トイレットペーパーの芯替えない奴は冷蔵庫のお茶とかも微量だけ残した状態で戻す
トイレットペーパー使い切ったのに芯を入れ替えずに個室出てくる人間の神経ってどうなってるんだよ。
いや、たまたまその場に替えのトイレットペーパーが備えられてなかったのならまだ情状酌量の余地はあるよ、逆によくその危機的状況を乗り越えられたねって称賛に値するよ、どうやって乗り越えられたのかは知らぬ方が吉だろうけど。
でもさぁ、自分の手が届く範囲に替えのトイレットペーパーがあるのに何食わぬ顔で芯だけ残して個室出るのってもはやこちらを挑発してるとしか思えないよな。
しかも何が最悪かって自分がそんな人間と同じ屋根の下で暮らしてることなんだよ。
自分には「トイレットペーパー使い切ったのに芯を入れ替えずに個室出てくる人間」と同じ血が流れているのだと思うと心底辟易する。
家族といえど人は人、自分は自分というように分離して考えて血の繋がり云々考えないようにすりゃ良いんだろうが、嫌でもその繋がりを眼前に突きつけられるシーンというのが日常において多々あり、たとえば本件の被告である父親は服を裏表反対に着てたり、自分の所有物と形状が似ている他人の所有物(メガネとか)を自分のものだと思い込んで無意識に盗用しかける節がよくあるのだが、それを見るにつけ自分がADHDっぽく、酷く鈍臭いような行動をしてしまうのはこの父親の遺伝の影響が過大に関係しているのではないかと思わされてしまうのである。
もちろん今までの経験則からして僕自身の注意不足によってそういう間の抜けたような行動(コップを倒してしまったり足の小指をタンスにぶつけてしまったり)が引き起こされてるのはわかるから学習して注意しようとは思うんだけど、正真正銘の注意不足人間である僕は「何かを行うときに注意しなければならない」という意識自体がまず不足しているので、ことある毎にお茶が満杯入っているコップを倒したり足の小指をぶつけたり白シャツにミートソースこぼしたりするわけである。そしてその度に自分の脳には何か致命的な欠陥があるのではないかという気分になる。気をつけようとは思うんだけど、毎回なんか別のことに気を取られて失敗を重ねている。そして家のトイレで使い切られたトイレットペーパーの芯を見る度に、その根源的な理由を遺伝に見出そうとしてしまう。
親子ってのは大概嫌なところばかり似るモンだって潔く受け入れて生きるのが賢明なのかもしれないが、流石に共通項として認めたくない部分が多すぎる。
何回指摘されてもトイレットペーパーは入れ替えられてないし、母親に朝から爆音でエレクトロニック音楽をスピーカーから流すのやめろと言われても頑なにやめずにその度喧嘩するし、母親は母親で細切れにヒステリー起こしがちだし、デジタル関連の操作とかでわからないことがあっても自分自身で調べて解決しようという考えが毛頭無いし(70代とかならまだしも理路整然と小言を言えるぐらいの脳年齢なんだから自分で調べられるだろと毎回思う)、自己本位な生き方のために人の時間を奪っているという自覚がないしもう悪いところだらけである。
でもそんな家族のことがなんだかんだ憎めず……というような流れにすれば綺麗に終われるのだろうが、やっぱり普通に無理である。
過干渉な母親と、無神経であることに無自覚な父親と、テレビのバラエティ番組を見て終始ゴリラズの『Feel Good Inc.』のバックグラウンドみたいな笑い声を上げてるだけの弟と、飯を食う時以外はほぼほぼ自室にこもってポメラで陰々滅々とした文章を書いてるだけの自分と、傷心を癒やすために筆者が妄想内で勝手に飼ってる愛犬ことイマジナリーチワワと……最強の可愛さを誇るイマジナリーチワワの愛くるしい仕草によって家中に張り詰めた緊張感が緩和されていなかったらもうこの家は終わりである。
なんだか前にも同じようなことを書いた気がするが、家族関連の悩みとか問題に対して外野が与えるアドバイスとか助言ってほぼ無意味だと僕は思うんですよね。アダルトチルドレン関連の本とか読んでも普遍的な心の持ちようとかは書いてあるけど、微に入り細を穿つまでに至るには個々人として当人と当人がどんな関係性を築いてきたのかとか、親がどういう性格でどういう教育方針なのかとかを統合的な観点からまとめなきゃいけないから。
トルストイの「不幸な家庭はそれぞれに異なった不幸の形をしている」という表現よろしく。
で、僕の家庭では僕がイマジナリーチワワとかいう現実には存在しない妄想内の産物を家族の一員として無理矢理認識しなければいけないという不幸が生じているわけである。もう意味がわからないよ。
ちなみにこのイマジナリーチワワはトイレットペーパーが切れると遠距離からでもそれを察知して替えのトイレットペーパーを口にくわえて持ってきてくれます。すごい、人間なんかよりよっぽどお利口さんだね。
おしまい
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?