あなたに金持ちになってほしい(ドナルド・トランプ、ロバート・キヨサキ)

アメリカ大統領であり不動産王であるドナルド・トランプと、「金持ち父さん貧乏父さん」で知られるロバート・キヨサキの二人の金持ちが金持ちになるための秘訣について語っています。
ドナルド・トランプは、テレビ番組を使って、ロバート・キヨサキは、本や講演などを通して今までファイナンシャル教育の重要性を唱えてきました。
二人の思いは、ファイナンシャル教育を通して、できるだけ多くの人が金持ちになることであるということです。
ぜひ、金持ちになりたい人は読んでみて下さい。

1, なぜドナルド・トランプとロバート・キヨサキはあなたに金持ちになってほしいのか

アメリカをはじめとした先進国では、中流の人の数が減ってきて金持ちと貧乏人に二極化し始めています。
その理由として海外に仕事をアウトソーシング出来るようになったからということがあげられます。今までは、中流の人たちが行ってきた仕事は、圧倒的に人件費の安い中国やインドなどに取られていってしまうのです。
こうした二極化の時代で幸せに生きるには、金持ちの方に入っていくしかないとトランプは述べます。
金持ちになるのは確かに容易なことではありません。
しかし、プロセスを踏んだ目標をしっかりと立てられれば決して不可能なことではありません。

2, 戦いの種類と場所を選ぶ

仕事には、大きく分けて4つあります。
1, Eクワドラント・・・従業員のことで、いわゆるサラリーマンを指します
2, Sクワドラント・・・自営業や専門職(医者や弁護士など)
3, Bクワドラント・・・ビジネスオーナー(企業の創業者など)
4, Iクワドラント・・・投資家
ロバート・キヨサキは、この四つのクワドラントのどれでも金持ちになる可能性はあると述べています。
一番大切なのは、どのクワドラントで勝負するかを決意することなのです。
ロバート・キヨサキは、安定と自由を対立概念として置いています。
EクワドラントやSクワドラントは、比較的安定していますが、自由があまりありません。
一方で、BクワドラントやIクワドラントは、自由がありますが、安定してはおらずリスクを伴います。
どのクワドラントで勝負するかは、あなたの性格次第なのです。

3, もしあなたが若いならばどうするか

もし、あなたが若いならば、メンターと呼べるような人と出会い、見習いをしてみるのがよいそうです。
メンターが自分が将来活躍たいクワドラントにいるかどうかを確認してから見習いをするのがよいです。
ドナルド・トランプもロバート・キヨサキもBやIクワドラントにいる人なので、このクワドラントにいきたい人は、彼らの本を読んでみるとよいかもしれません。
ロバート・キヨサキは、将来、BやIクワドラントに行きたいなら、若いうちに会計学と商法を学ぶことが重要だと述べています。
さらに、ビジョンを持つことの大切さについても書かれています。
ビジョンとは、過去の歴史を知って、十年後、二十年後を予想することであるとドナルド・トランプは述べます。
どの分野で勝負することにしてもビジョンを持つことはとても大切です。


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