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海辺の邸宅【私の推し設計!】

こんにちは!
FREEDOM株式会社広報担当の原田です!
今回は「私の推し設計!」紹介です。

今回事例を紹介してくれる設計者は、アルバイトを経てフリーダムアーキテクツ所属の設計者となり、現在実務歴10年のFさんです!



コンセプト

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Sea Side Residence

コンセプト:海辺の邸宅

水平線と一体化するような、景色と融合する直線的な外観


お客様が喜んでくれたポイントは?

全体的に喜んでいただいているので、ひとつを選ぶのは難しいですね。

強いて言うのであれば、この住まいの一番の特徴でもある海に開けた庭はとても気に行っていただいているのではないかと思います。

そもそも、お客様は海を楽しむための別荘をご希望だったので、海が楽しめるような住まいにする、ということを一番大切していました。

なので、海に面しているという立地条件を最大限に活かして、海に面した側を庭として開けた形にするということと、そこに様々な要素をグリッド上に落とし込んでコンセプトを作っていきました。

庭の様子を良く見ていただくと、それぞれのゾーンに分かれているんですよね。

それぞれに「アウトサイドリビング」「アウトサイドキッチン」といったコンセプトを決めているんですよ。

こうすることで、海が見えるというだけではなく、充実した時間が過ごせる庭を作ることが出来たので、すごく喜んでいただいています。

外にキッチンを置きたいというご要望はもともとあったので、アウトサイドキッチンは特にお気に入りではないでしょうか。

石にこだわりがあったお客様に合わせて、キッチンにストーンべニアを使って、その裏から間接照明を当てる、という工夫もしています。

ゾーンごとにコンセプトが決められている、海に面した庭


設計上こだわったポイントは?

やはり、理想の暮らしの要素として海は欠かせなかったので、なるべく海に対して開放的になるように、というこだわりはありました。

そのために、海に面した庭に開放感を持たせると同時に、どう周囲からの視線を遮るかという点を意識しましたね。

周囲の建物それぞれの高さを検討し、確実に隣地から見えないように、でも閉塞感が出ないようにというバランスを考えた壁で、庭を囲んでいます。

隣地からの視線を遮る一方で、サンセットを楽しめるようにもしたかったため、西側は少し壁を低くしていることもこだわりです。

隣の建物からの視線は遮り、サンセットは見えるように調整された壁に囲まれた庭


設計上難しかったポイントは?

庇を大きく張り出させる分、構造の調整をすることは難しかったかと思います。

普通の木造住宅なら900mm程だと思うんですが、この建物の場合は倍くらいは張り出しているんですよね。

そもそもなぜ張り出しているかというと、海に面した庭を中心としたプランのため横長になったボリュームのバランスを取りつつ、アプローチの利便性を考慮したデザインになっているからです。

横長の外観に合わせて庇の奥行きを設けたかったのですが、そうすると構造的に弱くなってしまうので、構造計算事務所と打ち合わせを重ねて調整をしていきました。

あとは、細かい部分にはなりますが、波に流されないよう庭に敷き詰められた石を固めておく、という工夫もしています。

お客様のご希望から庭に石を敷き詰めるデザインとしているのですが、庭と海との距離が近いため、波が高いと建物付近までかかることもありました。

雨の日もガレージから玄関まで濡れないように庇が張り出しています

いかがでしたでしょうか?
引き続き、「私の推し設計!」をお楽しみに!

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