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Japanese Animationのある生活

 社会人になってからというもの、学生の頃のように腰を据えてアニメを観ようと思える気力も体力も喪失してしまいしばらくジャパニイズアニメイシヨン界隈から距離を置いていたが、ここ最近またジャパニイズアニメイシヨンを視聴する習慣がカムバックしつつある。

 というのも最近話題になった『ぼっち・ざ・ろっく!』がどうしても気になったからだ。ラジオとかテレビにおいてもプチ社会現象的に話題を呼んでおり、これは元ジャパニイズアニメイシヨンウオォッチャーとして一応見ておかなくてはならないという謎の義務感が働いてしまった。

 という訳で計3日も経たずにネットフリックスで全話を見終えた訳だが(視聴スピードが早漏)、まあ単刀直入に言うと素直に面白かった。
 世間で話題になっているものをあえて避ける傾向のある当方だが、毎回重い腰を上げてその渦中のコンテンツを視聴すると情けないほどにハマるというのを繰り返しており、今回の『ぼっち・ざ・ろっく!』も御多分に漏れずその格好の例となった。この調子でいくと今までメジャーすぎるからという理由で逆に読んでこなかった『ONE PIECE』にドハマリして自宅に引きこもり冒険譚と少年の心を引き換えにすべての社会的地位を失うという事態が容易に予測される。

 散々言われていると思うがこの『ぼっち・ざ・ろっく!』の主人公であるぼっちちゃんに共感出来る部分が多すぎる。ぼっちちゃんって私に似てるな~笑がインターネット上に大量発生するのも頷けるぐらい具体的な社会不適合者感が描かれているのだ(という社会不適合者の所感)。インターネットに常駐しがちなのは現実世界で充足した交遊関係を築けない人間の比率が多いからして(そういう偏った偏見を持っているから社会不適合者なんだよ)、こういうアニメはそういうインターネットに棲息する層に強く訴えかける影響力があるのだろう。アニメとインターネットの相互補完性というか、相性もあってプチ社会現象化したのも納得である。まあ何はともかくキャラクターも可愛いし面白かった。個人的にはしっかりしていてかつ優しさも持っている虹夏ちゃんが好きです(こういう気持ち悪いことを書いてしまうのも社会不適合者の悪いところである、そして悪いところだと自覚しているのに書くというのもまた悪…悪の連鎖が止まらない)。

 あと今月から配信が始まったネットフリックス限定の『アグレッシブ烈子』シーズン5も申し分なく面白いですね。これでファイナルシーズンだと思うとかなりロスになる。ただ、正直最終シーズンで政治の話かい……という肩透かし感を喰らってしまったのも否めない。なんかいきなり新キャラ出されてそれ軸に話進められてもさぁ……もっと今までの全シーズンに出てきたキャラにフィーチャーしてストーリー展開してもさぁ……

 まあなんだかんだ結局『アグレシッブ烈子』も話の続きが気になりすぎて爆速で視聴中であるぐらいには面白いんだけどね。毎回思うけどネットフリックスオリジナルのヤツってエピソードの終わり方が続き気になりすぎるように出来てるの何なん!?脳の回路がネットフリックスに買収されてるんか!?そう、シンギュラリティはもう、始まっちゃってるんだよね(関暁夫)!!

 まあそんなこんなで久しぶりにアニメ見る楽しさを思い出せて良かったねというお話。原作全部揃えてる勢として『BLUE GIANT』の映画も近々観に行きたいですね~


おしまい

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