あなたの大切な人に贈ってほしい本。

先日、久しぶりに原宿の韓国の屋台を模したフードコートに行ってみたら、「イカゲーム」のお店がありました。店員さんがあの扮装をしているのですが、ちょっと怖かったです。

「イカゲーム」、世界的にヒットしているようで、ＢＴＳもＬＡ公演でメンバーたちが「イカゲーム」にちなんだコスプレをしていました。私はお正月の三が日に一気見したのですが、正直そこまで、、、という感じでした。「賢い医師生活」を激しく推しますね。（ジャンルが違うので比べるのもおかしいのかもしれませんが・・・）

ヨンさま率いる第一次韓流ブームの頃、「イカゲーム」で主演を務めるイ・ジョンジェが好きだったのですが、「イカゲーム」では終始ジャージ姿でしたし、髪も伸びてて役所広司さんに見えてしまいました。ただ、やはり韓国の俳優陣は演技がすごいですね！　脱北者の女性を演じたチョン・ホヨンもニューカマーといった感じで気になります。ちなみにイ・ジョンジェは、韓国人の知人いわく、いい歳のとり方をしているそうです。

韓国ドラマといえば、「愛の不時着」のソン・イェジンが主演で、２月から「３９歳」というドラマがNetflixで始まるそう。４０代を目前に控えた親友３人組の友情と恋愛、そして人生を描くヒューマンドラマ、ということで、「２９歳のクリスマス」的なドラマなのかなと思うのですが、「賢い医師生活」の紅一点、チョン・ミドも出演するそうなので、これは見なければ！　ソン・イェジンはリアルに先日４０歳になったばかりですし、チョン・ミドも今年４０歳になるそうなので、そのへんも楽しみですね～。

さて、このように、すっかり私たちの生活に浸透している韓国のＰＯＰカルチャー。出版界でも、『私は私のままで生きることにした』『花を見るように君を見る』『大丈夫じゃないのに、大丈夫なふりをした』など、韓国の書籍が続々ベストセラーになっています。

なかでもひと際人気なのが、“感性エッセイ”と言われるジャンル。女性的でそっとやさしく寄り添ってくれるような、また、いまどきの感覚で社会を捉えなおしているような内容・・・というところでしょうか。

韓国で５０万部突破した“感性エッセイ”

実は、今回、“感性エッセイ”の元祖であり、韓国国内で５０万部を突破した書籍がリニューアルして日本初上陸！　フォレスト出版から満を持して刊行されました。

タイトルは『君に伝えたいこと。』。刊行当時、ＳＥＶＥＮＴＥＥＮのウジくんが、韓国の音楽番組「ミュージックバンク」で紹介して話題に。

#SEVENTEEN 의 #우지 군이 지난주 뮤직뱅크 때 들고 나온 책! 기억하시나요?
뙇 보니 <너에게 하고 싶은 말>!! 우지 군이 들고 나왔다고 하니 공유를 아니할수가ㅎㅎ#세븐틴 #세븐틴_예쁘다 pic.twitter.com/cn7w43wa0v

— 쌤앤파커스 (@samnparkers) May 25, 2016

ウジくんといえば、先月開催された「2021 Asia Artist Awards」でベストプロデューサー賞を受賞していました。また、先日リリースされたソロ曲がカッコよくて驚きました！

ＳＥＶＥＮＴＥＥＮの小柄な大黒柱、と言われているそうで、見た目も役割もＢＴＳのＳＵＧＡっぽいかんじ？

そんな多彩なウジくんがオススメする『君に伝えたいこと。』。ＣＡＲＡＴのみなさんにぜひ読んでいただきたいです！（ＣＡＲＡＴとはＳＥＶＥＮＴＥＥＮのファンのこと）

また、２ＰＭのテギョンがイベントでこの本を朗読したことがあるのだとか。映像も残っています。

著者のキム・スミンさんはもともとピアニストを目指し、ピアノを専攻していましたが、夢破れ、ＳＮＳに文章を投稿するようになります。おもに、恋愛や友情、別れ、夢などについてつづり、そのうち、フォロワーから悩み相談を受けるようなり、話題に。そうして書き溜めたものをまとめて書籍にしたのが、２０１５年に刊行された『너에게 하고 싶은 말（君に伝えたいこと）』です。韓国国内で５０万部を突破し、大ベストセラーとなりました。

時を経て２０２１年。刊行から約５年の間に、コロナなど、社会情勢に大きな変化がありましたが、そうした情勢を踏まえて、『너에게 하고 싶은 말（君に伝えたいこと）』がリニューアルした形で再び韓国で刊行されました。

あえて原文の韓国語を残し、ギフトにもぴったりの仕様に

近年、英語のテキストと同じくらい、韓国語学習のテキストを店頭で見ることができます。（私の友達も、ＢＴＳにハマってハングル検定を受けていました）このように、韓国語学習者が増えていることから、日本語版では、あえて原文の韓国語を一部残し、日本語訳と併記しました。どう訳出されているのか、プロの翻訳者のセンスを味わってみていただきたいです。

また、『君に伝えたいこと。』というタイトルに合わせて、大切な人にこの本を贈ってほしいという思いから、巻頭にメッセージを書き込めるスペースも用意しました。まだまだ寒さが厳しいですが、そろそろ別れと出会いの季節がやってきます。あなたが大切に思う人に、ぜひこの本をプレゼントしていただけたらと思います。

▼韓国関連の記事はこちら

（編集部　杉浦）