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創業塾の空気に触れて初心を思い出す

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先日、商工会が開催している「たかしま実践型創業塾」にコメンテーターとして参加してきました。
講座を通して学んだ受講生が最終回でビジネスプランを互いに発表するので、それに対するコメントをします。

この創業塾、私も昨年参加して、基本的な学びを得ると共に、自分の考えをブラッシュアップすることができました。
また、一緒に受講された方は仲間のように感じ、開業されたお店に行ったりもしています。

今回はまずグループ内で自分のビジネスプランを互いに発表されていたので、テーブルを回りながら聞かせてもらいました。
今は企業内で資格や技術を持った専門職として働かれていて、その資格と技術を活かして独立開業しようとしている人。
既に開業していて、他店との違いを作り出してお店を成長させていこうとされている人。
間もなく定年退職になるので、今の仕事の経験を活かした分野で収入を得ながら、やりたいことをしようとされている方。
同様に退職間近の方で、今の仕事とは全く関係の無い新分野を始めたいと思われている方。
料理に興味を持ったので、マルシェ等での小規模出店をしており、いずれは自店舗を持とうとされている方。

ビジネスの内容も今まで聞いたことのないような内容から、市内にも既に有るけど違いを出していこうとするものまで様々でした。

こうした起業塾に行くと、だいたい五種類の人に出会います。

一人目は、いずれ起業したいと考えているけど、まだプランも特に無い人。
二人目は、起業してやりたいことは決まっているけれども、まだ具体的なアクションを起こしていない人。
三人目は、やりたいことを小規模に始めてみたり、副業として始めてみている人。
四人目は、間もなくオープンする予定で、店舗の準備やホームページの作成などを行っている人。
五人目は、既に起業している人。

他のコメンテーターからこの五人の中で一番評価されたのは三人目の人です。
どれだけ素晴らしい理想を語るよりも、まずは実践していることが素晴らしい、そしていきなり本格的に始めずスモールステップを踏んでいるところも素晴らしい、と言われていました。

私がテーブルを回ってプレゼンを聞いていて多くのケースでもったいないな、と感じたのは、仕事を選んだ動機やきっかけについて、どの方もサラッと流してしまっていることです。
きっかけとなった出来事、お客様の言葉、自分の思いなどをしっかりと言語化すると、ホームページや補助金の事業計画書を書く時にも説得力があります。
言語化するための作業方法のオススメは生まれてから1年ずつの年表を作り、自分の生涯の出来事を順に書いていき、その時の気持ちも乗せていくことです。

リクルート出身と言われたコメンテーターの方は、先行している人や専門家にとにかく聞くことを勧められていました。
リクルートで実績を残している人は、先輩でも上司でも仕事先でもとにかく質問しまくるとのこと。
その方は住宅情報雑誌SUUMOに関わられていたそうですが、不動産関係の知識は全くなかったため、お仕事で関わった不動産の社長に質問しまくって詳しくなっていったと言われました。
現在のお仕事を始めるにあたっても、日本でその業界で有名な方にお話を聞きにいったそうです。

創業塾の空気に触れることで、自分自身もまた初心を思い出すことができました。
ちょうど未経験のお仕事の依頼が来たところなので、新たな気持ちで頑張ろうと思います。

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