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株式会社Francfranc 採用note Vol.5 銀行マンからWebマーケの世界へ

株式会社Francfrancには他業界や多業種から転職して活躍中のメンバーが多くいます。彼らにインタビューを通じて、ご自身のご経歴、Francfrancに転職後の感想、その魅力について語ってもらいました。

Web・EC部 WEBプロモーション課 海津 真史さん

「Francfranc」は幅広い年齢層の女性から支持を集めていることで知られている企業です。常に店舗にはトレンドを意識したオシャレなアイテムが数多く軒を並べているのですが、意外にも企業としての歴史は長く、今年の7月には一号店の出店から30周年を迎えます。その間に国内に120店以上もの店舗を展開し、近年は国内にとどまらず、香港など海外へ店舗を進出させるなど事業拡大を続けています。

女性をターゲットとしたインテリア・雑貨ブランドとしては、多くの支持を得ている「Francfranc」ですが、現状に甘んじることなく、海外進出以外にもさまざまな挑戦を続けています。
「Francfranc」といえば、国内のさまざまな大手百貨店を中心としてリアル店舗を出店していますが、最近では「Francfranc ONLINE」(https://francfranc.com/ )を運営しており、年々販売実績を伸ばし続けています。
そこで今回は、この「Francfranc ONLINE」の運営を支えているWeb・EC部のWebプロモーション課に入社した海津真史さんにインタビューを行いました。
海津さんは2022年4月に中途入社(インタビューは2022年6月)したばかりの新入社員さんです。ファッション系のECサイトで働くのであれば、近年は様々な選択肢があるなかで、なぜ「Francfranc」を転職先に選んだのか。また入社して間もない時期だからこそ感じる、株式会社Francfrancの社風や企業文化について語っていただきました。

▼Webプロモーション課、海津さんのFrancfranc入社の経緯・入社後のキャリア
――まずは簡単に海津さんのキャリアをうかがえますか?
Francfrancは私にとって3社目の勤め先です。まず新卒で信用金庫に入庫し、最初は窓口でお客様への預金などのご案内を担当していました。入庫から半年ほど経ってからは営業の業務が始まり、お客様への新規営業や法人と個人への営業を半々でしていましたね。住宅ローンや融資の話が主な内容です。

1年半、信用金庫に勤めた後、Webマーケティングの業務を行っていた株式会社JWM(現・株式会社NR)に転職しました。こちらの会社ではFacebookの方に取り扱っているダイエット商品などの広告を出して、新規獲得のWebマーケティングなどをしていました。この会社で2年半ほど勤めた後に現職であるFrancfrancに転職をしました。
――新卒で入られた信用金庫時代のお話しをうかがいたいのですが、仕事をする上でどういうところに面白さを感じておられましたか?
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今でこそテレワークが一般化していますが、当時はコロナ禍以前だったので、営業時代は毎日のように外回りをしていました。お昼に一度、自分のデスクに戻るのですが、大体朝の8時から夕方の4時前ぐらいまで外を回りながらお客様と話すことがでました。その中でさまざまな事業や業種の方とコミュニケーションをとれるところが一番面白かった点です。

お客様が一般の方でしたら「どういう家庭環境なのか」など、雑談から距離を縮めるようにしていました。私の営業地域は家族経営など個人事業主の方が多くて、「どんな経緯でやり始めたのか」など経営の大変さについてお話しを聞けたのも興味深かったです。

――その中でWebマーケティング会社に転職されたきっかけを教えてください。
「新規顧客獲得」という側面では営業もWebマーケティングも似ていると思います。ですが、両者の決定的な違いとしてあるのがデータの質と量だと思っています。Webマーケティングの場合はお客様の傾向がデータに残るので、PDCAが早く回せるというところから魅力を感じるようになっていきました。
あとこれは言ってもしょうがないことなのかもしれませんが、信用金庫はその業種上、セキュリティの面でできないことが多かったこともきっかけだったかもしれません。今では考えられませんが、パソコンにネットワークを接続できない、なんてことすらありましたからね(笑)
――なるほど。扱う商材上それは仕方がないことかもしれませんが、それでもパソコンにインターネットが繋げられないのは衝撃です。では2社目となった会社では具体的にどのような業務を行っていたのですか?
2社目ではベンチャー企業に入社したのですが、当時はちょうど事業を拡大を図っている最中で、代表と社長に私を含めた正社員3名とパートさんで構成されている会社でした。会社の規模が小さかったこともあり、さまざまな業務をしていましたね。業務を進めていく中で、社長から「アフィリエイト」や「リスティング」「SEO」など、ウェブマーケティングの基礎を教わり、新規顧客を獲得するための新規広告を担当することが増えていきました。
――信用金庫からベンチャー!変化が非常に大きいですね。転職で仕事の面白さみたいなところは大きく変わったのではないでしょうか?
前職である信用金庫は規模が大きいので「1000人ほどの中の1人」という感覚でした。またトップダウンのニュアンスが強く、上司に「じゃあ、営業でこれとってきて」と言われることはあっても、逆にこちらから「お客様が○○なのでこれを提案したいです」と上司に伝えても会社のルールでできないことが多くありました。とにかくルールが第一でしたね。
なかなか動きづらい上に、裁量性がないということで転職しましたが、2社目では「売り上げが立てば何でもいい」という自由さがあったので、自分の裁量で仕事ができたのは良かったです。また小さい会社だったので、何か提案をしたいことがあれば、他の人を介さずすぐに代表に聞きに行くことができたので、意思決定のスピードもやりがいに繋がっていきました。
あと自分が入社したタイミングから徐々に会社の売り上げが伸びていくのが肌感覚で感じられたので、会社が成長していく過程を身をもって感じられたのも面白かったです。
――海津さんは信用金庫とWebマーケティングの2社を経験された後にFrancfrancへの転職を検討し始めたと思うのですが、そのきっかけを教えていただけますでしょうか。
2社目ではかなり良い環境で働かさせていただいたと実感していますが、仕事内容がルーティーン化してしまったことが転職を検討するきっかけとなりました。従業員の数が少なかったこともあり、私の場合は定期通販の部署をひとりでこなしていました。そういったことで徐々に仕事に対して新鮮味がなくなってしまい、違った側面からWeb集客をやりたいと思うようになりました。
――転職先には多くの候補があったと思いますが、その中でFrancfrancがいいと思ったきっかけはあったのですか?
面接を進めていく中で、「いい会社」と感じる部分が多くありました。他の会社ですと「前職に何をやってきたか」や「あなたは何ができますか」というよくある質問を面接で聞かれたのですが、Francfrancでは自分が予想していなかったことを聞かれました。覚えているところですと「ブランドを成長させるためにはどうすればいいですか?」という質問でしょうか。
結果、いくつかの面接を踏まえてFrancfrancは会社の売り上げだけではなく、一人ひとりの従業員がブランドの価値を考えていると感じることができました。前職は売り上げが第一というところだったので、これは今までの自分にはない新たな視点でした。
――Francfrancは女性の商材を扱うイメージが強いと思いますが、そこは入社を決意する上で障壁にはなりませんでしたか?
正直に言うと、入社まではFrancfrancの商品を使用したことがありませんでした。ですが、そこが「逆に面白い」と思いました。普段、自分が使っていない商品でも考え方や引き出しの数によっては売ることができると思っていて、こうした経験から新しい知識を得ることができると考えて入社を決めました。

▼Francfrancでの仕事について
――Francfrancでは具体例にどのような業務をされているのですか?
今はWebプロモーション課という部署に所属をしています。主な業務ですと、Francfrancでお買い物をされた方でメールアドレスを登録されている方、LINEを登録されている方、Francfrancのアプリを登録されている方、この3チャンネル向けに商品情報などを配信する業務を行っております。
例えばメールでの販売促進でいうと、お客様が購読されているメルマガで、在庫が切れてしまった人気商品が再入荷された際に「人気商品が再入荷しましたが、こちらの商品をいかがでしょうか」といった内容の宣伝のメールを配信をしています。
他にも「梅雨に入りましたので、ジメジメした季節を快適に乗り越えるためのアイテムはこちらです」と、傘や室内干しができるファンの紹介など季節にあった商品のご案内などもしています。
――なるほど既存顧客へのマーケティングが主な業務なのですね。ちなみにこれらの業務を始めるにあたって研修などはありましたか?
はい、ありました。入社してから1ヶ月ほどは基本的に会社に行って、業務はもちろんですが、会社のルールや出退勤についての研修をしていただいていました。そのあとは実務での研修になります。私の場合はメルマガとLINEの配信とアプリが主な業務になりますので、メルマガを配信するときのツールの使い方の説明や、同じくLINEやアプリの配信について教えてもらいました。
これらを一通りしてから店舗実習が1週間ありました。新宿のサザンテラス店で実際に6日間、フロアに立ってお客様に対しての声掛けや品出しなどをやらせてもらいました。自分は学生時代のアルバイトを含め、店頭に立ってお客様相手に接客をしたことがなかったのでとても新鮮でした。
――店舗実習ではどのようなことを学ぶことができましたか?
この経験を踏まえて、Francfrancの商材を実際に手に取ることができたのは私にとって非常に良い経験となりました。メルマガのテンプレートがあるのでそれを見ればおすすめのポイントを書けるといえば書けるのですが、直接商品に触れないと具体的な良さがわからないんですよね。
例えば「コップを売り出したい」となった時に、商品に触れていない状態でメルマガなどで勧めてもお客様がどのような反応をしているか想像ができませんでした。確かにデータを見れば「何歳の人が多い」「何と一緒に買った」などはわかるのですが、「何がきっかけで買ったのか」という深層的な部分はわからなかったんです。
今回、実際に店舗に立って商品を取り扱ったことで多くのことを吸収できました。そして意外にも女子高生や男子高校生もFrancfrancに来るということも見えてきて、ネット販売では買わないけど実店舗には興味があって見に来るということも知れて、とても理解が深まる貴重な経験となりました。

▼Francfrancの職場環境
――Francfrancに入社されてからまだあまり長い時間は経っていないとは思いますが、他の社員さんの第一印象を教えてください。
丁寧な方が多いという印象があります。もちろん、他の会社の方も丁寧だとは思いますが、私の直感的にはFrancfrancの方はより雰囲気が柔らかくて、温かみのある方が多いと感じています。なので働いていて気持ちいいですね。
――働きやすさという意味では、研修や店舗実習を終えた今はリモートワークという形でしょうか。
そうですね。週5日のうち、4日間はリモートで1日は出社という形です。
――リモートワークという仕事形態に抵抗はありませんでしたか?
新型コロナウイルスの感染拡大がピークに達した時に、前職でもリモートワークが導入されました。ですが、そもそもの人数が少ないということもあり、リモートワークは定着せず、すぐに週5出勤に戻りました。
こうしたこともあって「Francfrancも出社が多いのかな」と思っていましたが、ふたを開けて見るとほとんど出社がなかったことに驚きました。実際にリモートワークを始めてみるとやりやすさを感じています。わからないことがあった場合でも抵抗なく質問できますし、1日の終わりの1対1で会話できる環境を作ってくださるので働きやすいです。
――テレワークがほぼ初めてということですが、往復の通勤時間が省けるなどメリットを感じたことはありますか?
知人から「テレワークは通勤がないから楽」と聞いていたのですが、実際に体験してみると出社しないのは確かに楽ですね。というのも前職では自宅から会社まで1時間半かかっていたため、通勤では往復で約3時間もかかっていました。そのため、忙しい時期は自宅と会社の往復だけで一日が終わるということも少なくありませんでした。そういう生活を送っていると食事もプロテインなど簡易的なものになっていって、身体的にも負荷がかかっていたと思います。
Francfrancに転職してからは通勤時間が浮いたことで時間や仕事のメンタル、モチベーションにも余裕が生まれてきて、いい循環ができていると感じています。
――一般的には隣に仕事をしている方がいた方が質問をしやすいと言われていますが、テレワークでこのようなデメリットを感じることはありますか?
そこに関しては質問をしやすい環境を整えていただけていると感じています。一方で出社が週に1回なので、同じ部署の人以外の方とお会いする機会がないというのはデメリットだと思いますが、メリットのほうが大きいと個人的には感じています。

▼Francfrancに実際に入ってみて感じること
――Francfrancに入社されてから約2ヶ月弱が経ちましたが、入って良かったと思う点はありますでしょうか。
Francfrancに転職して良かったと感じている点は2点あります。一つ目は「働きやすい環境」であるということです。Francfrancは人数が多いので、入社前は何かアクションを起こすときに時間がかかると思っていたのですが、実際はスピード感をもって仕事ができています。
例えば配信業務について、現在のものにプラスアルファのことを加えたいときに上司に仮説ベースで試していいか相談しに行くと、結果がしっかりしていれば「試していいよ」と意見が通ることが多いです。稟議書を書いて、上に通してと言う流れがなくて、やりたいことや仮説、理論立てがしっかりしていると自由にやらせてもらえるという点が一つですね。
二つ目は第一印象と同様に入社してからしばらく経った今でも丁寧な人が多いという印象が変わっていない点です。
一方でFrancfrancの場合は新しい仕事を始める際にマニュアルや研修、プログラムがあるので、「今日はこれやっといて」「明日はこれやっといて」のようなツールの丸投げをされることはないです。仕事を始める前にツールの使い方や注意事項を丁寧に教えていただけるので、やりやすさを感じています。
――入社前に感じていた不安などで解消された点などはありますか?
商材をあまり知らないことも入社前は不安に感じていましたが、入社したときに「これが一番重要な商材なんだよ」と教えてもらったり、先ほども述べた店舗実習を通して多くの商材について深く知ることができました。現在は入社前に抱えていた不安はほとんど解消されたと思います。
また前職では新規顧客獲得を目的とした業務をしていたのに対し、現職では顧客満足度を高めることを目的とした業務を行っています。この二つの仕事内容は共通点もあるのですが、根本的な違いがあるのでそこは不安に感じていました。実際に入社してみてからは丁寧な説明をしてくださったこともあって、徐々に不安は解消されていきました。
――対象の顧客が違うとはいえ、集客という意味では前職と現在の業務は同じだと思います。そういう意味で、共通する部分があるからこそ、違いを感じられている点はありますか?
前職では新規獲得ということをメインとしていたので、ターゲットが「自社の商品を知らない人に対してどのように商品を売るか」ということを考えていました。現職ですと「一度、Francfrancを買ってメルマガやLINEを登録していただいている方にさらに買ってもらうためにどのようにして魅力を伝えるか」という点で似ているけど違いがあるので新鮮味があります。また前職と現職ではゴールの位置が違うと感じています。前職では「商品を買ってもらう」というところをゴールとしていました。しかしFrancfrancで自分が携わっている部分でいうと、既にFrancfrancの商品を買ったことのある人に対して商品のイメージを落とさず、買ってもらってから満足してもらうということを目標に仕事をしています。こういうこだわりを従業員の多くの方々が持っているからこそ、ブランドとして長続きしているという学びになっています。
――他にもFrancfrancに入社されてから面白いと感じた点やこれから改善していく必要があるという点はありますか?
先ほども言った通り、私は配信業務をしているのですが、そのやり方には違いを感じています。前職の場合は人数が少なかったこともあり、「私」対「上司」で意見をすり合わせれば問題がありませんでした。一方でFrancfrancは人数が多く、会社にも多くのルールやチームが存在しているので、視野の広さには大きな違いがあります。
現職では自分が業務を行う上で自分以外の他の方の動きも把握しておく必要があるので、全体的なフローを考えながら「組織」を強く意識して動くようには心掛けています。
――その中で会社や部署の課題とそれに対して改善したいことなどはありますか?
自分のことになってしまうのですが、配信業務はある程度覚えられたとおもっています。一方で社内の人間を巻き込んで何かを起こすことには難しさを感じています。社内の様子や自分の現段階のリソースもあってきていないです。
他の部署と連携することで、何かの仕組みを変えたり、効率的でない部分を変えたりすることはできると思います。いきなり会社全体とはいかないまでも、連携をしっかりすれば部署内からは変えていけると感じています。

会社の課題で言いますと、Webプロモーション課はWeb・EC部の中にあるのですが、在庫発注チームとの連携不足によって販売促進をしたい商品があっても蓋を開けてみると在庫がなかったりというケースがあります。徐々に改善はされつつあるみたいですが、これは課題だと思うので、私も解決に寄与したいと思っています。

▼最後に
――最後に「こういう人にはFrancfrancへの就職や転職がおすすめ」というのがあったら教えてほしいです。
私も入ってから実感をしているのですが、現在Francfrancは変革期に入っていると思います。私がいるWebプロモーション課の他の方も仰っていたのですが、ECに関して直近でより力を入れているということもあり、根本的な改革が起きています。

Francfrancは実店舗が強く、実際ECに力を入れてない時期もあったと思います。ECに対して力を入れ始めたのはコロナ禍からなので、EC全特化の企業に比べると遅れている部分はあるかもしれません。

現状ではECに今後も力を入れたいとい考えているので、今後入ってくる方がいるとすれば「Francfrancが好き」というだけでなく「Francfrancをこう変えていきたい」と考えている方の方が合うと思います。エンジニアの方も増えているので、そういったことを得意としている方にもおすすめです。

あとは私自身が肌で感じていることですが、社内全体が優しい雰囲気なので、人間関係で不安に感じる点はないと思います。

――本日は貴重なお話しをありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。