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幸福日和

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日常を豊かに過ごすサプリ集。何げない日常を、違う視点で眺めてみると、そこには全く新しい景色が広がります。毎日を特別な日々に。
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#小説

幸福日和 #095「言葉のアルバム」

人には誰にでも 「お気に入りのコレクション」なるものが あるのだと思う。 それはたとえばモ…

幸福日和 #094「二つの道」

僕の半生を振り返ってみると、 この人生という大きな道を歩みながらも、 そこにはいつも「二つ…

幸福日和 #092「世界をひろげて」

中国の深センで、 海を眺めながら物思いにふけっていた時がありました。 あの時も、 こうして…

幸福日和 #089「自分だけの公式を」

先日、数学者・カルダノさんを取り上げて、 「虚数」という日常生活に役立たない数字が 難解な…

幸福日和 #087「道草からの眺め」

こうして孤島で生活をしている僕は、 働いてもいないし、世間から見れば、 完全に「脱線した人…

幸福日和 #086「命のしずく」

この孤島にいると、 時々時間という概念がわからなくなることがあります。 今のようで過去で…

幸福日和 #085「謹しみの中に」

丁寧に作られたものに触れると安心します。 特に食べ物ともなると、 体の中に入っていくものだから余計に。 僕はパンが過ぎで、 海外や国内の地方都市を訪れる度に、 必ずパン屋さんに立ち寄るんです。 パン屋さんには、 その街の営みが垣間見えるのもいい。 朝食のために毎日バケットを買いに来る人もいれば、 仕事の休息にと、おやつ代わりに幾つかの 甘い菓子パンをまとめて買いにくる人も。 手を繋ぎながら、 お店に入ってくる親子を見ると、 そんな光景が微笑ましくもあります。 見ず

幸福日和 #084「想定外を受け入れて」

「こんなはずではなかった」 昔はそんなことばかり考えていた気がします。 思わぬ病を患い、…

幸福日和 #083「その視点の裏側に」

「どうしてそんなに 前向きでいられるんですか?」 時々そのように聞かれることがあります。 …

幸福日和 #082「失って得られるもの」

フランスにいた時、 しばらく通っていたカフェがあったことは、 別の投稿でも幾度かお話してい…

幸福日和 #080「土台を確かめる」

孤島生活をしながらも、 世の中とは繋がっていたい。 だからこそ、日本のニュースやテレビ番…

幸福日和 #079「今日に彩りを添えて」

今日はどんな色とともに 一日を過ごそうか。 昔からそんなことを考える習慣がありました。 …

幸福日和 #076「手書きの温もり」

多くの出会いに支えられているはずなのに、 慌ただしい日常を送っていると、 そうしたつながり…

幸福日和 #076「それぞれの時間の中で」

今自分は、 この時間とどう向き合っているのだろうか。 ふと、そんなことを考えることがあります。 何をする上でも(自分にとって)最適な時間 というものがあるように思います。 僕のことで言えば、 朝の時間というのは、言葉を扱う上でとても大切な時間。 たとえ投稿時間が夜になろうとも 多くの記事はこの時間帯に執筆するんです。 また、座右の書に目を通したり、 大切な言葉に触れるのも決まって朝。 いつの日も、その日の始まりには 大切なことで満たしていきたいと思うし、 そうして一