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副業すると必ず立ちはだかる、10の問題と解決法

こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。

副業を始めると、始める前には思いも寄らなかったようなさまざまな問題が次から次へと出てくるものです。その問題と解決法を、始める前に知っておくだけでも安心ですよね。

今まで3000人以上の副業をコンサルタント、サポートをしてきた副業経営コンサルタントの小椋翔さんは、好評新刊『最短で最高の結果を出す 副業バイブル』の中で、「副業すると出てくる問題解決10の方法」について解説しています。

今回は、同書の中から該当箇所を一部抜粋・編集してご紹介します。

ビジネスの問題は、基本的に○○で解決できる

 ここでは、副業すると出てくる問題をスパッと解決するための10の方法をご紹介したいと思います。
 その前に、ビジネス上の問題を解決するということについて、基本中の基本を明らかにしておきます。それは何かというと、ビジネスの問題はすべてお金で解決できる、ということです。
 私生活においては、お金で解決できない問題はたくさんあります。恋愛とか、親子の情の問題とか、そういったことはお金で必ずしも解決できるわけではありません。ところが、ビジネスというものはお金が動いて成立するものですから、すべての問題をお金で解決することができるのです。
 従業員が足りないなら新しく雇えばいいし、法律上の問題が発生したら弁護士を雇えば良いわけです。まずは、ここをきちんと押さえておきましょう。
 それでは、10の問題解決方法に行きます。

①自分のお金でビジネスをしない

 自分のお金でビジネスをしないということは、銀行から融資してもらったり、人から投資してもらったりしてビジネスをしなさいということです。
 なぜそのほうがいいのかというと、自分のお金でやるとなると人によっては責任感が非常に薄くなってしまうからです。
 他人のお金を使ってビジネスをしているほうが、身も心も引き締まって責任感のある経営ができるという人は多いのです。
 それとは逆に、自分のお金だとどうしても大胆なことができないという真逆の考えの人もいます。自分のお金おしさで、勝負できなくなるわけです。
 そういう人も、他人にお金を出してもらってビジネスすることで、そういった制限のない状態でビジネスをすることができるようになりますし、そもそもビジネス上の問題はすべてお金で解決できるわけですから、問題が出てきたら他人にお金を出してもらうということを当たり前にしておくほうが、いちいち問題が発生するたびに「どうしよう」と頭を抱えずに済みます。

②欠乏マインドではなく、豊かさマインドを持つ

 あるものが「ない」という意識を持って生きているよりも、それが「ある」んだ、それも「豊かにある」んだと思って生きているほうが、物事は上手くいきやすいのです。なぜなら、そのほうが心に余裕ができ、視野も広くなるからです。
 お金がない、時間がない、人間関係も良くない、健康状態も悪い、と思っていると、自然と心の余裕がなくなって、クレーム対応などでも相手の機嫌を損ねてしまったり、商談においてもミスをしてしまったりするものです。
 自分はもうすでに豊かなのだ、すべて揃っているのだと思って生きているほうが、心に余裕ができて、ビジネスの現場でも正しい振る舞いができるものなのです。

③競争マインドではなく、協力マインドを持つ

 他人と競い合って、あの人よりも好成績を取りたい、あの人を出し抜いてやりたいとか、そういった考え方はもう現代では通用しなくなってきました。
 昔はそういう時代もあったかもしれませんが、現代は、むしろ「協力し合う」時代になってきています。スタンドプレー、個人プレーで会社の業績を上げられる時代はもう終わっているのです。しかも、現在はコロナ禍の最中ですから、なおさら協力マインドが求められています。

④完璧主義ではなく、完了主義

 これはすでにお話ししましたので(注:書籍内で)、詳しくは語りませんが、日本人に多い完璧主義者は、現代のビジネスのスピードについていけません。
 完璧主義を捨てて、物事を期日通りにきっちり完了させる、というスタイルで仕事をするほうが、問題も解決しやすくなります。
 逆に完璧主義は、要求が多くなるため、そのぶん問題を増やしてしまいがちです。

⑤何を増やすかではなく、何を減らすかで考える

 事務所がどんどん大きくなって固定費も上がり、ビジネスを拡大するためにあらゆるものを次から次へと増やしていく……。もちろん、大手企業ならこのやり方、つまりいろいろなものを増やすことによって、売上も増やそうとするやり方は絶対的に正しい方法だったかもしれません。
 でも、あくまでも「だった」であって、今では大手でさえも生き残れるかどうかが不透明な時代ですから、「何を減らすか」にシフトしてきました。
 消費者の傾向としても、ミニマリストという存在がフォーカスされているように、何でもかんでも欲しがるのではなくて、本当に欲しいものだけを持つ、という傾向が強くなってきていますから、あなたのビジネスもその傾向に合わせて商品開発をしなければ、生き残れない時代になってきているということです。
 何を減らすか、何を優先し、何に集中するべきなのかを考えることで、問題解決の糸口が見えてくることがあります。

⑥深刻になりすぎないこと

 ビジネスをやっていると問題が次から次へと現れるのは当たり前、日常茶飯事です。ですから、1つ1つの問題を深刻に受け止めすぎないことが大切。かくいう私も昔はそういうタイプだったのですが、深刻になりすぎてしまうと、たいていビジネスは上手くいかなくなります。
 もっと軽やかな気持ちで、物事に対処していかないといけません。深刻に受け止めすぎないように、常に心がけておきましょう。

⑦リストさえあれば、方向転換できる

 リストというのは、「顧客リスト」のこと。あなたのことを知っていて、あなたの商品やサービスの価値を知っている人々のリストさえあれば、もしあなたがビジネスの方向を転換したとしても、きちんと買い手がついてくれます。
 仮に、時代の変化を見越してあなたが大胆な方針転換をしても、最初からお客様がゼロということにはならず、リストに載っている人たちにきちんと説明すれば、新しい商品やサービスにも理解を示してくれるはずです。
 リストを持っていれば、何かの問題が出てきたときでも、突然お客様がいなくなるということはありませんから、そういう人は生き残る力が強いわけです。

⑧固定費をとにかくかけない

 これからの時代、固定費=リスクという認識を持つことが重要です。本当に先の読めない時代になってきていますから、固定費が多ければ多いほど、それはリスクになります。「10年後もこのビジネスは伸びる!」と確信して、大きな固定費をかけても、本当にそれが10年続くのかは未知数です。できるだけ固定費をかけずにできるビジネスのほうがフットワークは軽くなりますし、リスクが少ないので状況の変化に即時に対応でき、方向転換もしやすいわけです。

⑨契約書を交わす

 これをおろそかにしている人がかなり多いのですが、相手を守るためにも自分を守るためにも、取引先と契約書をきちんと交わしましょう。そのほうがビジネス上の問題が起こる前に未然に回避することができます。

⑩自分を安売りしない

 自分を安売りするから、いろいろなものを背負わなければならなくなって、クレームを言ってくる人も増えるのです。
 そもそも自分にかなりの投資をして、学んできて、自信を持ってビジネスをするならば、安売りをしてはいけません。
 むしろ、安売りをしないほうが、お客様の満足につながったりもするのです。
 これまで頑張ってきたという自覚があるのなら、なおさら安売りはやめてください。そのほうがお客様のためにもなるのだという意識を持っていただきたいと思います。

 ビジネスをやっていく中で問題が起きたら、この10の問題解決方法に立ち帰ってみてください。

今回ご紹介した、副業経営コンサルタントの小椋翔さんの新刊『最短で最高の結果を出す副業バイブル』では、

【主要目次】
第1章 副業で成功する人と、しない人との圧倒的な違い
第2章 これからの時代を生き抜くための副業
第3章 副業0日でも簡単に利益を出す方法
第4章 あり得ないことをすればあり得ないほどお客様が来る
第5章 実際に年間1億円売り上げた話
第6章 ブランディングって何?
第7章 リピートしたくなる消費者心理
第8章 副業0日でも一瞬で売り上げられる副業入門テクニック

著者の小椋さん自身が培ってきた経験や知識、知恵、今まで3000人以上を救ってきたコンサル経験から導き出した、副業を成功に導く上で絶対に外せない思考法&実践法の重要エッセンスを凝縮した1冊となっています。興味のある方はチェックしてみてください。


〈著者プロフィール〉
小椋 翔(おぐら・しょう)

副業経営コンサルタント。株式会社コトノ葉代表取締役。現在3社経営。1983年、大阪府八尾市生まれ。わが子を撮影するために購入した3万円のカメラ1台で、そのまま写真館をオープンし、その後に出張撮影を開始。全国どこにでも出張する撮影サービスとして好評を呼ぶ。そこからフィットネスクラブ、飲食店を開業し従業員を多いときに30人以上まで増やす。2017年、カメラマンを育成する「カメラマン全力授業」を全国で開始。たちまち人気講座となり、受講生の中には月に100万円以上を稼ぐカメラマンも多数輩出。また、経営コンサルタントとして、3000人以上に経営コンサルを実施。ごく普通の主婦から、年商80億の社長までコンサルし、受講生は、ネット物販販売、パーソナルトレーナー、ヨガ講師、サロン系(カウンセラー、美容系)、教育系セミナー講師(オフライン、リアルとも)など多岐にわたり、その再現性の高いノウハウは高評を得ている。著書に『副業するならカメラマン』(フォレスト出版)がある。

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