人間関係の2種類の型とは。友情型と恋愛型についての考察とそのチューニング方法。
今回は、人間関係についてふと思ったことをまとめておきたい。
「自分が大切にしたい」と思える人間関係は、大きく分けて2パターン存在している気がする。これを、自分は「友情型」と「恋愛型」と名付けている。
そして、自分が持つそれぞれの人間関係について、このどちらのパターンで関係を育んでいるのか、ということを意識して整理しておくことが重要だ。
ただし、おそらく人によっては3パターン目が存在することもあるだろうし、あくまでこのネーミングも個人的な直感で付けている。読者は、あくまで参考程度にとどめておくことをオススメする。
友情型の関係とは
まず、友情型関係の定義からしておこう。
これは端的に言うと、「仲が良い=価値観が近い」という認識を互いに持つことである。
学生時代の友情関係を想起してもらえれば、容易にイメージできるのではないだろうか。多くの場合、学生時代に仲の良い友人は、つまるところ「似たような価値観を共有している」ということだ。
そして、この友情型の関係の場合は、価値観が合わなくなってくると次第に関係性も希薄になるのである。
要するに、「お互い考えが似ているよね」という認識に始まり「お互い考えが違うよね」という認識の変化をむかえて終わりが近づく、これが友情型の最大の特徴だ。
恋愛型の関係とは
次に、恋愛型の関係の定義をする。
これは、「一緒にいると決めたから、お互い関係を維持するために努力していこうね」いう認識を持つことである。
ここで大事なことは、そもそも完璧な人間なんていないし、お互いは全然違う人間なんだから理解できないこともたくさんあると自覚すること、そして、相手を自分の思うように変えようとしないということだ。
相手の良いところも悪いところも知った上で、一緒にいる覚悟が必要だ。
互いに同じ型である認識を持つこと
上記で見たとおり、2パターンの型が存在していると仮定しよう。
名前にとらわれがちであるが(別の名前を考案中)、友情型の恋愛もあれば、恋愛型の友情もあるだろう。
現実には人間関係における厄介な場面が数多く発生する。そこで言えることは、自分と相手とで異なる型の関係性を築こうとしている場合だと思う。
つまり、友情型で「相手の価値観は、自分と近いから一緒にいたい」と思っている場合、相手の変化は許容できるものではない。しかし、これが恋愛型のスタンスの場合、「どうしてその変化があったのだろう」という関心に変わる。とらえ方が全く異なるのだ。
もちろんこの2パターンも、二項対立の図式をとるわけではなく、境界は曖昧なグラデーションになっているだろう。
相手を見ながらどちらの型なのかを意識し、時々チューニングすることが大切だ。そして真剣な恋愛の場合、おそらく友情型ではいつか終わりが来るんじゃないかと思っている。
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