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【フォレスト出版チャンネル#89】ゲスト/編集者|社外秘レベルの話を連発!? ワニブックス編集長インタビュー

このnoteは2021年3月18日配信のVoicyの音源「フォレスト出版チャンネル|知恵の木を植えるラジオ」の内容をもとに作成したものです。

「新書」とは何か?

渡部:フォレスト出版チャンネルパーソナリティの渡部洋平です。今日は編集部の森上さんとともにお届けしていきたいと思います。森上さん、よろしくお願いします。
 
森上:よろしくお願いします。
 
渡部:今日も素敵なスペシャルゲストに来ていただいておりますが、今日はフォレスト出版ではなく他の出版社の編集者がゲストに来てくださっているんですよね?
 
森上:そうなんですよ。うちもこのチャンネルを立ち上げるときのコンセプトとして、「自社の情報に留まらず、出版社の枠を越えて」ということで、Voicyリスナーの皆さんに「出版業界を知っていただいて、少しでも業界盛り上げていければ」がコンセプトにありました。今日は、私も同業者としてリスペクトしている方にダメ元でお声掛けしたら快諾していただきました。すごくうれしいですね。
 
渡部:そんなゲストとして、ワニブックス新書編集部・編集長の内田克弥(うちだ・かつや)さんにお越しいただきました。内田さん、今日はよろしくお願いいたします。

内田:よろしくお願いいたします。
 
渡部:早速なんですけど、いつもの流れだと自己紹介なんですけども、1つお伺いしたいことがあって、森上さんは編集部の編集長ですよね? 内田さんは新書編集部ということなんですけれども、新書っていうのは何なんですか? 僕もあまりわからなかったので、リスナーの方ももしかしたらわからないかなと思ったのですが。
 
内田:なるほど。私も(新書の)明確な定義というのはあれなのですが、元々新幹線でかつて東京・大阪間で2~3時間かかるなか、その2~3時間の間に1冊読めるくらいの教養を得られるというようなテーマで始まったような感じだった気がするんですが(笑)。

森上:確か、そうですよね。岩波新書が一番始めですかね?
 
内田:はい。始めですよね?
 
渡部:すみません。自己紹介の前にいきなり変な話を振ってしまって……。
 
内田:いえいえいえ!!
 
渡部:すごく勉強になりました。全然知らなかったです。フォレスト出版でも新書レーベル(レーベル名:フォレスト2545新書)を出していますけど、「なんでちっちゃいんだろう」って思ってました(笑)。
 
森上:うち(の新書)は、1冊あたり基本的に本体価格900円で他の新書より高めなんですけど、ワニブックスさんの新書の価格帯ってどれくらいですか?
 
内田:でも、普通のページ数で850円ですとか。
 
森上:そんなもんなんですね。
 
内田:そうですね。どんどん上がってきて870円とか。
 
森上:そうなんですね。岩波さんはちょっと高めだったけど、他の出版社さんの新書は結構安かったですもんね。600円とか。
 
内田:そうですね。680円ですとか、100円近く差がつくくらいの。
 
森上:そうでしたよね。今の話の流れでお伺いしたいのですが、新書のレーベル名ってあるんですよね?
 
内田:はい。あります。「ワニブックスPLUS新書」というレーベル名で、一応関連会社で、新書専門というか、新書を出す「ワニプラス」という会社はあるんですけれども、そことは別のワニブックスの新書の担当と言うことで私がなっているという。
 
森上:そうなんですか。うちの新書のレーベル名が「フォレスト2545新書」というもの。
 
内田:はい、はい、はい。ピンクの……。
 
森上:実は、名付け親がいるんですよね。
 
渡部:そうなんですよ。実はこの「2545新書」って、一応名目上僕が名付けたことに。
 
内田:そうなんですか! えー!すごい!
 
渡部:そうなんです。いろんな経緯があるんですが、社内コンペがありまして、私の案が採用されたということになります。
 
森上:だから、編集部の人間じゃない人が付けたんだよね。
 
渡部:「25歳から45歳の方に届け」という(意味)。
 
内田:そうですよね。いやいや、すごい! まさにターゲットですもんね、新書の。
 
森上:自己紹介の前に新書話で盛り上がっちゃったんですけど。
 
内田:いやいやいや、素晴らしい。

あなたもきっと知っている! あの本この本も、ワニブックス

渡部:全然違う話題をぶっこんでしまいましたが、今日はそんなワニブックス新書編集部から編集長の改めまして、内田克弥さんに来ていただいておりますけれども、まさに新幹線で行って帰って来る間に得られるような情報を今日はこの十数分で得ていただきたいなと思います。
 
森上:内田さんだったら大丈夫。
 
内田:いや~……。
 
渡部:早速ですが、内田さんから簡単な自己紹介をお願いできますでしょうか?
 
内田:はい。私はワニブックスという、今、創業42年目の出版社で編集として働いております。まずワニブックスという会社なんですけども、元々芸能事務所さんとのお付き合いが深い会社で、写真集ですとか、アイドルや俳優さんの雑誌を中心にエンタメ系ですとか、女性実用から政治系まで幅広く出版している会社であります。かつては、ご存知かと思うんですけど、水着の代わりに貝殻を使った表紙で話題になった武田久美子さんの写真集ですとか、

映画化もされた『ホームレス中学生』(現:幻冬舎文庫)などが話題になった会社で、最近では元々の芸能系はもとより、女性実用の美人開花シリーズを始め、各企業の主力の商品とコラボレーションして、今累計100万部を突破しているミニCookシリーズですとか、ちょっと前ですけど、ミニマリストという言葉が流行語大賞にもノミネートされた佐々木典士さんのミニマリスト本などが最近話題の本であります。私自身はそれ以外と言いますか、先ほどお伝えした新書を中心にエンタメ系の書籍を作っている状況です。
 
森上・渡部:ありがとうございます。
 
森上:芸能事務所さん系の写真集とかもつくったことあるんでしたっけ?
 
内田:いえ。男の憧れの女性写真集をつくってみたいとは思うんですけど、私は部署が全然違い、分かれているので。
 
森上:そうか。その経験は残念ながらないということですね。
 
内田:残念ながらと言うか、ないと言う(笑)。
 
森上:そうか(笑)。完全に分かれているんですね? 分業されているというか。
 
内田:はい。部署ごとで分かれてしまっているので。
 
森上:なるほど、なるほど。でも、すごいですね。100万部累計ミニCookとか、ミニマリストとか。著者の方は社員の方でしたっけ?
 
内田:そうなんです。元々、佐々木典士さんと言う社員で、それこそ写真集などを作っていた者なんですけれども。

森上:辞められてから、本をお書きになられた? 在職中に本をお書きになった?
 
内田:これは、(佐々木さんが)在職中に元々ミニマリストをテーマにしたブログをやっていて人気だったようなんですけれども。在職中に、社内会議を通して出して、あれよあれよと言う間に、スターになっていったという。
 
森上:あれは、どのくらいいきました? 結構いきましたよね?
 
内田:ああ。今手元にない。ちょっと入れてくれば良かったですが、もうかなりいきましたよね。20万とか。
 
森上:そうですよね。20~30万部いってるでしょうね。
 
内田:世界でも20カ国以上くらいで訳されているような話を。
 
森上:え! すごいすごい! 社員から著者さんが生まれちゃうという会社という。
 
渡部:なるほど。じゃあ、次は内田さんが。
 
森上:内田さんが。
 
内田:(笑)。何もテーマはないでございます。挙動不審のテーマで。
 
森上・渡部:(笑)。
 
渡部:ここまで話していて、森上さんと内田さんは大変仲がいいのかなっていう感じを受けているんですけども、お二人はどういう経緯でお知り合いになったんですか?
 
森上:そうですね。僕からお伝えすると、ひと言で言うと、一人の著者さんが同じ担当の著者さんで、櫻井弘先生の会ですよね。
 
内田:はい。そうですね。
 
森上:話し方の第一人者の櫻井弘先生の担当編集者を集める会みたいな。
 
渡部:そういうイベントがあるんですね。
 
森上:そうなんですよ。最近はコロナであれですけど、行ったり行かなかったりとかもあったりするんですけど。そこで最初に会ったのが、6~7年前でしたっけね。
 
内田:そうですね。もうそのくらいになりますね。
 
森上:そうですよね。そこからのお付き合いで、いろいろとお世話なっているんです。情報交換をさせていただいて。
 
内田:いやー、こちらこそです。

ワニブックスの企画の決め方、内田流企画の立て方

渡部:内田さんは数々のベストセラーを出されているということで、ワニブックスのエース編集者ということなんですけれども(笑)。すみません。今、笑うところじゃなかった。
 
内田:いえ(笑)。とんでもない誤解がありますが、でもありがたいです。
 
渡部:エース編集者ということで、そんな内田さんに編集された代表作をいくつか教えてもらいたいと思います。
 
内田:どうもありがとうございます。代表作と言いますか、素晴らしい著者の方々とお仕事をさせていただいて、どれも代表作と言いたいところなんですけども、最近で言えばこの後、ご紹介させていただく『世界のニュースを日本人は何も知らない』という新書であったり、『むずかしすぎる まちがいさがし』という書籍、それこそ元御社にも所属されていた編集者、森下裕士さんに編集いただいたちょっと長いタイトルなんですけども、『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』というビジネスを担当したりしております。
 
森上:これは、いずれも10万部、20万部、30万部の世界で(売れてますよね)!
 
渡部:すばららしいですね。最後の読まないと。語彙力が少ないままパーソナリティやってますからね。
 
森上:(笑)。
 
内田:いや。そんなことは。
 
渡部:もう「すごい、すごい」しか言ってないです。
 
森上:(笑)。「語彙力がないままパーソナリティになってしまったあなたへ」みたいな。
 
内田:コアな内容の本になりますね(笑)。
 
渡部:すみません(笑)。ここからは森上さんにバトンタッチして、ワニブックスさんのことであったり、編集者である内田さんのお話について掘り下げていただきたいと思います。では、編集者対編集者対談というような感じで進めていただきたいと思うので、お願いします。
 
森上:はい。早速ですが、内田さんとはお付き合いは長いのですが、ちゃんと聞いてなかったなと思ったんですけど、内田さんは新卒からワニブックスさんですか?
 
内田:いいえ。私は紆余曲折ありまして、大学卒業した後に放送作家の倉本美津留さんという方が主催していた塾に通っていて、「面白いことやりたい奴集まれ」っていうテーマの塾だったんですけど。そこで、エンターテイメントとは何かですとかを学んだ後に富裕層の方向けの通信販売の会社を経てワニブックスに入社という謎の経歴を。
 
森上:すごい! 今年で何年目になるんですか?
 
内田:12年目です。
 
森上:そうですか。大学卒業して、すぐに就職しないでその塾に行っていると。
 
内田:そうですね(笑)。だいぶカケな人生でありますけど、一回も新卒で就職せずに。
 
森上:そうなんですね。塾はどれぐらい通ったんですか?
 
内田:期間的には半年だったんですけど、有志の方で倉本さんと直接ではないですけど、お仕事させていただいたり。
 
森上:へー。改めてお聞きして、内田さんらしいなって言う感じなんですけど。今担当されている書籍のジャンルって新書は新書だと思うんですけど、具体的にどのようなジャンルと言うか、得意ジャンルはあったりするんですか?
 
内田:新書はもちろん主に担当しているんですけど、年間の半分ぐらいは普通の書籍を担当していて、得意ジャンルというよりは幅広く、恋愛系から政治系まで担当しているという状況ではあります。
 
森上:うんうんうん。最近では児童書とかも出されてますよね?
 
内田:そうですね。「ワニのあそび知能本シリーズ」というのを立ち上げてですね。
 
森上:このシリーズが本当によく売れているんですよね。うちは絶対マネできないと思うんですけど。
 
渡部:100日ワニみたいな。
 
森上:『100日後に死ぬワニ』。それは違う(笑)。
 
内田:(笑)。なぜ取れなかったんだと話題になりましたけど。
 
森上・渡部:(笑)。
 
内田:社名で行けるかと思ったんですけど。
 
森上:なるほどね。お仕事としての興味で伺いたいんですけど、年間の担当点数ってどれくらいなんですか?
 
内田:はい。ここ最近は15冊強というところで。
 
森上:え! 年間15冊!?
 
内田:ちょっと多めな。全員が全員ではないんですけど。
 
森上:えー! 15冊! 1ヶ月に1冊以上じゃないですか。めちゃめちゃ大変ですね。
 
内田:なかなかハードな感じはありますが、いろいろ皆さんのお力添えいただいてなんとか。
 
森上:すごいなあ。これはすごいな。
 
渡部:ちなみに森上さんは年間どれくらいなんですか?
 
森上:うちは、僕も含めて全員年間9冊。まあ普通ですよね。9冊ぐらいがね。
 
内田:そうですね。9冊だと全身全霊込められるというイメージがありますよね。
 
森上:そうなんですよ。15冊は相当多いですよ。うちの編集者じゃこなせないと思うな。いや、これはすごいな。やっぱり点数だけじゃなく、ノルマもありそうですね。
 
内田:そうですね。数字的なノルマは各々あるんですけども。
 
森上:そこはやっぱり企業秘密と。
 
内田:モニョモニョと。万が一誰かに聞かれてしまっては、会社の席がなくなってしまうので……。
 
渡部:内田さんの回をワニブックスの社員の方が聞いてくれていたらうれしいですね。
 
森上:うれしいですね。あと、企画ってどうやって決めているんですか? 企画会議があったりとか?
 
内田:そうですね。週1回、企画会議を行なっています。
 
森上:週に1回? 15本つくらないといけないということは、すごいペースで本数を出すわけですか?
 
内田:そうですね。でも、1回の会議で2~3本ぐらいを目途に出すようなかたちでやっています。
 
森上:月間に2~3本刊行と考えて、週に1回の会議でしょ。だから、1回の会議で企画本数2本(提出)だと考えても企画本数月間8本以上(提出)でしょ。かなりのペースですよ。うちはその半分ですから。隔週で1人2本以上って感じなので、月に最低4本くらいなので。8本か~。結構だな。本作りながらですもんね、15冊を。
 
内田:そうですね。
 
森上:すごい! うちが全然働いてないみたいですね。
 
内田:いや。でもクオリティというか、当然御社のほうが高いので。
 
森上:いやいやいやいや。全然レベルが違う感じがしてきた。企画のネタなんていうのは、人からタイプかテーマからタイプかと言うと、内田さんはどっちタイプですか?
 
内田:私はほぼほぼ人から考えることが多いので、その著者さんと一緒ならどういう本が作れるかですとか、自分の能力を活かしてお手伝いできる著者さんはどの方かなというところで企画立案を主にしています。
 
森上:なるほどね。「人からタイプ」か「テーマからタイプ」かで言うと、僕も個人的は人からタイプなんですけれども、やっぱり著名な方ってなってくると、いろいろと制限されちゃいますもんね。もうすでに出てたりとかね。
 
内田:はい。やっぱり各社さん著名な方は欲しいというところですとか、企画もかぶったりというところです、とか。
 
森上:そうですよね。そうなっちゃいますよね。櫻井先生くらいになっちゃうと何でもやりたい放題というか。先生にそんなこと言っちゃっていいのかって……。
 
内田:櫻井先生は会話という範疇であれば、どんな企画でも受けていただける方なので、非常に業界的にはありがたい先生というか。
 
森上:だから、編集者もいろんな出版社からって感じですよね。

書籍タイトルは、どう考えている? どう決まる? 本の販促方法は?

森上:タイトルとかって、企画が通ってから本づくりの中でいろいろと考えていくわけじゃないですか? タイトルってどうやって考えていますか?
 
内田:昔は本当に直前になってどうしようってあたふたしたりしていたのですが、そうするとやっぱり作っている道中で軸がぶれてしまったりとか、そういう痛い目をたくさん見まして、今はもう企画書の段階からほぼほぼ固めつつ、あとはその企画の作業をするときはパソコンの左脇の隅にワードを開いておいて、ちょっとタイトルを思いついたら書く、ブラッシュアップは思いついたらどんどん打ち込むというように、24時間とは言わないまでも。
 
森上:なるほど。原稿を読みながらとか、編集作業をしながらタイトルを固めたりとか。結構見出しの付け方1つで、それがタイトルになったりとかする場合もあったりしますもんね?
 
内田:そうですね。取材をする中で本当にキラーワードというか、それをいただいて、それがタイトルになることもありますし。
 
森上:そうですよね。なるほどね。実際、タイトルの決定権とかっていうのはどんな感じなんですか? 担当が決める感じですか?
 
内田:基本的には担当に任されているところではあるんですが、確認をするときにちょっと弱めであったら相談して決めたりすることもあります。
 
森上:基本は担当編集が決めていくって感じで。著者と一緒に。
 
内田:そうですね。基本はそういうかたちで。
 
森上:なるほど。そういう意味では割と自由というか、自由か不自由かわからないですけど。
 
内田:はい。良くも悪くも。
 
森上:自由と責任はセットみたいなね。
 
内田:(笑)。そうですね。はい。
 
森上:ちなみにうちはタイトル会議は、営業と一緒にやっているんですけど、会社によっていろいろ違うということですね。本が出来上がって、今度は販促とかになってくると、販促で編集がやっていることってあったりしますか?
 
内田:主にはポップ、パネル作りであれば営業が中心なんですけど、一緒にどういうものにするか考えたりですとか、御社のVoicyでもありましたけど、一番本のことをわかっているのが担当編集なので、例えばこういうメディアに向いているというのを挙げて広報部と相談したり。
 
森上:なるほど。御社は広報部が別にあるんですよね?
 
内田:そうですね。芸能系でやってきたので広報部がないと回らないということもあるんですけど。
 
森上:そっか。そこは広報部としての機能っていうのは、歴史も長いですもんね。キャリアも長いというか。
 
内田:そうですね。各媒体さんとお付き合いを長くさせていただいているようなので。
 
森上:なるほどねー。それは確かに強いかも。ワニブックスさんの強みかもしれない、そこは。いろいろと駆け足で聞いてきて、やっぱり会社によって違うんだなと改めて感じてますね。
 
渡部:そうですね。
 
森上:渡部さん聞いていてどう?
 
渡部:僕は今日はすごい頷いていました。
 
森上:(笑)。
 
渡部:同じ会社でありながら、実は編集に対してそこまで詳しくないので……。
 
内田:でも、そうですよね。部署が違うと。
 
森上:しかも、勝手に公募で新書のレーベル名決めちゃうとか。
 
内田・渡部:(笑)
 
森上:僕が入社したときはすでに決まってましたけどね。その経緯は初めて知りました。
 
渡部:そうなんですか。じゃあ、今後は新書を企画する際はちょっと僕のことを……。
 
内田・森上:(笑)。

内田さんイチオシの1冊

渡部:だいぶ長くはなってきたんですけども、今日は社外秘レベルの貴重なお話までいろいろとお聞きできてとても勉強になりました。そんな内田さんからご担当された一押しの1冊、『世界のニュースを日本人は何も知らない2』という作品が出たそうなんですけれども。

 森上:前作は相当売れましたよね。あれの第2弾ということですよね?
 
内田:そうですね。
 
森上:前作何万部いったんですか?
 
内田:今、13万部。
 
森上:すばらしい! いやタイトルもすごいよかったんですよ。これ、内田さんが決めたっていうことですもんね?
 
内田:そうですね。タイトルは始めから先ほどお伝えしたずっとワードを左下において、24時間。
 
森上:なるほど。めちゃめちゃ面白かったんですけど、前作はいつぐらいに出たんでしたっけ?
 
内田:前作は2019年の8月だったような。違ってるかもしれませんが、そのぐらいでございます。
 
森上:そうですか。それで2作目が出たのが。
 
内田:2020年12月です。
 
森上:昨年末に出たと。これまた売れてるんだと思うんですけど、昨年末に出て、今どのくらいいってるんですか?
 
内田:今、2作目が7万部です。
 
森上:すばらしい! もうシリーズ20万部ですね。
 
内田:おかげさまで。
 
森上:すごいですね、これは。ちょっといろいろ聞きたいんですけども。
 
渡部:はい。明日もゲストとしてお越しいただけるということですので、こちらの本については、また明日詳しくお伺いしていきたいと思います。
 
森上:はい! ぜひいろいろお聞きしたいです。
 
渡部:『世界のニュースを日本人は何も知らない2―未曽有の危機の大狂乱 ―』。こちらについて、明日は編集担当の内田さんからより詳しくお話しいただきたいと思います。内田さん、森上さん、今日はありがとうございました。
 
内田・森上:ありがとうございました。
 
(書き起こし:フォレスト出版本部・冨田弘子)
 

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