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【#001-後編】すごいぞ、平野啓一郎の小説は。 読書会企画「複雑な世界の歩き方を知る」|課題図書:平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ』

「複雑な世界の歩き方を知る」は、30代を目前に控えた悩める労働者、高橋、イワイ、チャプ太郎(以下チャプ)の三人が毎回一冊の本をテーマに、脱線したり自らの人生に引き寄せたりしつつ、これからの生き方について模索していく読書会企画です。

※この記事は「後編」です。「前編」はこちら。



読んできた平野作品について


高橋
今回、それぞれ別の平野啓一郎作品を読んできたんですよね。発表年の順に追っていければと思います。それでは、チャプ太郎さん担当の『空白を満たしなさい』から。

『空白を満たしなさい』

世界各地で、死んだ人間が生き返る「復生者」のニュースが報じられていた。生き返った彼らを、家族は、職場は、受け入れるのか。土屋徹生は36歳。3年前に自殺したサラリーマン、復生者の一人だ。自分は、なぜ死んだのか?自らの死の理由を追い求める中で、彼は人が生きる意味、死んでいく意味、そして幸福の意味を知る・・・。講談社現代新書『私とは何か』と併せて現代日本の切実なテーマに向き合う注目作。

講談社サイトより( https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000187787 )


チャプ
この作品は、まず主人公が生き返るところから始まります。この本の世界では、「復生」という概念があって、主人公以外にも世の中に「復生」した人がたくさんいるっていう設定。主人公は死後3年で「復生」して、みんなに驚かれる。周りからは自分の死因は自殺したって聞かされるけど、本人にはそんなはずない、本当はどうやって死んだんだ?って死の真相を探すのが大まかなあらすじ。その中で、分人という考え方に出会う。

イワイ
へー、単語として「分人」が出てくるんだ。

チャプ
そうそう。『私とは何か』みたいな感じで「分人とは」っていうテーマが出てきて、自殺した理由もようやくわかる。結局本当に自殺してた。復生する前は結婚して出産があって、マイホームも買って幸せだった自分がいた。仕事ももっともっと頑張りたい、と思っていた矢先に、会社で自分のことを妬む人に失脚させられて、窓際に左遷される出来事が起こった。もちろん新しい部署でも頑張るし、1個プロジェクトも成功させるんだけど、それを機に厭世観のようなものが芽生えてくる。頑張ってるのに虚しい、何のために頑張ってるんだろう、みたいな。でもそれは外には出さず、不安をかき消すためにも、がむしゃらに夜中まで働く。

高橋
ああ、その苦しみ……。

チャプ
平野啓一郎は「疲労とは生の麻薬である」って言ってたんだけど、不安を消すためにめちゃめちゃ働くと、はたから見れば充実してそうだけど、人間は分人ごとに疲れていくらしい。一つうまくいかなくなったら別があるからいいじゃんって考え方はできるんだけど、でも身体的に見ると体は一つ。だから楽しい疲れも体にとっては疲れでしかない。生きることに意味を見出せなくなっている自分の分人が許せなくて、この自分を殺すために死んじゃった。最後を思い出すと、自分は生きたいって思いながら死んだんだって思い出す。子供の顔を浮かべながら自分は死んだ、と。平野啓一郎自身が、お父さんを早くに亡くす話もベースにあった。目に見えて分人のことが書いてあるから、分人要素については話しやすい本だったかな。

高橋
分人主義の公式サイトでは、「好きになれない分人がいる」というキャッチフレーズで紹介されてましたが、なるほど、そういうことなんですね。自分の中に好きになれない、許せない分人がいるってことか。

チャプ
最近ネットニュースとかで「人間関係リセット症候群」という単語を見かけるけど、これもある意味社会的に自殺をしていると言えるよね。身体的に殺すのは自殺になっちゃうけど、人間関係を全部断ち切るのは社会的に分人を一つ消す行為だなって。平野啓一郎も言ってたけど、それが昔は出家だったんだろうなって。俗世との関わりを断つ意味で。上下巻だったけど、面白くて2日ぐらいで読んだ。読み始めるまでうわあ気が重いなあって思ってたけど、はまったよ。

高橋
平野啓一郎作品は、文体がすごく読みやすく作られてますよね。

イワイ
読みやすい。こんなこと言うのもおこがましいけど。

高橋
リーダビリティがめちゃめちゃ高くて、けれどじっくり読み込んでいくような読み方にも耐えうる。

チャプ
芯が通ってるというかね。伝えたいことがあるのを感じた。

高橋
ですね。
(奥付パラパラ……)あーなるほど、『私とは何か』が出た2ヶ月後に『空白を満たしなさい』の単行本が出てるんですね。

チャプ
「担当編集の人がいい意味で尖ってる人で、初めは断ったんですけどしつこく口説いてきて面白かったんで書きました」って言ってたね。

高橋
じゃあお次はイワイさんが読んできた『マチネの終わりに』の話を。


『マチネの終わりに』

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが......。芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。

毎日新聞出版サイトより( https://mainichibooks.com/books/novel-critic/post-362.html )

イワイ
他の作品のあらすじとか読んでいて、SFチックな話が多いのかなと思っていたから、『マチネの終わりに』は全然SFじゃなくてびっくりした。そんなのも書くんだと思って。

高橋
初期の『ドーン』とかはもろSFですよね。このあと話す『本心』もSF。

イワイ
『空白を満たしなさい』も、未来の話?

チャプ
うーん、2010年代って感じかな。

高橋
『マチネの終わりに』は現代の話ですね。

イワイ
そう。2006年から2014年ごろの話かな。これは恋愛小説。

チャプ
福山雅治と石田ゆり子のイメージが強くて。

高橋
ああ、実写化した時の。

イワイ
浮気の話が入ってるんですよ。2、3回ぐらいしか会ったことないのに、2人は激烈な恋に落ちるの。あの人しかありえないって感じになるけど、洋子は婚約してるんですよ。でも結婚をするのをやめて、牧野の方にいく。え、この後言う? 一番面白いところなんだけど。マジで読んで欲しいんだよね。読んだ方がいいと思う。

高橋
圧がすごい(笑)これは読まねばだ。

イワイ
世界は複雑だなって思った。昔だったら読めない、この年齢だから楽しめるんだろうなと。ちょこちょこジャーナリストの洋子はイラクかバグダッドの記事を書いていて、戦争の話や同僚が殺されかける話、自分がテロの被害にあいそうになる話もある。洋子の父親が映画を撮ってたんだけどすぐ別れてしまってみたいな生活ができなくてみたいな話とか、牧野が音楽的にスランプに陥ってみたいな話とか、色々複雑なんですよ。とにかく中盤に起きた出来事に「ええ??!」って思って、それはそこからスパッと解決するわけでもなく、そっから「うわぁ、ああ、おおお……」って感じで終わっていくという。

高橋
分人的な視点では、どうでした?

イワイ
正直、あんまりわからなかった。

高橋
公式サイトの紹介だと、「この人といる時の自分が好き」とありますね。

イワイ
あー、そういう描写はあったな。

高橋
不倫のあたりの描写ですかね?

イワイ
そうそう。洋子が「牧野と一緒にいる時は楽しくて笑ってられるけど、フィアンセといる時の自分は笑ってないことに気づいた」みたいなことを言うシーンがあって。

高橋
なるほど。分人の優先順位みたいな。

イワイ
『私とは何か』に関連して言うならば、「愛」ではなく「恋」すぎるかな。唐突に落ちていったのよ2人が。だから長続きするのかなって感じは愛なのかなどうか、って感じはした。

高橋
僕これ、読み始めた記憶はあるんですけど、読み終えた記憶はないんですよね。もしかしたら読みさしのまま放置してるのかもしれない。

イワイ
お前!よく途中でやめられるな!
俺も100ページぐらい読んだあたりで失速したんだけど、200ページあたりからドカンと金属バットで打たれるようなことが起きるのよ。びっくりした。そこまででもいいから読んでくれ。


『本心』

 舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。
 母の友人だった女性、かつて交際関係にあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
 さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
 ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。

文藝春秋BOOKSより( https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163913735

高橋
僕は最新作の『本心』を読みました。2023年12月に文庫が出たばっかりですね。これはSFと言えるかと。時代は2040年代、メタバースが日常化した世界です。主人公が30代男性なんですけど、母親が亡くなっていて。その母親の再現AIを作るところから始まるんです。

イワイ
へ〜〜そんな話なんだ。近未来。

高橋
生前のさまざまなデータをもとに人格を再現したAIで、ここでは「バーチャルフィギュア(VF)」と呼ばれています。その母親は、生前に自由死を希望していた。自由死っていうのは多分この小説の言葉なんですけど、自分で尊厳死や安楽死を選ぶことができる世界なんですね。私は十分生きたから、と自由死を希望してたんですけど、主人公はそれに反対する。

チャプ
ふむふむ。

高橋
父親は詳細不明で、長らく母親と二人だった主人公は、それはダメでしょと言っていた。そんな中、母親は不意に事故で亡くなっちゃうんですけど、ずっと二人で暮らしておきながら、母親がもう十分だからと言った理由がどうにもつかめない、わからない。というのもあって、バーチャルフィギュアを依頼して作ってもらう、という話の立ち上がりです。

イワイ
面白そう。

高橋
母親のAIとの会話を通して、真相を探っていくのがメインの筋です。この小説も「分人」という単語がそのまま出てくるんですよ。主人公に対する親子としての分人と、同僚に対する分人と、好きな小説家に対する分人と、っていう。それがVFを作っていく上で肝になってくるんです。

チャプ
AIと分人、なるほど。

高橋
タイトルからして「本心はどこにあるのか」ということがテーマになっているわけですけれども。主人公から見たお母さんは自分から死を選ぶような人ではない。だけど確かにそれを希望していた。亡くなる3年ぐらい前の情報をもとにVFを作ったんですけど、当人(VF)に聞いてみても「わからない」と。そこからの3年でどういう心境の変化があったのかを探っていく。

イワイ
ちょっとミステリチックだね。

高橋
いま目の前にいる人の分人を全て見ることはできないわけですよね。母親の同僚に話を聞いたりするんですけど、結局その人を通してみる母親の分人しかわからない。ネタバレにはならない範囲だと思うので言ってしまいますが、最後の章のタイトルが「最愛の人の他者性」なんです。一番近しい人、愛している人でも他者・他人の部分が必ずあって、というところがすごく最後に印象に残りました。

チャプ
『空白を満たしなさい』と対になっているとも考えられるね。『空白』は自分が死んだ真相、『本心』は他人が死んだ真相を探る作品。

高橋
そうですね。すごく近しい人間が死を選んだ理由。これもいろんな要素が出てくるんですけど格差社会の話とかテロリズムの話とか。

チャプ
考え方がうまいよね。

高橋
うまいですねえ。僕もこれはだーっと読んじゃいました。

イワイ
平野啓一郎、すごすぎないか。

高橋
この作品だけ読むと直木賞っぽい人なんですけど、元々芥川賞から出てる人なんです。直木賞は長編で、大衆、エンタメっぽい感じ。芥川賞はもっと短い枚数で、純文学。

イワイ
がっつりエンタメの人だと思ったわ。

チャプ
これは結構変わってるよね。平野啓一郎が芥川賞をとったのは学生時代に出した作品。

イワイ
すご!!

チャプ
京都大学の5年生の時に獲ってて、その頃の作品は「前期分人主義」とか呼ばれてるし、自分でも言ってる。

高橋
そうそう。

イワイ
小説でプロトタイプをしてるなって思った。それがすごいなって思った。分人主義という考え方のプロトタイプを小説でしてて。

高橋
そうですね、これはいい副読本ですよね。平野啓一郎の作品を読む上で。マチネとかはこれだけで独立して読める。

チャプ
今回に向けて読んだわけではないけど、『ある男』もそうだね。何年か前に読んだからあまり覚えてないんですけど、ちょっとあらすじをご紹介。

弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
里枝が頼れるのは、弁護士の城戸だけだった。
人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。

文藝春秋BOOKSより( https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163909028

チャプ
夫だった人の過去は全部嘘で、どこにも存在しない人だった。家族とは縁を切ったと聞いていたから過去について深堀りしなかったんだけど、さすがに死んだから連絡入れようと思って、兄と言われる人に連絡を取ったらそんなやつは俺の知ってる弟じゃねえ、と。じゃあ何者だったの?って作品。これはたしかに単体で読める。読んだ当時は「分人」とは考えなかったけど、「分人を捨てる」っていう意味で絡んでくるところはある。

高橋
たくさんの分人に分岐しても、結局身体はひとつしかないってところに戻ってきちゃう。『顔のない裸体たち』でも似たようなことを書いてますよね。顔だけ隠された全裸の写真が流出してて、っていう。読めてないので細かくは違うかもしれないですけど。

イワイ
なるほど。匿名性、匿顔性は保たれる。個人を特定されないのか。

高橋
身体と中身をどこまで近づけるかみたいな話ですよね。


そのほか、気になって持ってきた作品たち


チャプ
平野啓一郎以外の作品は? いま机の上にある長嶋有の作品とか。

高橋
『いろんな私が本当の私』ですね、これはタイトルだけで持ってきたですけど。長嶋有の小説を、6人の漫画家がそれぞれコミカライズしてるっていう、アンソロジーで。

チャプ
それ面白いね。読む人によって長嶋有という一人の小説家の作品も別の映り方をしていて、そこで分人が発生してるから、描かれ方も変わるよね。

高橋
そういうことですね〜。書く小説ごとに登場人物が違っていても、それぞれに少しずつ書き手の分人が入り込んでいるとも言えるわけで。原作となっている短編は、新しいのは本当に数ヶ月前のものから、古いものは10年以上前に発表された作品まであって。コミカライズではあるんですけどアンソロジーとして入って「いろんな私が本当の私」って言われると、全部長嶋有だなあと。まとまらないですけど。

イワイ
僕が持ってきたのは『なめらかな社会とその敵』ですね。まだ全然消化できていないのだけれど、今回に合わせてさらっと確認したら「分人」という言葉が登場してて。

これは経済学とか民主主義、社会の構造を具体的にどうしていくと、このなめらかな社会が実現するのかって内容。分人が普通に出てくる。分人民主主義=ディヴィクラシーって考え方があって、もう思想に矛盾がない完璧な個人という単位で民主主義をすると整合が取れなくなってきてて、自分の中にいろいろな考えがあることを認めましょうって感じの分人主義だった。平野啓一郎の作品では対人の分人だったと思うけど。

チャプ
学問としてのね。


鈴木健『なめらかな社会とその敵』勁草書房、p173


イワイ
この図だ。今の社会は分人・個人・共同体・国家・グローバルって列があって、個人と国家が強くなっていると。そこを滑らかになだらかに同じぐらいの強度でやっていった方がいいんじゃないかって話をしてて。これを僕はすごくいいなとおもった。関係ないけど、僕は今個人の力が強くなりすぎてると思ってる。新自由主義とかプライバシー、何々ハラスメントもそうだと思うけど。共同体が成立しなくなってて、共同体の力みたいなのが本当に弱くなってきてる。会社でも、仕事よりまず個人が優先される。

高橋
大事なことではあるんですけどね。

イワイ
そうそう。ずっと人権が弱かったからそういうことになってるのもわかる、それは前提として。共同体が弱くなっていることの例として、新人が敏感すぎるから仕事がうまく回らなくなるとか、都心部で核家族だけで子育てしようとするから共働きで回らなくなっちゃうみたいなのがある。昔は近所のおばさんに子供を預けてたりみたいなことしてたと思う。分人は個人よりミクロな話だけど、マクロな話もして良いと思うし、この本でもこの凹凸をなめらかにしようという話を書いてある。これはいい図だなと思った。内容自体は数式とかめちゃくちゃ出てきてむずすぎる。

高橋
なかなか一筋縄ではいかないですね……。この本、たしか2年前くらいに文庫になってましたよね。

イワイ
そうだったんかい。でかいの買っちゃったよ。

高橋
その時話題になったんでパラッとだけ開いてみたんですけど、難しくて全然わからなかった。

チャプ
これは平野啓一郎の言う「分人」と関係はあるのかな。

イワイ
いや、多分関係ないな。90年代に提唱された概念であるとか書いてあった。「管理社会についてという短い論考の中で使った概念である」と。

高橋
指し示すところはちょっと違うのかな。

イワイ
政治経済の文脈で言うのか、とかでも変わってくるね。


次回に向けて

高橋
どうでしたか、今回はじめて読書会をやってみたわけなんですけれども。

チャプ
いやあ、めっちゃ面白いね。準備段階から楽しくて。

高橋
それはそれは、ありがたい。

チャプ
課題図書読んで平野作品読んで、話したいこと考えて、こうやって集まって話す。最初から最後まで楽しめたね。

イワイ
各々のペースに合わせて、今後もやっていけたらいいね。

高橋
次回なんですけど、集英社新書の『「おりる」思想』を課題図書にしたいと思っています。一月に出たばかりの新刊ですね。僕とチャプ太郎さんが通ってたキャンパスの、5〜6歳上の代の方が書かれた本で、文芸作品や映画などを通して「おりる」ということを考える作品です。詳細はまたご連絡します! では今回はこの辺りで!



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