幸福日和 #010「捨てない覚悟を持ってみる」
今日だけでもいいんです。
目の前の一つのものを、
「一生使い続ける」つもりで。
目の前にいる人と、
一生関わり続けるつもりで。
そんな気持ちを持ちながら
一日を送ってみてください。
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「買い直せばいいや」
僕たちの日常に溢れているものの多くは、
じつに「捨てられる前提」で作られたもので溢れています。
例えば、一冊の本。
飽きたら違う作家さんやジャンルのものを
買って読めばいいや。
だって世の中に腐るほど本なんてあるから。
例えば、食器。
割れたら、新しいものを新調すればいい。
いまでは100円ショップでもお皿は買える時代ですから。
靴も古くなったら買い換えればいい。
今ではお手頃な値段で色々なデザインの靴を
アマゾンでワンクリックで買うこともできる。
なんなら郵送で返品も自由。
そうやって、僕たちは
使い捨ての生活に慣れてしまっています。
意識をしていようと、していまいと、
現代人はそうした社会の仕組み、経済の仕組みの中で
無自覚の中で表面的な生活をしているのかもしれません。
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これは物だけではありません。
人間関係もそうなっていないだろうか?
「使い捨ての人間関係」になっていないだろうか?
あいつは、
この環境からいなくなりそうだから、
付き合うだけ時間の無駄だ。
どうせ転職するのだから、
仲良くしていても意味はないし、
気にかける必要もないだろう。
あの人の代わりなんていくらでもいる。
色々なところで人間関係も
使い捨てられては、世の中を巡っている。
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使い捨てが前提な世の中だから、
軽々しい態度をとってしまうことが時にあります。
作り手の思いを踏みにじり、
発信者の思いを軽んじ、
そうやって誰かを傷つけることがあります。
どうすれば、長く付き合っていけるか。
そうした思いを持つことが、
人と物、人と人の関係を見直す大切な機械になります。
「捨てる」のではなく、
相手の想いを「拾い上げる」ゆとりを。
最後までお読みいただきありがとうございます。毎日時間を積み重ねながら、この場所から多くの人の毎日に影響を与えるものを発信できたらと。みなさんの良き日々を願って。