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#313【ゲスト】かんき出版エース編集者が本づくりで意識していること

このnoteは2022年1月22日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

※所属会社名や肩書きは収録当時(2022年1月現在)のものです。


得意なジャンル/企画の立て方/内容力で勝負する

今井:フォレスト出版チャンネルのパーソナリティを務める、今井佐和です。本日は昨日に引き続き、「毎年10万部を出す編集者が考えていること、やっていること」ということで、素敵なスペシャルゲストをお呼びしています。かんき出版・副編集長の杉浦博道さんと、フォレスト出版・編集部の杉浦彩乃さんです。どうぞよろしくお願いいたします。

杉浦博・杉浦彩:よろしくお願いします。

今井:ではさっそく、いろいろとおうかがいしたいなと思うんですけれども、杉浦さんは毎年10万部というすごい垣根を突破するベストセラーを出されているとうかがっているんですけれども、得意なジャンルですとか、あと企画をどのように立てているかなどを教えていただいてもよろしいでしょうか?

杉浦博:はい。実績だったり、周りから言われて気づいたのですが、何度も使い込むような、ドリルのような、参考書のような本が私は得意なようです。10万部にいったのも実際、そういう本がいくつか入っています。その中でも語学書が比較的良好で、全部増刷しているっていう状態です。で、これはどの編集者もそうなんですけども、最初はなかなか有名な方が捕まえられなくて、僕は未だにあまり得意じゃないんですけど。無名な方で、内容で勝負みたいな、かっこよく言えばそうなんですけど、そういうのがおのずと得意になってしまったかもしれないです。で、無名の方というと、王道だったり、優しい感じにすると存在感が弱まるので、結構尖がらせたような本作りをすることが多いかもしれないです。例えば、『老いた親との上手な付き合い方』って、タイトルを付ければいいところを『老人の取扱説明書』っていうタイトルにしちゃったりとか、そういうことをやってきた人間でございますね。一方で、有名な方を捕まえるのが上手な方っていうのもいて、そういう方は人たらしの部分もあるのかなと思っている次第でございます。
あと、企画の立て方ですが、これはもう話し出すと1日あっても終わらないくらいなんですが、重要なところと言うか、絞り込むと、企画ってその著者の実績力と内容力と販促力、ここをいかに高まらせるかっていうところで勝負が決まるのかなと思っておりまして、編集はそのためのサポートだったり、知恵だったり、動きやすいようにいろいろと手配したりということをやっていく人間なのかなと思っております。
で、有名な著者じゃないことが私の場合は多くて、実績力って言うと、そこでちょっと一歩引いちゃう部分はあるかもしれないです。販促力に関しても、経営者さんとか、フォロワーが多い方ですね。最近そういう本がすごく出てきていますけど、この方々は、販促力は強いですね。自分のTwitterとかYouTubeで宣伝しちゃえば一発なので。私もその辺はやるようにしているんですけども、そんなに得意ではなくて、なので、おのずと内容力で勝負するしかなくて。
とは言え、真面目なことを言うと、どの本もやっぱり内容はちゃんとないといけないなとは思っているんですけど。最近は実績だったり、フォロワーが多いだけで売れちゃう本も多いです。っていうところで内容力を突き詰めてやるようなスタイルを取っております。この内容力のことで言うと、2ついいなっていうのがあって、実はこのVoicyのチャンネルで出ておられた、サンマークの岸田さんがおっしゃっていたことが、すごく腑に落ちたんですけど、新提案っていう言葉がまず1つのやり方としてあるかなと。岸田さんの場合は「間違い探し」を新提案されたんですよね。「終わらない間違い探し」っていう感じで。私は過去に何をやったんだろうってなったときに、1つは割と最近作った『英会話は筋トレ。』っていう本ですね。英会話の上達っていうのは、例文をいっぱい覚えるよりも、絞った英文をひたすら繰り返して、自分の体に染み込ませることが大事だと。だから、英会話は量が1割、反復が9割っていう言い方をしたんですよ。まさにこれは筋トレと一緒だと。
これ、タイトルの話にもなるんですけど、最初は『筋トレ英会話』っていうタイトルを付けていたんですけど、これを『英会話は筋トレ。』に変えたんですよ。内容は変わらないです。ただ、『英会話は筋トレ。』っていう言い方をすることによって、新提案っぽさを出すことができるんです。もう1個だけ例を出すと、『ガボール・アイ』っていう本が、私が作った中では1番売れていて、電子を併せてそろそろ35万部なんですけど、この本は世界で唯一科学的に証明された視力回復法なんですよ。

今井:んー。

杉浦博:こういう本はいっぱいあるんですけど、ちゃんとエビデンスがあってっていうところが、新提案というところで、『ガボール・アイ』を出しました。で、もう1つが、これがまたサンマークの方で、今は独立された綿矢さんっていう方がいるんですけど、『女の運命は髪で変わる』とか。

杉浦彩:はい、はい。

杉浦博:結構スピ系の本を得意としている方、この方がいいことを言っていて、「№1を目指せ」と。

今井:№1?

杉浦博:その中では№1と言うか。ちょっとごめんなさい。具体例はすぐに出てこないんですけど、私がよく作ってきた本で言うと、語学書で、例えばTOEICの勉強法とか。これもう数字でわかりやすく言えば、いかに短い時間で、いかに点数をアップさせるかっていうところで№1を出しやすいと思うんですよ。例えば、それまでに1年間で300点アップしたというTOEICの本があったとしますよね。それに対抗するには、半年で600点アップとかにすればいいんですよ、単純な例で言うと。それで№1を出すと。そうやってやるのが企画の作り方としては、割とシンプルに強さを出せるのかなと。

杉浦彩:なるほど。

杉浦博:そんな感じですかね。他にもいろいろとあるんですけど、例えば、そんなことをやって、内容力をいかに強めるかっていうことをやっております。

今井:職人肌で尖ったわかりやすい企画をツンッと出すみたいな感じなんですね。

杉浦博:どこかにあるようなやつを出すと、すでに売れている方をみんな買うので。あとは、著者が有名な人とか。そこに後発として戦って勝っていくためには、そうするしかないと思いますね。

今井:お話を聞いていて、ついつい買いたくなってしまうようなタイトルばかりだなって思いながら聞いていますけども。

杉浦博:ありがとうございます。

一緒に本をつくりたい著者、つくりたくない著者

今井:ちなみにベストセラーになる企画の条件とか、著者の条件っていうのはあったりするんですか?

杉浦博:そうですね。先ほど言った3つの力を磨いてほしいというころで、ただ販促力、フォロワー数というのはもちろん伸ばしてほしいんですけど、これは限界があったり、それを伸ばしている間にチャンスを逃しちゃうとかもあるので、とにかく内容力を磨いてほしいかなっていうのは単純にあります。これも言っていくといろいろとあるんですけど、ただ今、著者っていうところで言うと、こういう著者さんとやりたい、やりたくないっていうのをバーッと申し上げますと(笑)。

今井:(笑)。

杉浦博:ご一緒したくない人から言うと、時間を奪う人ですね。「とにかく会ってしゃべろう」とか、「企画書の返事をよこせ」とか。こっちもそればっかりをやっているわけじゃないので、売れそうな今進んでいる企画を優先的にやっているので、あんまり言われちゃうと「土日も家族サービスをやっているんだったら、俺の企画書を読め」って言われているようなもので、あんまりしつこく連絡してくる人はちょっと困るかな、っていうのがあります。
あと、言うことを聞かない人ですね。「企画書を送って」って言ったのに、全然送ってこないで、「話そう」ばっかり言っているなんていう人も過去にはいました。
あとは、すぐにジャッジできると思っている人ですね。全然ダメなやつもあるんですけど、それはすぐに返事しますけど、大方のものがある程度調べたり、精査したりしないと。こっちが調べないとわからないので、すぐにいいとか悪いとか、即答できるものではないんですよ、企画って。そんな野生の勘みたいなものは持ってないし、僕以外もそんなのを持っている人はいないので、そこはちょっとやめてほしいかなっていうのはありますね。
あと、逆切れする人ですね。

今井:逆切れ(笑)!?

杉浦博:「やらないんだったら、先日私が送った企画書のデータをすぐに破棄してください」とか(笑)。勝手に締め切りを設けてくる人。「3日以内に返事ください」とか。何でお前に従わなきゃいけないんだって。結構ひどい例って言うか、極端な例を出しているかもしれないんですけど。あとは、「世界観」とか言う人ですね。これは、私がよく作っている実用書に関してだけ当てはまるものですけど、小説とかエンタメになると変わってくると思うんですけど、実用書っていうのは、いかにわかりやすく伝えるかに尽きるので、世界観とか、その人の言葉の使い方とかっていうのは、無視はしないんですけど、二の次なんですよ。そこにこだわって、実際にご一緒してから進めるときに、文章を直すときに、過剰に反応する人とかもいるので。そこはまずわかりやすいかどうか、10人、9人にちゃんと伝わるかっていう第一関門をクリアした上で、世界観にこだわるならいいんですけど、世界観が第一に入ってくる困った人っているので、そういう人だとあまりご一緒したくない。
あと、これはよく言っているんですけど、プライドが高い人とは僕はあまりやりたくないです。プライドっていうのは、コンテンツに対してプライドを持ってほしいんですよ。自分自身にプライドがある奴っていうのが結構多くて、プライドが高い人っていうのは、文書を直させないとか、こっちの締切とかを守ってくれないとか。あと、「これは、私はできません」とか、根拠もなく言ってくるとか。「できません」はいいんですけど、ちゃんと根拠を持って言ってほしいです。言語化するっていう癖は本をつくる上で絶対必要なので、身近な編集者に対して少なくてもそれができないっていうのは、結構な致命傷っていう感じがします。
ちょっと上からで申し訳ないんですけど。一方で、ご一緒したい人は、物申したい人はうれしいです。

今井:物申したい人?

杉浦博:「私はこういう本を作りたいです」は、全員そうなのでいいんですけど、類書をちゃんと読んでいますか? と。あなたが言っていることって、もうとっくに多くの人が言っていますと。同じことを言っているなら、売れている著者の方をみんな買いますよ、と。「いろいろと本を読んだけど、この辺が弱いとか、いや、これは違うっていうのを私は言いたいんです」、そういうのを待っています。そうじゃないと世の中に新しい価値も提供できなければ、後発で勝てもしない。そういうのを一緒に作っていきたいなとは思いますね。
というところで、類書を読んだ上で、私は物申したいという人は、それが基本なのかなというところなので、類書研究をする人とご一緒したいです。まず本を作るにあたっては、上層部を説得して、企画を通さないといけないんです。そうなったときに、類書研究を編集者1人でやるよりも著者と一緒になってやったほうが最短ルートなんですよ。しかも、著者の方が類書って知っているはずなんですよ。あと、著者の方はさらに読者目線で読んでいるので、編集者って読者目線であまり読まない。私はちょっと能力が低いからかもしれないですけど。そういうところもあるので、そういう知恵をどんどんほしいというところがあります。それぐらいあれば、ご一緒したいなと思います。
パイは大きいに越したことないんですけど、その人が作りたいとか、これまで培ってきたもののパイがそこまで大きくないんだったら、「こういう話し方の本が売れているから、そっちをつくれ」と言うわけにもいかないし、つくったところで中途半端になっちゃうので、先ほど申し上げたところを言った上で、なるべくパイをでかくしていく努力を一緒にしていける、そんな人とご一緒したいなと。長くなって、すみません。

今井:ありがとうございます。ちなみにフォレスト出版の杉浦さんも今のお話を聞いて、共感できるところとか、「え!」って思ったところとかあったりしますか?

杉浦彩:コンテンツにプライドを持て、と。それはすごくいい言葉だなと思って、かっこいいな、私もちょっと使いたいなと思ったのと、確かにこっちの予定とか、そういうのを加味しないでガンガンこられる方もなかなかちょっと……。もう既読スルーしたくなりますよね。

杉浦博:そうなんですよ。これって著書と編集者の関係じゃなくて、ビジネスマン全体として、業界問わず、最低限やらなきゃいけないことかなと思います。

杉浦彩:そうですね。私も、「もうすぐ本が出ます!」とか言って、ワードの原稿がボンってメッセンジャーで送られてきたことがあって、一回名刺交換をしたことがあるだけの人だったんですよね。そんな原稿が送られてきたら、読んで感想を言わなきゃいけないのかなとか思うじゃないですか。すごく困ってしまった、っていう。なんなんだろうみたいなのがあるので、皆さんやっぱりパッションがある方たちだから、ちょっとそういう感じでグイグイ来られる方は来られると言いますか。

杉浦博:まあ、そこは無下にできないと言うか。むしろ熱はないよりあったほうがいいんですけど。ちゃんと相手をある程度、最低限見てほしいかなと言うか。

杉浦彩:すごく「わかる、わかる」というのはありました。

編集の仕事をしていてよかったなと思うこと/普段読んでいる本

今井:ちなみに大学を卒業されてからずっと編集者さんでやってきたということだったんですけれども、このお仕事をしていてよかったなって思ったことっていうのはありますか?

杉浦博:そうですね。ありきたりのきれいな話になっちゃうんですけど、自分が見たり聞いたりして、おもしろいとか、これ絶対役に立つとか、新しいって思ったことを全国に発信できるのはやっぱりおもしろいかなというのが1つと、あとはこの立場を使えば誰にでも会えるんですよ。それは、芸能人だろうが、スポーツ選手だろうが、地味かもしれないけど、ある業界ではすごく有名な方、さらに言っちゃえば死刑囚にも会うことができるわけですよ。実際、そういう本も出ていますし。そういう人たちに会いに行って、本になればいいんですけど、なかなか根掘り葉掘り、自分の好きなことを聞けるっていう立場って、編集者をやっていないとなかなかこういう環境と言うか、特権というのは得られないかもしれないなと思っています。そこが、もうちょっとやりたいなと思っていますけど、おもしろいなって。あとは他のマスコミや新聞とかもそうだと思うんですけど、ちゃんと形として自分がこれをやったぞっていうのが永久に残るっていうのはうれしいかなと。国会図書館には基本的に全部保管されるので、エロ本だろうが、何だろうが。

今井:エロ本も保管されているんですね、国会図書館って。

杉浦博:そうですね。とは聞いたんですけど、実際に行って取り寄せたことはないので、確認はできていないですけど。

今井・杉浦彩:(笑)。

杉浦博:単純にそれはうれしいかなって。何百年も残るからいいかなって。自己満の世界ですけどっていうのはありますかね。

今井:ありがとうございます。あと編集者さんだと、たくさん本を読まれるのかなと思うんですけれども、お仕事関連以外で個人的な趣味で本って読まれたりされますか?

杉浦博:私はもうド理系で、現代文が苦手なので、本は嫌いなんですよね。眠くなっちゃって、睡眠薬みたいな感じで。

杉浦彩:(笑)。

杉浦博:普段読むのは、全然違う本です。ただ一方で、仕事じゃないとビジネス書とか健康書とか生活実用書を読まないので、それはそれで新たな発見があって、仕事っていうチャンスがなければ触れられない世界なので、それはそれで仕事中は楽しんでいます。一方で、自分はかろうじて好きな本って言うと、サブカル系なんですよ。「樹海に行ったら本当に迷うか」みたいなやつだとか、「ホームレスに取材する」とか、そういうちょっとグロいものっていうか……。昔、「クレイジージャーニー」っていう番組がやっていたんですよ。危険地帯とか、結構好きで。なので、著者で言えば村田らむさんとか、丸山ゴンザレスさんとか。あとは、『完全自殺マニュアル』が好きで、この世界に来たんですけど。

今井:そうだったんですか!

杉浦博:こういう、世間にセンセーショナルを与えるような本を作りたいなみたいなのがあったりもするので、サブカルコーナーの中でもそういうちょっとドクロマークが似合うようなやつが割と好きなんです。あとは旅行が好きなので、ガイドブックを読んだり。あとは雑学が好きなんで、よくコンビニで500円とかで打っている藁半紙のなんとか百科みたいな。あんまりインテリっぽくない本ばっかり、時間があるときは読んでいます。

今井:そういったものの集積が、今のいろんな雑学と言うか、バックグラウンドが豊かな杉浦さんができ上がっていく素になっていくんじゃないかな、なんて感じました。

杉浦博:すごくきれいにまとめてくれて、ありがとうございます。

最近の担当書籍

今井:ちなみに最近、杉浦さんが手掛けた本などありましたら、ぜひ教えていただいてもよろしいでしょうか。

杉浦博:そうですね。じゃあ、2冊。1冊はもう(2021年)12月20日ぐらいに発売しましたが、『ふやすミニマリスト』っていう本がありまして、これは空っぽの部屋に、1日1個ずつ物を取り入れて生活したらどうなったかっていうのを100日間でやっている本です。
ただ水道とか、最低限死なないインフラは完備しているんですよ。食糧とか。っていうのを追って、そのレポートと、それを通じて気づいた100個のこと。生活だとか、収納とか、生きるとはなんぞやみたいなところで気づいた100個のことなんですよ。こちらは元々、noteですごく人気があったものを書籍化して。2100いいねが付いたという。

杉浦彩:すごい!

杉浦博:それを書籍化したものがあります。で、だんだん明らかにしようかなって思っている、もう1個が、次に発売する1番新しい金運の本です。

今井:金運!

杉浦博:ええ。スピリチュアルは初めてやるんですけど、こちらはちょっとここで言っちゃうと、2つ、わかりやすい特徴があって、1個は漫画を使っています。漫画を使ってわかりやすく説いているっていう本は類書ではありませんでした。もう1個が、この先5年間の行動リストを付けています。「この日はこれをやりましょう」っていうのを5年分付けています。で、これも類書ではなかったので、自分としては結構楽しいかなと。

今井:地に足のついたスピリチュアルな金運アップな感じになりそうですね。

杉浦博:お金欲しいですよね、みんな。

今井:(笑)。

杉浦博:これが、2月発売予定ですね。5年分のリストが2022年の4月から始まっています。新年度からっていう感じで

杉浦彩:すごくおもしろそうですね。SNSを見て、『ふやすミニマリスト』はちょっと気になっていました。

杉浦博:ありがとうございます。

杉浦彩:写真もきれいな感じじゃないですか?

杉浦博:そうですね。体験している方が30代前半年ぐらいの元々タレントをやっていた、藤岡みなみさんという、サンミュージックに所属されていた方なんですけど、彼女は写真を撮るのもうまくて、自分で撮っているんですよ。

杉浦彩:そうなんですね。

今井:ご自身で撮っているんですね!

杉浦博:一眼レフのミラーレスを使って。

杉浦彩:へー。見るにもいいなあなんて思って。ビジュアルが美しかったので。ぜひ皆さん、好評発売中です。

今井:はい。こちらにもリンクを貼っておきますので、ぜひご覧いただけたらと思います。

書影画像をクリックすると、Amazonページに飛びます。

杉浦博:ありがとうございます。

今井:では最後に、杉浦さんの方からリスナーのみなさんにメッセージをお願いしてもよろしいでしょうか?

杉浦博:そうですね。こちらを聞かれている方って、本を出したい方が多いんですかね? どういう方が多いのか?

今井:最近のリサーチによると、結構女性の方が多いようです。今は会社員だけど副業していたり、もしくは独立されている個人事業者の方も、若干割合が多めです。

杉浦博:じゃあ、本を出したいって方が割と多いっていう解釈でいいんですかね? 個人事業主も自己ブランディングとか、新規のお客さんを掴むためにっていう。

今井:はい。

杉浦博:そうすると、特にそんなに新しいことはないんですが、ちょっと汚い言葉をいっぱい使っちゃって、すみませんでしたっていうのと(笑)。でもこれは全部本音でございまして、編集者ってみんなすごく温和でいい方ばっかりなので、遠慮なくストレートに汚い言葉で言うと、私が言ったことっていうのは、たぶん多くの編集者が思っているかなと思うので、そこをなるべく1個1個、実行に移していただければ、私に限らず、多くの出版社で本を出す道は大きく開かれるかなと思っております。
でも、これは実用書だけに当てはまるかもしれません。あと、女性が多いってことなんですけど、老若男女関係ないと思いますが、そういうふうな企画がありましたら、いい企画はむしろ地の果てまでこっちは追いかけますので、そういった出会いがあることを願ってやみません。私のグダグダな話を聞いていただきまして、どうもありがとうございました。

今井:ありがとうございました。「毎年10万部出す編集者さんが考えていること」いうことで、Voicyのリスナーの皆さんも参考にしていただけたらなと思います。

杉浦彩:我こそはという方はぜひ、かんき出版の杉浦さんに企画を持ち込んでいただいて。

今井:はい。本日も素敵なお話をどうもありがとうございました。

杉浦博:ありがとうございました。

杉浦彩:ありがとうございました。

(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)


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