藤池 陽太郎

淡路島で小学校の教員として働きながら、チラシ・パンフレット・HPなどのデザイン制作のお…

藤池 陽太郎

淡路島で小学校の教員として働きながら、チラシ・パンフレット・HPなどのデザイン制作のお仕事もしています。最近はワークショップの企画やファシリテーターのお仕事もしています。

最近の記事

淡路島で「撮る」を知る・感じる・楽しむワークショップ at 琴屋 【2024年3月16日(土)〜17日(日)】

みなさんこんにちは。 淡路島で小学校の教員をしています、藤池陽太郎です。 小学校の教員する傍ら、デザイン制作やワークショップのお仕事もしています。 さて、この度、バリ島と日本の2拠点生活をされているフォトグラファーの石川ひろこさんと「撮る」を知る・感じる・楽しむワークショップを開催することになりました。 石川ひろこさんは、出張撮影の【Lu-Lu Baby (ルル・ベビー)】を立ち上げた方で、ご家族のおかかえフォトグラファーとして日本全国&海外へ撮影をされているすごい方。現

    • Zoomで見えた新しい学びのカタチ

      遅ればせながらですが(かなり)はじめてZoomを使う機会をいただき、そこでの気付きが大きかったので書いていきたいと思います。 先日、小学校教員時代からお世話になっていた武庫川女子大学の藤本勇二先生に「生活科について語り合う勉強会を立ち上げるが、どうですか?」というお誘いを受けました。 藤本先生とは3年ほど前からご縁があって、大学まで足を運んで総合や生活科の勉強会を何度か開催していただきました。いろんな学校の先生たちが集まり、それぞれの実践や課題を持ち寄って話をすることで、

      • 当たり前を疑ってみること

        先日、おもちゃ屋さんの代表の方をお招きし、園内研修を行なっていただきました。先生には今の教育や保育についての歴史から始まり、おもちゃや環境についてご講義をいただきました。その中で印象的だったことを書いていきたいと思います。 1.主体的に生きる子どもを育てるこの研修が実施される前に、事前にこの動画を見ておいてほしいと言われました。 植松さんのこの動画はとても有名ですが、子どもたちを「どうせ無理」というチャレンジをしない子にはしてはいけないということを仰っていました。 それ

        • 小学校を退職し、保育士なりました

          4月ももうすぐ終わろうとしていますが、この度、3月末で小学校の教員を退職し、この4月から両親が経営をするこども園で保育士として働くことになりました。 辞めるにあたっては色々と悩みましたが、両親の跡を継ぐ前に、小さな子どもたちと向き合う尊い経験を積み重ね、幼児教育の世界で学びを深めていきたいと思うようになったのが1番の理由です。 4月に入り、保育士になっての1週間は、小さいな子どもたちの大きなエネルギーに圧倒され、毎日クタクタ。小学校と違って子どもたちとの距離も近く、新しい

        淡路島で「撮る」を知る・感じる・楽しむワークショップ at 琴屋 【2024年3月16日(土)〜17日(日)】

          コロナウイルスにかかる一斉休校について6年生の担任として思うこと

          現場の先生は一時混乱していました。残った勉強どうしよう、宿題どうしよう、荷物どうしよう。ただ、どの先生方も決まってしまったものは仕方がないと、柔軟に対応をされていました。 今回の判断については、それぞれの立場があると思います。 国家全体のことを考える首相の立場 感染病の専門家としての意思の立場 国の決定を受けて、独自に判断を求められる市の立場 学校の先生としての立場 子どもをもつ親の立場 他にもいろんな立場があるとも思います。 学校の先生たちは、その立場で「現場のことが

          コロナウイルスにかかる一斉休校について6年生の担任として思うこと

          私たち教師はどのような子どもを育てていけば良いのか

          日々授業をしていて、この算数の内容は、この国語の内容は、子どもに教えて将来本当に役にたつのだろうかいう疑問は初任の頃から抱いていました。身につく力がはっきりしている単元はいいのですが、単元によってはそんな疑問をもって、悶々とした日々を過ごすことがありました。 しかし、昨年の夏に出会って、自分のモヤモヤした疑問がすっきりした本があります。それが「『資質・能力』と学びのメカニズム」(那須正祐・著)です。 結論から言うと、これから子どもたちにどのような力をつけていけばいいかという

          私たち教師はどのような子どもを育てていけば良いのか

          「ネズミの楽園実験」から考えるコミュニティの意義

          先日ネット依存、とりわけゲーム依存の子どもへの対応についての研修会に参加しました。 そこでなるほどと思わされた「ネズミの楽園実験」と、そこから考えるコミュニティの意義について書いていきます。 1.「ネズミの楽園実験」とは 以下、「ネズミの楽園実験」の説明ページを貼っておきます。 簡単に実験内容を説明すると、 依存物質の反応について調べるために、あるネズミは小さなオリに入れられ依存物質を摂取できるようします。もう一方のネズミは広いオリの中に入れ、遊ぶものやネズミの仲間を一緒

          「ネズミの楽園実験」から考えるコミュニティの意義

          小学校5年生 総合的な学習の時間「恵幸川大作戦!!」

          小学校3年生から始まる総合的な学習の時間。 総合的な学習の時間は、教科書がなく地域や環境、福祉や国際などを社会に広がる様々なものを教材として学習を進めていきます。生活科に比べると、扱う内容もより広く大きいものになるものの、子どもたちが夢中になって課題を追求する姿は生活科とは大きく変わるものではありません。 1.求められる「探究プロセス」そんな総合的な学習の時間ですが、新学習指導要領では、総合的な学習の時間についてこれまでの課題とさらなる期待として、「探究プロセスの中でも、『

          小学校5年生 総合的な学習の時間「恵幸川大作戦!!」

          小学校1年生 生活科「サツマイモだいさくせん」

          前回紹介したように、私は授業づくりをする時に、毎時間とはいきませんが、幼児期の「遊び」の考え方を生かして授業づくりを行ってきました。(考え方については以下参照) そんな「遊び」のように学ぶ今回は1年生の生活科の授業について、サツマイモを使った実践が「学びの場.com」というサイトで連載をさせていただいたので、次号で紹介させていただきます。 1.サツマイモだいさくせん(Vol1.) 当時の勤務校では、毎年1年生が生活科でサツマイモを栽培しています。しかし、サツマイモは土の中

          小学校1年生 生活科「サツマイモだいさくせん」

          幼児期の「遊び」の考え方を生かした小学校での学びとは

          私は学びの本質は「遊び」にあると思っています。 自分の興味があることや本当にやりたいと思う活動に夢中になり、没頭していく「遊び」。 毎回の授業とはいきませんが、そんな「遊び」のように夢中で学ぶ子どもたちの姿を目指し、そして、幼児教育の「遊び」の考え方を大切にしてこれまで授業づくりを行ってきました。 そんな幼児期の「遊び」の考え方を生かした小学校での学びについて、今回は書いていきたいと思います。 1.「遊び」の本質とは幼稚園教育要領には「遊び」について次のように記されて

          幼児期の「遊び」の考え方を生かした小学校での学びとは

          知的生産としてのアウトプット

          故・勝谷誠彦氏の言葉(『プロ論2』(徳間書店)より) 文字にすると、もやもやは消える。文字にするともやもやの原因が整理されてすっきりする。 人はいろんなことを曖昧にしておきたい。なぜなら覚悟しなくていいから。 文字にしてはっきりさせるとそうはいかなくなる。覚悟しないといけなくなる。反i省もしないといけなくなる。 そのかわり、ぼんやりしたものは消えていく。 つまり、やるべきことが見えてくる。 日々子どもたちにも 「書くことは考えること」 だと言っています。 教員として、日

          知的生産としてのアウトプット