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吾輩は猫である。名前はたくさんある。

我が家の猫さまには、なぜか名前がたくさんあります。

もちろん正式名称はひとつです。

その名前を呼ぶときは、なぜか「さん」付けになります。

花子さん、太郎さん、のように。

最近娘の友達も、なぜか「さん」付けで呼ぶようになったそうです。

娘界隈では有名人です。あ、猫だから有名猫ですね。笑

でも家ではあまり本名で呼ばれません。

代表的なのは「あーちゃん

元は「あかちゃん

年を重ねても、いつまでも赤ちゃんみたいで可愛いよね。

というところから、「あかちゃん」と呼ばれるようになり

やがて短縮されて「あーちゃん」になりました。

たまに「あーたん」とも呼ばれます。

もはや先頭の一文字しか残っていません。

本名まったく無視です。

元が「あんこ」でも「あんず」でも「紋次郎」でも「エリザベス」でも、多分「あーちゃん」になっていただろうと思われます。

ある日、娘が「アーノルド」と呼び始めました。

「あーちゃん」の「あ」から発生した名前でした。

もう、そこには原型の影も形もないばかりか、赤ちゃんを思い起こさせる欠片もありませんでした。

外国人にバージョンアップしました。

しばらくすると「アーノルド」の真ん中だけが抜き出され「のるる」と呼ばれ始めました。

しかし猫さまの素晴らしいところは、どの名前で呼ばれても自分が呼ばれていると認識していることです。

うちの子天才なんじゃないかな!

はい、親ばかでたー!笑

現在、猫さまが呼ばれる名前はこれだけあります。

①本名
②あかちゃん
③あーちゃん
④あーたん
⑤あー
⑥アーノルド
⑦のるる
⑧もっちゃん
⑨むーちゃん
⑩かわいい

続いて使用例です。

①本名
 ・おもに訪問者によって呼ばれる
 ・「ちゃん」「さん」がつけられることが多い
 ・本名を忘れないように、定期的に下僕によって意図的に呼ばれる

②あかちゃん
⑤あー

 ・「あかちゃん、かわいいねぇ」という感じで使用される
 ・「〇〇(←本名)はホントにあかちゃんだねぇ」
 ・「あーはほんとに可愛いねぇ」と、主に可愛さを強調する際に多く使用される

③あーちゃん
④あーたん

 ・にゃー、などと可愛く鳴いた際、すかさず「あ~ちゃん♡」と返す。
  ※語尾にハートマークが添付される
 ・下僕がモフリたいとき、猫なで声で「あーたん♡」と呼ぶ

⑥アーノルド
⑦のるる

 ・主に甘やかし担当の娘が帰省した際に、第一声として発せられる
 「アーノルド~♡」「のるる~♡」と叫びながら突進するケースが多い

⑧もっちゃん
 ・くつろぐ下僕の足元にぴったりくっついてゴロゴロが始まったとき
  下僕がお腹をもにょもにょしながら無意識に発してしまうケースが多い
  おそらくモフモフの「も」の進化系

⑨むーちゃん
 ・甘やかし担当の娘のみが使用
  ※リサーチ不足により使用ケースを限定できていない

⑩かわいい
 ・下僕をはじめとする人間は呼び名とは認定していないが、
  猫さま本人(本猫)が「かわいい」=「ぼく」
  と認識している可能性が高い。

正直、猫さまにとっては迷惑な話だと思うのですが、我が家での猫さまの名前(呼び方)はこんなにあります。

基本的に、とっても下僕思いの優しい子であるため、僕のこと呼んでるのかな? と思うときは、耳をこちらに向けてくれます。

「きいてるよ」という意思表示はするけど、「いま、振り向きたくない気分なんだよね。わかってにゃん」という態度です。

聞こえてるよ。
ほら、お耳をちゃんと、そっちに向けてるでしょ。
でも、どうせ、呼んだだけでしょ?

猫さまの本名は、ちょっと変わった名前です。

アーク(猫さまがいたシェルター)では、運命が変わるようにとシェルターに引き取ったときに名前を変えるそうです。

ちなみに引き取るときにいただいた書類の中に、最初の名前がありました。

それによると、元の飼い主さんがつけた名前は「まぐろ」だったようです。

マグロ好きだからかなぁ。笑

3兄弟の名前は、まぐろ、かつお、いわし、とかだったりして。笑

3兄弟だったので、3つセットでよく聞く名前が付けられました。

ぶー、ふー、うー みたいな(※ぶー、ふー、うーであはりません)

引き取るとき、我が家での名前候補は、茶白だったので「マロン」でした。

ところが、うちに来て1時間くらいで部屋をパトロールし始めたその子に

シェルターで付けられた名前を呼んだら、くるっ、と振りむいたのです。

「あー、この子はその名前を自分の名前として認識してるんだな」

と思ったら、知らない環境に来て名前まで変えるのは可哀そうかなと思ってそのままにしました。

ちょっと和風の変わった名前ですが、実は下僕たちも気に入っています。

猫さまは「ごはん」という言葉にも反応しますが、「ちゅーる」という言葉には反応しません。

猫さまとしては、愛情とご飯をたっぷりくれれば、名前はどうでもいいのかもしれません。

ぼくが可愛いからしようがないよね🐾
どうでもいいけど、ご飯はおいしいのを頼むにゃ!🐾

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

呼び名というか、あだ名のようなものがたくさんつけられて、猫さまは混乱しているかもしれません。

しかし、そこは猫さまです。

「どう呼ばれようと、僕は僕」

よきにはからえ

という寛大な態度です。

さすがです、猫さま。

今日も又、猫さまから癒しと学びをもらう下僕でした。

日に日に寒さが厳しくなりますが、みなさまお体に気を付けてお過ごしください。

良い週末を!

【追記】
そういえば、最近「ちょこちゃん」と呼んでいることを思い出しました。
ちょこちょこしているから、というのが理由だった気がします。笑

読んでくださってありがとうございます!もし気に入っていただけたらサポートいただけると嬉しいです。猫さまのために使わせていただきます。