連載④ 名前だけは知っておきたいプログラミング言語
「プログラミングとはなにか」「プログラミングをビジネスパーソンが学ぶ意義とはなにか」からスタートした本連載。
前回は「プログラミングの構造」という少しややこしい話に入りましたが、今回はいよいよ実際のプログラミング言語の特徴をそれぞれみていきます。
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名前だけは知っておきたいプログラミング言語
この章の2項で、プログラミング言語には種類があって、用途も使い勝手も異なると書きました。社内でエンジニアと会話したり、取引先と会話したりしていると、プログラミング言語の名前がチラッチラッと出てくることもあるでしょう。
そういうときに、ただの記号としてプログラミング言語の名前を聞くのと、どんな性質のものかを知っているのとでは大違いです。「Javaですか?ハハハハ…」とならないように、主要なものについて、ここで最低限の性質はつかんでおきましょう。
以降、流行や人気、需要の高さといったところを踏まえながら順番に紹介していきます。
●Python
Python(パイソン)は、グイド・ヴァン・ロッサムという人によって1991年に最初のバージョンがリリースされました。Pythonといえば人工知能というイメージが強いのですが、リリースはJavaより古い、歴史のあるプログラミング言語です。
昨今のトレンド言語となりつつあるPythonについては、6章で改めて取り上げます。
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