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みなさん、おはようございます。
経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!

昨日の日経新聞一面トップに出てた記事

『御社の存在意義 何ですか』

こちらに注目します。

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「カイシャの未来」と題する特集記事になります。

株式会社が誕生してから約400年。社会を豊かにしてきた会社が岐路に立っている。利益を過度に追い株主に報いる経営姿勢に若者らがノーを突きつけ、社会への貢献や存在意義を明確に示すよう求め始めた。
会社と社会。語源が同じと伝えられる2つの言葉が今、再び重なり合うときを迎えている。

そしてこの存在意義、「我が社は何のためにこの世にあるのか」こそ、今日のテーマである『パーパス』です。

この記事では、取材班が街頭アンケートも実施しています。
東京・有楽町を歩く会社員100人に、
「御社の存在意義を言えますか?」

その結果、100人中「完璧に言える」が29人(これ、スゴいです✨)、「なんとなく言える」が34人で、あわせて過半の63人が言えると答えたと出ていました。

これ自体にも驚きでした。実はもっと少ないのではないかと。

「理念に共感したからこそ入社を決めた」。環境サービスで働く50代の男性は数年前の転職時を振り返る。一方、生命保険会社に勤める20代の男性は完璧に覚えているのに「具体的に目指す姿が分からず全く共感していない」と退職を決めた。

存在意義に共感できないと会社自体が社員に見放されてしまう。
「共感で職場選びする」
すごい時代になってきました。

一橋大学大学院客員教授の名和高司教授は、パーパスを「志」
「北極星のごとく道しるべになり社員が奮い立つもの」だとも記事ではでていました。

わたしも先日のnote投稿「会社の拠り所って何ですか?」
このなかでも2代目社長にその大切さをお話ししたことなど、記載しています。どうぞお読みください。

さらに、「パーパス」と会社の収益との関係を、投下資本利益率やEV/RBITDA倍率、株主総利回りを分析したグラフもこの記事には掲載されていました。

結果は、想定どおり高パーパス企業のほうが低パーパス企業よりも、いずれの評価も高い。
つまり、消費者から見てパーパスが明確な企業ほど市場価値も高いことが裏付けられたことになります。

ですので、企業サイドとしてもパーパスの策定や再定義をしない理由がありません。

そして最後にこの第1回目の記事の締めくくりにはこうありました。

会社も社会も中国語の「社」に由来し、いずれも「同じ志で物事を行う集団」を意味した。シャカイのためにカイシャは何をなすか。
ぶれない志こそが成長戦略になる。

太字は筆者が加筆

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いかがでしたでしょうか。

内容もさることながら、度肝を抜かれました。

いまだかつて日経新聞でこんな大見出しって、あっただろうかと!
なにか最近の日経、いいぞって感じています。


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