映画「コンサート・フォー・ジョージ」

ジョージ・ハリスン。ご存知ですか？　ビートルズのメンバー。ビートルズは知ってる？　そのジョージの追悼コンサートを映画に仕立てたもの。コンサートは2002年の11月。もう20年経つのかと軽い驚き。

コンサート・フォー・ジョージ | culture-ville

俺の音楽の原点は歌謡曲。殿さまキングス、西城秀樹、フィンガー5。宇宙戦艦ヤマトの主題歌に胸踊らせ沢田研二にシビれ、ピンクレディーに覚醒めちゃった少しあと、一瞬すれ違ったのがビートルズ。そのときはジョージに気がつかなかった。と言うかビートルズが4人組ってことも知らなかったかも。どうだろ。

中学生になって間もなくビートルズとの衝撃的再会を果たす。人生が大きく変わる。

最初のギターヒーロー。部屋に貼ったでっかいポスター。ビートルズのフロントマン3人がスーツ姿で演奏している。バストアップ。ジョージの左手を見て、ギターの弦とフレットを数えながら指の形を真似した。残念ながら俺の指からジョージみたいな音楽は鳴らなかった。

ロール・オーバー・ベートーヴェン、ドント・バザー・ミー、すてきなダンス。ジョンともポールとも違う歌声がかっこよかった。上下の唇をちょっとすぼめて前に伸ばして発声すると似てるような気がした。

今日の気分のマイベストはオールド・ブラウン・シュー。超かっこいい。

サムシングみたいなラブソングを生きてる間に1曲書けたらいいな。

映画はコンサートを楽しむのに十分。存分にジョージを偲ぶことができる。演奏にインタビュー被せてるところが数か所あって、そこだけ残念だった。ちゃんと演奏楽しませて欲しい。

コンサートの仕掛け人でもあるエリック・クラプトンは悲しさに耐えきれないから演奏するんだというようなことを言ってた。なんかわかるような気がする。こないだはジェフ・ベックを見送って、ほんと悲しそうというか寂しそうに見えた。

長生きして友を見送るってのもつらいものだね。幸せなことなんだけどね。