、学習支援教室が開催できない理由

いま僕は神奈川県藤沢市で学習支援教室を立ち上げています。立ち上げから、もう少しで3ヶ月が経とうとしています。小・中学時代のサッカー部の同級生と一緒に作っています。

メンバーも集まり17名。

高校生、大学生、社会人と、様々な年齢のメンバーが集まってくれました。

まだ、子どもたちがきていないので、学習支援活動が実施できていないのですが、それでも毎週きてくれるメンバーにはほんとに感謝です。いつもありがとう。

夏休みには学習支援活動を他の団体様とコラボして開催してくことも決まり、波に乗っています。


ただ、課題は山積みです笑

でも、まあ立ち上げなんてそんなもんです。

問題ばかりで、それを乗り越えていくおもしろさが立ち上げなんです。

今しか味わえないので、楽しんでいきます。割とコツコツ成長していく組織を見ていくのが好きなので、もっと楽しみます。


さて、

ふじらぼのメンバー(=ラボメンって読んでます。)が集まってくれたことを、僕の周りの同じようにボランティア活動をしたい人に伝えてみたところ、そんなに短期間で集まったの?と驚かれました。


話を聞いてみると、1年くらいかけてやっとメンバーが15名を超えるらしいです。

参画してくれたラボメンに話を聞いてみると、どうやら、学習支援教室が全然見つからなくて、たまたま ふじらぼを見つけてくれたパターンが多いみたいでした。

そこで、ちょっと考えてみました。

学習支援教室ってなぜたくさんないのか?

だって、勉強を教えるなんて誰でもできるじゃないですか。教授レベルで完璧である必要なんてないので、子どもと一緒に勉強できればいいと思うんです。立ち上げようとするのなら、すぐにでもできます。

でも、確かに、そんなに多くない。

なぜだろう???

ということで、今回のnoteの本題に入ります。

立ち上げ段階だからわかる、学習支援教室が開催できない理由


ここ3ヶ月ほどで、ボランティア団体とか、組織立ち上げとかに関して、多くの人が抱えている悩みを知る機会がありました。なので、ここらでまとめてみます。

あなたがもしかしたら、いつかボランティア団体を立ち上げることがあった時に、これらの情報をうまく使ってみてください。

学習支援教室が全然ない!っていう話ですが、確かに開催されていない。それはコロナだから〜!っていう理由だけではないような気がします。

そもそも開催の以前に、団体数がそんなに多くないんじゃないか???



ぶっちゃけ、大きく分けてこの2つなのかなって思います。


<学習支援教室が開催できない理由>

1、子どもたちを集められない

2、メンバーを集められない

ひところで言うと、人を集められない問題です。


1、子どもたちを集められない

これはとにかく根が深い笑

なぜなら、原因がたくさんありすぎて、1つ1つその原因について書いていったらnoteが論文みたいになってしまうので、原因については軽く書いていきます。箇条書き見たいにして一言で書いていくので、理解するだけでいいと思います。解決策はまた後日・・・。


⑴子どもたちに情報が届かない

 ∟対象である子どもたちはSNSはほとんど使っていない。学校からのプリント配布が1番の情報源。ちなみに、学校にチラシを配ってもらうことはほぼ無理。めちゃくちゃ団体としての信頼をしてもらわないと無理。学校側はNPO法人ですら配るの無理。

⑵親御さんたちに情報が届かない

 ∟親御さんたちが学校からのプリントを情報源として確保しているので、上と並んでかなり難しい。

⑶ほとんどの子どもたちはそもそも勉強があまりしたくない

 ∟自分も子どもだった時があるので思い出すと、放課後や日曜日にわざわざ勉強してくる!見たいな子どもはそもそもほとんどいない笑 楽しいことがしたい年頃という大前提。

⑷親御さんが学習支援教室に通わせたくない

 ∟だって、塾に行かずに、無料の学習支援教室に行っていると、何だか貧乏くさいじゃん。これかなり辛辣な言い方で、語弊があるかもしれませんが、そう言う暗黙の社会的心理ハードルはあります。

⑸自分の子どもが勉強ができない!と認めない親御さんもいる

 ∟当たり前ですよね。勉強できないから、学習支援教室行ってきなさい!みたいな親御さんってほとんどいない。もっと本質を辛辣に書くと、自分の子どもに対しての期待値が高い。これは親なら当たり前の感情なので否定できないんですね。

⑹団体に信頼がない

 ∟誰が教えているのかわからないので、怖いですよね。預ける親御さんとしては。当たり前です。



2、メンバーを集められない

これに関しては、人材採用と全く同じなのですが、普通に、立ち上げ段階の組織において、代表に必要なスキルとして上がってきます。必須です。

文章を書く能力だったり、適切に学生さんがいるメディアに記事を掲載したり、広告費を出したり・・・。

そこには、ボランティアには無縁だと思われるwebマーケティングのスキルが活きていたりします。僕の場合は、これを普通に使いました。なので、そもそも代表の情報拡散能力が足りない。


ちなみに、僕はこんなことをしました。

・マーケット策定

・メディア分析、策定

・ターゲット分析、ペルソナ策定

・ストーリーテリング記事

・ビジョン発信

・理念発信

・広告掲載(無料でメンバーを集めると時間がかかるので、普通に広告費を出しました。その結果1年で集まる仲間の人数を16名ほど集めることができました。ほんとにここ大事です。時間を買わないとダメ。)

・記事構成


ボランティアをやりたい、まだ見ぬ仲間たちに早く、適切に届くためにどんなことをすればいいのか?を常に考え続けました。


適当に記事を書いているように思われがちですが、意外とちゃんと練りました。


こんなところです。

最後に

ほんとに人を集める、仲間を集める、子どもたちにきてもらう。

これらは永遠の課題だと思います。地域ごとに、色濃く出る課題は違うと思うので、正解はないです。これらの課題を撃破して、子どもたちにきてもらうためにはどんな施策が必要か?

普通にボランティアといえど、ビジネス的な能力が必要だと痛感させられる3ヶ月でした(汗)

一番最強なのは、やっぱり保護者の方々からの口コミですね。この口コミをどれだけ早く回してもらうのか?ほんとに大変ですが、やっていく必要性がマックスです。


偉そうなことを書きましたが、今後も、

子どもたちの笑顔のために、どんどん発信していけたらと思います。

どうぞラボメンたち一同、ふじらぼをよろしくお願いします!!



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