fucotsunagaru

知的障がいのある21歳自閉症児。佐賀市在住。 丸を描く、色を塗る、など、好きな作業を通じて、日々アートを満喫中。 描いた小さなマルで社会や人と繋がる「マルツナガル」というアートプロジェクトに取り組んでいます。 公式サイト https://maru-tsunagaru.net/

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知的障がいのある21歳自閉症児。佐賀市在住。 丸を描く、色を塗る、など、好きな作業を通じて、日々アートを満喫中。 描いた小さなマルで社会や人と繋がる「マルツナガル」というアートプロジェクトに取り組んでいます。 公式サイト https://maru-tsunagaru.net/

    最近の記事

    アート靴下をつくってます②~デザインが生まれるまで

    「アートのプリントでなく、全く新しいものをつくってみたい。」 デザインユニットtuiiさんからは、最初にこのように言われました。 選んだアートを、ただネットでモノにプリントしていくのではなく、全く新しいものを。 だから靴下作りは「本人に会う、一緒の時間を過ごす、描いてみる、話しかけてみる」まずはそこから始まりました。 彼女の作品はその色使いが特徴的ですが、今回のデザインはあえて、色ではなく「カタチ」に着目しています。 お二人が彼女と作品から感じたことは、fuco:は重度自閉

      • アート靴下をつくってます①~始まりはまずfuco:laboから

        走り出したきっかけモチーフを連ねるアートの特性によるものか、以前からよく「〇〇つくって(傘やファブリックなど)」と、親しい方からお声かけいただいていました。 だけど何となく、すぐつくりたいと思えなかったのは、自分たちが何のために、何故プロダクトをつくるのかが見えなかったことが大きかったかもしれません。 ところが、SANC(佐賀県芸術活動支援センター)の企画から生まれた最初のマグカップ以来、kinariiroiroのドリップコーヒーパッケージ、ヘラルボニーのアートドレスと、f

        • 三重・桐林館作品展でCONNECT:したコトとヒト

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          • 2022.9.マルツナガルは跳んで飛んで弾けた!

            私たちにとって、とてつもなく刺激的な初秋が過ぎようとしています。 あっという間にあの日々のことが簡単に押し流されてしまいそうだから、自分たちの言葉で文字にして記録しておこうと思います。 自己紹介Fuco: 2000年生まれ。知的障害があり言葉でのコミュニケーションは難しい重度自閉症です。 6年前暇が潰せなくて困った母親が、これならできるだろうと「マル描いて」と言ったところ、思ってもみない量で描き始め、アート活動を始めました。 親はただのマルでそこに価値がつくと思っていな