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慣れ親しんだエリアで叶えた景観を活かすマンションフルリノベーション【私の推し設計!】

こんにちは!
FREEDOM株式会社広報担当の原田です!
今回は「私の推し設計!」紹介です。

いつもは新築住宅の事例を取り上げているこちらの企画ですが、今回はフリーダムアーキテクツが展開するリノベーションブランド、REDESIGNの事例を取り上げていきたいと思います!

今回事例を紹介してくれる設計者は、別のリノベーション会社の経験を経てREDESIGNの立ち上げに関わった、現在実務歴11年のOさんです!



概要

築年月:当時築29年
間取り:3SLDK→4LDK

造作ベンチが憩いの場となるリビング


お客様が喜んでくれたポイントは?

リノベーション検討されたきっかけは、当時の現居が手狭になってしまったということの他に、家事を時短したい、室内をなるべく綺麗に保ちたい、という奥様の想いが強くありました。
その想いを、間取りやちょっとした工夫で叶えられたことを特に喜んでいただいています。

まずは間取りです。
ざっくりと、玄関を入って、正面にはウォークインクローゼットや洗面所があり、右側のエリアにはご主人と息子さんのお部屋を配置しています。
一方で、LDKや奥様のお部屋は玄関を入って左側のエリアへ。

こうすることでご主人と息子さんは、玄関を入ってすぐシューズインクローゼットに靴をしまって、洗面所で手を洗い、ウォークインクローゼットへ服を収納し、個室に荷物を置いてからLDKに行く、という動線が完成します。

つまり、LDKを清潔かつ整理された状態で維持しやすくなるんです。

さらに、リノベーション前は壁で仕切られていた、キッチンと洗面室を繋げて回遊動線を作ることで、料理と洗濯の両方に気を配りたい忙しい時間も、スムーズに移動が出来るようにしています。

洗面室からキッチンへと繋がる様子


設計上こだわったポイントは?

ひとつはリビングの造作ベンチです。
汚れが気になるためソファーはなくていい、というご意見があったのですが、ちょうど富士山が見える窓があったので、その近くにベンチを造作することをご提案しました。
清潔感を保ちつつも、富士山を眺めながら寛げるスペースとなっているんです。

他にこだわったところは、洗面所の細かい部分でしょうか。
同じく汚れが気になる、という理由で、洗面所にはタオルを置かず、ペーパータオルを使用したいという声をいただいていました。
そのためにはごみ箱を置く必要がありますが、ただ置くだけでは逆にゴミが散らかる原因にもなりかねないので、洗面台に穴を作ってゴミを見せない形で捨てられるようにしています。

また、整理整頓をしやすくするために、洗面所の収納は用途に応じて大きさを変えているところもこだわりです。
洗面台横の収納について、下には大き目のランドリーバスケットを置きたいとのことだったので奥行きを持たせているのですが、上段はこまごました収納が出来るスペースを確保し、逆に奥行きを狭くしています。
ぴったりサイズの収納が可能になるだけでなく、壁の反対側に少しゆとりが出来て、玄関前にちょっとしたものを置けるようなニッチを作ることが出来ました!

納まりが良くなるよう寸法が考えられた収納


設計上難しかったポイントは?

リノベーションで間取りや配置を大きく変えることも出来るのですが、配管の位置まで変更しようとすると床が上がり、その分空間が狭くなってしまう可能性があるんです。
そのため、今回は設備の配置をあまり変えずに、お客様の希望を叶えつつ印象を大きく変えるということを意識しています。

例えば、キッチンにはパントリーが欲しいとのことだったので、配管経路を大きく変えない程度に少し位置をずらしています。
それだけでなく、キッチンとダイニングテーブルを一体化させることで無駄のないキッチン周りが完成します。

さらに、サッシを大きく出来たら理想、という声もあったのですが、マンションの場合はサッシは変えられません。
そのため、窓枠に合わせるのではなく天井からブラインドを下すことで少しでも開放的に感じられるような工夫をしています。

間取りは変えないまま、下がり天井などで印象を大きく変えたキッチン



いかがでしたでしょうか?
引き続き、「私の推し設計!」をお楽しみに!

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