見出し画像

奥村薫『大学入学共通テスト 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』より

奥村薫(2020)『大学入学共通テスト 倫理、政治・経済の点数が面白いほどとれる本』、KADOKAWA。

孟子の性善説(p66-)

四端

人間は生まれながら「四端」(4つの徳の端緒)を持つ。四端は惻隠・羞悪・辞譲・是非。

惻隠:他人の不幸を見過ごせない心。
羞悪:自他の不善を憎む心。
辞譲:他人に譲る心。
是非:善悪がわかる心。

四徳

教育により四端を拡充することにより、仁・義・礼・智の四徳があらわれる。

惻隠:仁。
羞悪:義。
辞譲:礼。
是非:智。

董仲舒の「五常」

漢代の董仲舒(とうちゅうじょ)は仁義礼智の四徳に「信」を加えて「五常」とした。

浩然の気

孟子は、有徳な行為を積み重ねると内面から強い気力がわきあがり不動心に達すると言い、その状態を「浩然の気」と表した。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?