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エッセーでもやるか、と思いきや――失敗について

 こんにちは。

 本当は小説、フィクション、つまり何かしらの作品をUPしたいと考える人間なんですが、時間はかかるし題材も思いつかないので、徒然なるままにエッセー、つまり随筆、もっと言えば日記のようなものをやろうと思い立ちました。

 もちろん、エッセーもれっきとした作品であることは重々承知しております。フィクションと違って内容は架空のものを作る必要がなく、実人生上に題材を取れば良いので、「作品を作っている」という意識が低くなりがちですが、それ相応のものを書こうと思います。

 ――と思ったら、すでにコラムをやっていた。今分かった。エッセーみたいなの、やってた。自分が書いたコラムをまとめたマガジンも作っていた。久方ぶりで忘れていた――なので、この記事もコラムのマガジンに収められるはずです。『エッセー』というマガジンを作る必要はなさそうです……。

 本日は雨です。何かしら書きたいと思ったのですが、先にも書いた通りフィクションは時間がかかる。しかし、それでも何かしら書きたい。結局、このようにつらつらと徒然なるままに書くことにしました。

 僕(自分を僕と言うのも気恥ずかしい齢になりましたが、今の気分で僕と名乗ります)には、『創作日誌』のシリーズもあります。というか、ありました。毎日書くはずが続きませんでした。

 これは長編小説を作成するにあたって、その経過を記そうとしたものですが、5日分で終わりました。その後、短い小説をいくつかササッと書いてUPしました。日誌を書くようなまどろっこしいことをやってたら、肝心の作品が作れないし、直接フィクションを仕上げたほうがいいです。やっぱり。

 私(「僕」はやはりイマイチなので変えました)は、『創作日誌』なんぞで読者なりファンを増やそうとしていたのでしょう。そういうのに興味のある人もいると思って。また、長編小説の作成が進まないので、いかに歩みが遅いかを記事にしたほうがマシだとも思っていました。さらに、創作日誌の執筆を自分に義務付けることで、長編小説の作成も自ずと進むだろうと目論んだのです。結果、あっさり失敗いたしました。

 私のこれまでを振り返ると、失敗の連続でした。たまにあった成功が印象的で、それらは意識して覚えていました。頭の中で失敗にはフタをしていましたが、フラットに見ると「どんだけ失敗してるんだ!?」と愕然となるくらいです。

 しかし、です。まあ今年も始まってまだ23日しか経っていないし、ここでひとつ今年の抱負なんですが、それがまさに『失敗してみる』です。

 失敗しないほうがいいし成功すればそれが一番ですが、『何かやってみたいことに対して、将来の失敗を恐れずやってみる』ということです。正確には。その際、「失敗を恐れない」という気持ちよりも、むしろ「ちょっと失敗でもしてみるか」といった気分のほうが、とっかかりやすくリラックスして臨めると思ったのです。気が進まないことをやったり、恐れつつやったりすると失敗しやすいです。たくさんの無駄な失敗経験が増えるだけです。

 やりたいことを思い切ってやってみる。もちろんやるからには成功を目指しますが、失敗してもそれはそれで「失敗してみることができた」、「いい経験になった」と思えます。そのほうが人生豊かになります。

 ということで、今年は夏目漱石の坊っちゃんのように、無鉄砲に、recklessに、『失敗を味わってみる』くらいのマインドでやっていきたいと思います。

 そのためには、心身のタフさが必要です。心身が弱いと、失敗はより大きなダメージになります。そして失敗を恐れてしまいます(大統領になる前に5回も自己破産しているトランプ元大統領の精神的タフさは認める)。なので、普段からタフでいられるよう、心身を鍛えようと思います。まずはそこから。いつでもやれる準備をしておくことが大事。

 と、こんなふうに書いて、書いただけで気分が良くなってすっかり忘れてしまってはいけませんね。というか、すでに始めていないと。ワタクシはすでに少しずつ始めています。そのつもりです。筋トレとか何やカニや。今後も励みます。

 人生を豊かにするために、その下ごしらえとしての継続は非常に重要です。継続できないのは目的を見失っているからです。目的を見失ってはいけません。すべては、『人生をより豊かにするために』。

 というより、もうこのぐらいの齢になってくると(そこまででもないくせに)、心身が徐々に鈍りはじめて、放っておくと抜け殻のようなマインドで、単なる生存活動みたいになりかねないという恐怖があります。タフになるのは人生を豊かにするためでもありますが、『これ以上人生を貧しくしないため』という側面も大いにあります。いや、今ではむしろこちらかもしれない。

 だから、若いころよりはちゃんと取り組めそうです(ハハハ)。日常の些細なことも、少し面倒でもやる。それによって心身を鍛える。そして、何かしらやってみたいことに積極的に挑戦する。

 普通は失敗します。あまりに簡単にうまくいくのであれば、それはほとんど挑戦と呼べるものではないのです。失敗しそうな困難なものだからこそ、それに対する取り組みを挑戦というのです(新明解国語辞典にそんな感じで書いてあったような)。

 大事なのは「負け戦でどこまでやれるか」です。人生全般がそういうものだとも感じます。もともと負け戦であるものを、うまいことやって勝ちにもっていくことが、人生の醍醐味のひとつでもあります。勝ち戦にばかり関わっていては、虚しくなります。

 ということで、現状だと失敗しそうな、でもうまくやれば成功しそうなことに挑戦してみようと思います。早速、浜辺美波あたりをデートに誘うか…………!?

(了)


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