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家事の「めんどくささ」をほぼゼロにした方法

わりと在宅ワーカー向けのライフハックにはなるけど、自分が家事のめんどくささをほぼゼロにした方法をご紹介したい。

うまく応用すれば、あらゆる作業にめんどくささを感じることなく、取り組むことができるようになる。


事前準備

まずこの文章を読むにあたって、次のルールを守ってほしい。

1.「一気に読もう」としない
2.飽きたら読むのを中断し、別の作業をする
3.その作業に飽きたら再読する


やり方

さっそくやり方を紹介する。

例えば洗い物なら

油汚れを水で洗い流す
他の作業
洗剤で洗う
他の作業
洗剤を洗い流す

こんな感じで、「え、ここで中断しちゃうの?」というタイミングで他のことをする。


洗濯も同様で、

洗濯槽のくず受けを外す
くず受けからゴミを取り除き、洗濯槽に取り付ける
家中から洗濯物を集める
洗濯物を分別する
洗濯物を洗濯機に入れる
洗剤を入れて洗濯をスタートする

この合間に別の作業をする。


このやり方で家事を進めるようになって、家事を「めんどくさい」と感じることがなくなった。仕事の合間に少しずつこなしているうちに、気づいたら家事が終わっている。

このやり方には大きく2つのルールがある。


1.一気にやろうとしない

例えば「今からゴミをひとつだけ拾って捨ててください」と言われたら、カンタンに実行できると思う。

では「今から部屋をきれいに片付けてください」と言われたらどうだろうか。誰も実行してくれないはずだ。


しかしよく考えてみると、「部屋の片付け」は「ゴミをひとつ捨てる」といった小さな作業を淡々と繰り返していれば、いつかは終わる。

「部屋の片付け」がめんどくさいのは、一気にたくさんのことをやろうとしているからだ。

つまり家事をラクにこなすために重要なルールその1は「一気にやろうとしないこと」である。

めんどくさいな……と感じた時は、自分の感覚と慎重に相談しながら「どれくらいの作業だったらめんどくささを感じることなく、今すぐやろうと思えるだろうか」と考えてみてほしい。

この「めんどくささを感じない最小単位」の作業だけに意識を集中することで、めんどくささを感じることなく、家事を進めていくことができるのである。


2.飽きたと感じたらすぐにやめる

有名な心理テクニックに「一旦始めてしまえば、作業興奮という作用によって集中力が高まります。だからとにかく始めてしまいましょう。」というのがあるが、これは役に立ちそうで役に立たないアドバイスだ。

「めんどくさいのは最初だけ!始めてしまえばあとは楽!」といくら念じてみても、めんどくささはなくならない。

なぜならもうひとりのあなたは(どうせ一度始めたらしばらくはその作業を続けなきゃいけないんでしょ?だったらやっぱりやりたくないっすよ……もう少しダラダラしてたいっすよ……)と考えているからだ。

そこで必要になってくるのが、飽きたと感じたらすぐにやめるというルール。

飽きたらすぐにやめてもいいと自分に言い聞かせる。そして実際に飽きたところで中断する。これにより自分自身に「ああ、飽きたら本当にやめていいんだ」という経験をさせてあげる。

この経験を積み重ねることで、「飽きたらすぐやめてもいいんだから、やろう」というフットワークの軽さが手に入る


途中でやめることに対する抵抗感

とかく我々は「一度始めたら最後までやり遂げなくてはいけない」という思い込みが強い。散々そう言われて育ったせいかもしれない。

でも実のところ、食器を洗うのを途中で止めたところで特に問題はないし、洗濯しようとして洗濯物を洗濯槽に入れたものの、そのまま一日放置してしまったとしても大した問題ではない。

現代人は、スマホの影響でどんどん集中できる時間が短くなってきているらしい。音楽も冒頭にサビがないと聴き続けられない。イントロが長い曲はスキップされてしまう。映画も倍速で観る。

しかしこの流れは不可逆的であり、これからも集中力はどんどん、細切れになっていくと思われる。

その流れに逆らい、スマホ断ちするのもひとつの手ではあるが、むしろ時代の流れに合わせて、仕事も細かく切り替えながらこなしていくスタイルにしていけばいいのではないだろうか。

実は最近、家事だけではなく、仕事や執筆も「一気にやろうとせず、飽きたらすぐに辞める」というルールで、複数の作業を細かく切り替えながら進めている。

このやり方のいいところは、飽きずに何時間も作業ができるということだ。飽きそうになったらすぐ別の作業に切り替えるのだから、当たり前といえば当たり前なのだが。

一見マルチタスクのようだが、実際はひとつひとつのタスクを細かく切り替えながらシングルタスクで行っている感じだ。飽きる前に別のタスクに切り替わるので、理論上、常に集中力が高い状態で作業ができているということになる。

この記事もそんな感じで細かく切り替えながら書き上げた。今数えてみたら実に30回以上細かくちょこちょこと書き進めていたようだ。


もちろん、中断が難しい仕事もたくさんあるし、家事の中断が難しいという家庭の事情もあるだろう。長時間集中して取り組まなければ生まれない創作物もある。なので当然、誰にでもオススメできる方法ではない。

ただこういうやり方で家事や執筆をこなす人間もいるよ、ということで参考にしていただければ幸いである。


CM

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