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何をすべきかよりも何をやめるか

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!

きょうのテーマは、「何をすべきかよりも何をやめるか」です。

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◆「とにかく人が足りない」


先日、ある創業経営者、つまり創業のご支援をさせていただいた事業者の方が無事創業に漕ぎつけられて、1ヶ月ほど経った頃合いを見計らって訪ねてみました。

そう、1ヶ月くらい経てば、そろそろ落ち着く頃だろうと思ってです。

ところが、お店に訪問し経営者にお話しをお聞きすると、

「予想以上の売れ行きで、連日営業終了前に完売してししまう」

と、嬉しい悲鳴の状態が今もずっと続いていると、少し疲れた表情でお話しされました。

なので、経営のことももっといろいろ学ばなきゃいけないと思ってはいるものの、下ごしらえの製造を連日深夜まで行っている状況だともおっしゃっていました。

「とにかく人が足りない」

わたしとのコーチングセッションを通じ、頭の中の整理ができたようで、改めて早急にやるべきことが見えてきたようでした。

◆われわれコンサルタントこそが学ぶべきこと


実は、この創業経営者の方とは、行政が行っている創業サポート制度を活用し出会った方でした。

この創業サポート制度は、地元の中小企業診断士の経営サポートを一定期間受けることを前提として、その期間の金融機関からの創業融資の借入金利息や保証協会保証料を一部補助しようという取組です。

つまり、創業者にとっては、創業当初の「資金面+経営面」をセットにした伴走支援が受けられるという、とてもお得な行政の制度なのです。

当然、われわれコンサル側もお役目として、経営相談を行います。

ただし、ここからが問題なのです。

今回の創業経営者の方のように、ただでさえお忙しく、翌日の仕込みに深夜まで作業をしている状態で、新たに「経営戦略は」とか「SWOT分析をしましょう」とか、聞いてはいただけるものの頭にはおそらく入らないのではないのか。

なので、われわれコンサルがまずやるべきことは、

経営者の日常のお困りごとやお悩みごとに耳を傾けることに徹する

これだと思ったのです!

コーチングの神様と呼ばれている、マーシャル・ゴールドスミスの言葉を最後に引用します。

「ピーター・ドラッカーはたくさんの素晴らしい話しをしてくれたが、とりわけ叡智に満ちたコメントだと思ったのは『私たちはリーダーに何をすべきかを教えるのに多大な時間を使うが、何をやめるべきかを教えるのには十分な時間をかけていない』というものだ。
私がいままで出会ったリーダーの半数は、何をすべきか学ぶ必要はない。彼らが学ぶ必要があるのは、何をやめるべきかだ、という言葉だった」

「ビジネスコーチング大全」より



いかがでしたでしょうか。
きょうはこれから地域の道路清掃です。
頑張ってきたいと思います!

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