生物統計を学ぶためにおすすめの本

 初心者が生物統計を学ぶのにおすすめの本を紹介します。

 生命科学の分野では,統計が多く使われます。

 そのため,標準偏差と標準誤差の違いや,χ二乗検定やt検定などを行う方法などを理解しておかないといけません。

 本記事では,初学者が統計を理解するのにおすすめの本と,実際に統計解析ができるようになるのにおすすめの本を紹介します。

実験で使うとこだけ生物統計1 キホンのキ,実験で使うとこだけ生物統計2 キホンのホン

 この2冊の本は,統計を理解するのにおすすめな本です。
 統計について学べる本は多く存在しますが,初めて読むと難しいと感じる本は多いです。しかし,本書では図を多用し,統計の全体像が分かりやすく説明されています。そのため,かなりすらすらと読むことができます。
 この本を読むことで,「標準偏差と標準誤差って何が違うの?」「どの検定を使ったらいいの?」というような,重要であるのに調べてもなかなかわからない疑問を解決することができます。

Rをはじめよう生命科学のためのRStudio入門

 この本は,統計解析の方法を分かりやすく紹介する本です。「R」というのは,統計解析を行うためのプログラミング言語です。エクセルでも統計解析はできますが,本格的に統計解析する場合は,R言語が使われます。
 「R言語」と聞くと難しそうと感じるかもしれませんが,この本ではR言語をインストールするところから丁寧に説明があります。図が多く使われており,語り掛けるような口調なため,初心者にも分かりやすいです。
 データの準備方法や,グラフの作り方といった基本的なところから,χ二乗検定,t検定,一元配置分散分析などの統計解析の方法を知ることができます。

まとめ

 生物統計を学ぶための2つの本を紹介しました。「実験で使うとこだけ生物統計」は,生物統計を理解することができ,「Rをはじめよう生命科学のためのRStudio入門」では,統計の方法を知ることができます。前者を読んで統計について理解し,実際に後者を用いて手を動かして統計をやってみると分かりやすいと思います。

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