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好きという気持ちを大切にする

皆さんおはようございます。
今日の目覚めはいかがでしたか?

僕は朝からしばらくの間
海の表情を眺めていました。

この場所に来てから
自分の好きなことはなんだろう。

結局自分はなんなのか?

そんな根本的なことを考えることがあります。笑

都会にいた頃は
色々な物が身近にありましたし、
人との交流もあったわけで、意外とそういう部分に
意識を使い自分のことなんて冷静に考えられない毎日でした。

それが、こんな遥か孤島に来て、
しかも広大な自然しかないとなると
その意識は必然的に自分の内面に向かうものなんですね。

そんな中で考えることは、
自分の好きなことや興味が持てるもの。

結局そういったことが
生きて行く上での心の支えになります。



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皆さんには
「好きだと思えること」はありますか?

具体的な趣味だったり、
なんとなく「いいなあ」と思えるような感覚的なものだったり、
なんでもいいと思うんですね。

もしもそういうものを持っているのであれば、
その感覚は大切にしたほうがいいですよ。

世の中には
好きなことに気がつかずに人生を終えていく人もいますし。もちろん好きなことだけが全てではありません。それぞれの生き方がありますからね。

でも、そんな中で微かでも、
好きだと思える気持ちがあるのであれば、
それは大切に守り抜いていってほしい。

長い人生の中で
人は多くの時間を仕事や家庭生活に費やしていくわけですが、
その好きなことへの思いが自分を癒し、
そして時に自分の生き方を大きく方向転換させることもあります。


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好きなことへの情熱。

それは時に、その本人だけではなく、
周囲の人々の生き方にも波及することがあります。

皆さんもよくご存知の「ナイキ」という
スポーツブランドがありますが、
このブランドがこの世に誕生したのも
そんな一人の情熱で出来上がったものなんですね。

創業者のフィル・ナイトはもともと
陸上に熱中していた少年でした。

それでも走ることへの思いは止まずに
それを仕事にしていこうと考え、
なんと、彼は当時在籍していた大学の陸上部のコーチに
出資してもらい事業を始めてしまいます。笑

当時はすでに、
アディダスやプーマが世に知られていた時代。
普通に考えれば、後発のブランドに魅力はありません。

そんな中で彼は、
「一流アスリート」の知名度を利用する方法を思いつきます。
その結果生まれたのが「エア・ジョーダン」なんです。


知名度がなければ、
それがあるところから借りればいい。


好きなことへの思いによって
彼は様々なアイデアを実行に移しました。

そうしていくうちに
あのエアクッションの特徴的な
「エア・ジョーダン」は世界中に広まり、
今ではアスリートだけでなく、スポーツの垣根を超えて、
多くの人々の生活に浸透しています。

ちなみに、今回の東京オリンピックの
マラソン選考会(MGC)があった昨年、
選手たちは皆「蛍光ピンクのナイキシューズ」を履いていました。

高速に走ることのできるよう設計された
そのカラフルな厚底シューズで
多くの選手が記録に挑戦しました。

ナイキはここでも、
オリンピックという舞台や
活躍する選手の知名度を利用したわけですが、
それは逆の意味では、
多くの選手に「必要とされる存在」になっていたんですね。



当時のナイキには知名度はなかった。
でも唯一あったのが、
創業者・フィルナイトのスポーツへの思いでした。

その「好きだ」という思いが様々なアイデアを生み、
やがて知名度を穴埋めするほどまでになったんですね。

そして現在も多くの人々に愛される
スポーツブランドであるわけです。


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僕自身、
好きなことを仕事にしてきた人間です。

だからそのことがよくわかるのですが、
好きなことを仕事にすると、
必ず自分との葛藤が始まります。

なぜなら、仕事は好きなことばかりでは
やっていけないからなんですね。

時にお客さんの要求に答えていかないといけないし、
そのために事務的で地味な作業もある。
なによりも利益を出さなければいけない。

好きなことを仕事にするというのは
そういった厳しい領域に
「好きなこと」を犠牲にしてしまうリスクもあります。

必ず葛藤が生まれるものなんです。

中途半端な気持ちで好きなことを仕事にすると
それが理由で「嫌いになる」こともありますしね。
僕はそういう人をたくさん知っています。

ただ言えることは、
好きである思いが突き抜けていれば
それは多くの困難や不足を補ってしまえることもある
ということなんですね。


皆さんの好きな思いは、どこにありますか?

その思いを大切にして日々を送っていますか?


僕は、好きなことを無理に仕事にする
必要はないと思っています。
ただ日頃何をしていても
「好きである」という思いは生涯をかけて
育んでいくべきだと思うんです。


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今日でまた一週間が終わろうとしています。

明日からの週末は、
勉強や仕事から離れて「余暇の時間」を過ごす人も
多いんじゃないでしょうか。

でも、そんな解放された時間に
自分が何と向き合っているかが
生きて行く上ではとても大切だったりします。


自分と向き合える週末に向けて、
今日もそれぞれの場所で、共に頑張りましょう。

こうして皆さんと繋がっていられることに感謝です。



遥か孤島から、
皆さんの豊かな日々を願って。


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最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。